もっとも……それで何かが知れるか否かは。あなた次第ですけれどね。[静かに告げつつ、銀の弦から旋律を織り成す。周囲を漂う紫の光、その煌めきが少しずつ強くなり、そして]……舞え、影月の音。[小さな声が紡ぐのと同時、紫の光は三日月を思わせる刃の形を織り成して。歌うような甲高い音を一つ引きつつ、真っ直ぐ、飛んだ。*]