「君は難題ばかり口にするのですねぇ」
[再び紡がれる願い>>3153に零すのはクスクスとした笑いとその言葉]
「世の中、望みの通り行かないことは君も承知でしょう?
私の手から離れ自由に奔るものが起こす行動に、私が関与出来る筈もありません。
つまりはそう言うことですよ」
[紡がれる言葉は制御出来ないと言うよりは、制御しないと言う意味合いが多分に含まれていたが、内容は事実そのもの]
「ただでさえ、この子は私の言うことをほとんど聞きませんからねぇ」
[造り手として悩ましいとも思える言葉は、そんな感情を微塵も含んでいなかった]
「この子の行動で世界が揺らぐとするならば、それもまた必然。
この世にたまたま、偶然などありはしません。
あるのは必然だけ。
それは世界が望み、導いたものなのですよ」
[動かぬネッドの頭に触れながら紡ぐのは、男が思う世の在り方]