任せてくれていい、なんて言ってくれて。
本当に、心強いよ。ベルナルト。
[彼の生業が何かなんてことは、わざわざ聞かなかった。
ただ、その「荒事」を負ってくれる、それだけのことでも彼から伝わってくれば、気遣われているような気は確かにしてきて。
変わらぬ調子で告げてきたその青年>>*19に向け、安堵とも申し訳なさともつかぬ色で零した。
同じ思いは、アレクセイ>>*22に対してもあった。]
そうね。無理はしないって、さっきも言ったものね――。
こんなあたしでも、一緒に、仲間でいていいのなら。
本当に……安心するから。
[前に告げられた意思>>*20も聞いていれば、彼の意識にどこかズレがあるようなのは感じ取れた。
けれど矛盾を抱いているのは、勝たなければと思いつつも結局「殺し切れない」ままの自分だってきっとそう。
だから、彼を咎めたりなんだりすることはしなかった。]