解ってる――大丈夫。
あたしは無茶したりなんかしないよ、アレクセイ。
あたしにできること、ちゃんと見極めてやる心算。
[自分にも向けられたそのコエ>>*2に返すコエは、努めて確りとさせた声色。
その響きの中にある、直接言葉にされぬ思いも、漠然と察せられた。]
今、武器庫でサーシャさんとジラントさんと、鉢合わせてて――
って言っても、今の所は掛かって来られはしないと思うけど。
ちょっと気に掛かってることがあって、もうちょっとだけ。
[その場にとどまるつもりだと、けれど未だ「ヒント」のようなものは得られていないと。
その現状のみを、この時は話した。]
アレクセイもさ。
もしかしてってこともあるし――気を付けてね。
[リディヤの許に向かう彼に、見送るようにコエを一つ載せて。
それから再び、意識は目の前の男たちへと向かう。**]