ま、自分が死んでも、なーんていえるお人よしは早々いないだろうし、簡単に事は運ばないとは思うけどねぇ。
やるからには、勝ちを狙うのは、とーおぜん。
[笑み含む言葉>>*20に返す声音は軽いが、こもる意思は近しい、とは伝わるか。
伝わる意識に滲む矛盾>>*22、それは薄らと察しはすれど、指摘も咎めもしない。
状況を是とし、動くに躊躇いない自分が特異である、という自覚はあるし、刻まれた《ルール》に基づく自分たちの──『鬼』の役回りを思えば、躊躇うのも道理とは思うから。
それでも、どれだけ他が揺らいでも、青年自身は揺らぐ心算はない。
『人を喰らい殺す』という『役回り』。
それが何を意味するのか、認識はしていても。*]