[腕組みしながらの言葉には、知ってますよ、と軽く返す。
語られる言葉から、ある程度の識は得ているか、と把握しつつ。
放った影の月は、短剣の一閃に弾かれる。>>3925]
おやおや。好き嫌いを言っていると、大きくなれませんよ?
[得意じゃない、との言葉>>3926に、からかうような言の葉投げて。
放たれた炎は、敢えて、ぎりぎりの位置まで引き付けてから、避ける。
横に飛び退く動作にあわせ、白で括った髪がゆらり、流れた]
……それに、選り好みをする余裕など、あると思ってもらっても困りますねぇ……。
[言いながら、素早く弦を掻き鳴らす。紡がれる音色に呼応するように、空間に現れるのは紫の煌めき帯びた影の矢五本。
それは異なる軌道を描きつつ、相次いで小説家へと向けて、飛ぶ。*]