流浪楽士 ユーリ

[小さな謝罪>>3554は届いていたけれど、それに返す余裕はないまま、消え入りそうに願い紡いで。

そ、と伸ばした手は、ほんの少しだけ残っていた不安から下しそうになったその矢先に、絡め取られた]

……っ……。

[引き寄せられて、距離が詰まる。
その時になってようやく、今の自分の状態──封じが解かれる事で、普段は抑えている女性的な特徴が現れている身体の事を思い出すけれど、そんな思考はすぐにどこかに飛んでいた]