[アレクセイがリディヤの許に向かう際。
警戒はすれど、先に宣した通りついていく事はしなかった。
先に備えて体力を回復しなければ、という思いが強かったからというのもあるが。
何か、言葉にできないざわめきが歩き回るのを是とはしなかった。
はっきりしないそれに微かな苛立ちを覚えながら、時を過ごしていた折──その理由が、思わぬ形で伝えられた]
……ジラントの旦那が?
は……そーいうこと。
[メーフィエの切なるコエ>>*8に対し、零れたのは嘆息]
旦那が探してんのは、多分、俺だわ。
……理由はわからんけど、一緒に探検してるときに、なんか見られちまったみたいねぇ。
[告げる口調は、ごくあっけらかん、として。
危機感らしきものは、殆ど、ない。
問われるなら、地下墓地での一件を二人に伝えて]