本当に、あるんだね。紅い月。
[さっきまで、この『ゲーム』への嫌悪を示すコエ紡いでいたひと>>*24。
その彼が今告げるコエ>>*0には、笑みの色が感じ取れた。
彼に対するベルナルト>>*3からも、哂い声が聞こえてきた。]
本当に、はじまり、なんだね。
[メーフィエは笑わない。笑わないまま、けれどその『スタート』を受け入れるように、低く呟いて。
それから、幾許か置いて。]
考えてたんだけれど、あたし、やっぱり――…
仲間として、目を逸らしたりなんてのは、できないから。
ベルナルト。アレクセイ。
『ご挨拶』に行く時になったら、あたしも行くよ。
[「傍に」と。「頼ってくれていい」と。
ふたりからそれぞれに、そう言ってくれたこともあって。最終的に、そう意思を固めた。]