[ベルナルトの姿は見えずとも、アレクセイとの遣り取り>>*0>>*1を耳にすれば、彼が痛手を被ったことは想像できた。対峙していた相手はもうこの世には居ないのだろう、とも察せども]大丈夫、じゃないんだね。………本当に、無理しないでってば。[思わず自分からもそんなコエが零れてしまったが、命は取り留めたことに安堵を覚えた。それでも、彼の状態は案じられて――。それでも、この場で気に掛かっていることがある故に、彼の元に向かうことは無かった。]