[行動に移るか、否か。考えが纏まるより早く目の前の頭が動いた。零れ落ちそうでは決して無いけれど、睫毛に残る小さな雫][それを確かに認めると同時に、小さく紡がれた声][視界の中で伸ばされた手に、頭に乗せたままだった手を離す。そのまま伸ばされる手を絡め取って、自分の肩に押し付けるように引き寄せた]……大丈夫。ちゃんと、傍に居るよ。[もう片方の手で、目元に残る雫を拭おうと*]