[名を呼ぶコエ>>*16が聞こえてきたことに、小さく安堵の息を零した。キリルを喰らう旨に、「彼女」がアレクセイのところに来ているということに。階段下の方に視線向けたまま、姿見えぬコエの主へと。]判った、よ。くれぐれも、気を付けて。[それだけぽつりと返したのは、さらに心配が口から零れてしまわないようにしたため。それに、喰らわれる者に対する思いも、零れたりしないように、と。感情籠らないコエに対し、努めて淡々と、返した。]