[琉璃の自宅から後に発見された日記、過去の時から何冊も書かれた日記。
小さい時から琉璃が人の殺し方を両親に教わっていたこと、
そして実際に実践もさせられていたことなどが書かれていた。
後に琉璃の自宅の地下室から行方不明者となっていた者の遺体が見つかることとなる。
そして日記にはさらに自分の一族が人ならざる魔に見入られた一族であること、
来るべき日のために存在することが書かれていた
が書かれていた。
日記は徐々に年を経るごとに、人の心と魔の心の狭間で苦悩する様子がかかれ、
二年前、両親が死んだ日の日記]
「史人、榛名ありがとう」
[ただその一文を最後に日記は白紙となっていた。
日記とともに未発表の歌が録音されたテープが見つかる。
その歌は、とらわれた籠の中さえずる鳥の歌、
歌の最後は籠から飛び立つ鳥の姿が歌われている…]