それは違いますわ。
聞かなくて良い聲ではありません。
聞くべき聲なのです。
[返る聲>>*22に、微笑にも似た気配を載せて柔らかな聲を返す]
負担ではありませんので、ご心配なさらずに。
私は、人狼が否定されることを理不尽と思っています。
否定されてしまう者が居る世界が理不尽だと思っています。
その理不尽を正すことが出来れば良いのでしょうけれど…。
私にその力はありません。
その代わりに、私は否定せずに受け入ます。
[そう在るよう育てられてきたナターリエは、その在り方に疑問を持たない。
シスターになったのも、引き取られた孤児院が教会に附属した場所だったと言うだけだし、祈りもいつも人狼のために捧げられていた。
聲が聞こえることが、後天的に人狼の血を注がれ得たものとは終ぞ知らぬままだけれど]