[部屋に戻り、しばし取るのは休息。
『仲間』以外の者が寝静まるなり部屋に篭もるなりするまでは動く事はせず。
動く者の気配が感じられなくなった頃、そ、とコエを二人へ向けた]
……起きてるかーい。
そろそろ、『ご挨拶』しようと思うんで、上、行くよ。
[呼びかける口調は、やはり、軽い。
先に、行く時は、と呼びかけた時と変わらぬもの。
部屋を出て、上へと向かう前に立ち寄ったのは室内庭園。
程よく開いた真紅の一輪を手折り、左の手に携える]
あ、コレ?
やっぱ、手ぶらでご挨拶、ってのもなんだし。
[手にした一輪の意を問われたなら、返すのはこんな軽い一言]