誰にも何もできない、なら相子だ。[続いた言葉には、聞かれなかったことへの返答ともなっただろう]ゲルダが一人になったとしても、それは悲しい、かな。『死神』に刈られた命は、花になるのなら。それを見届けて欲しい、とも思う。酷なことなのは、わかってる。[自分では絶対にと、その言葉があれば]信じている。[その後、首をかしげる様子に気付くことはできなかったが、疑問に思う雰囲気は感じることができ]少なくとも、こうして話したりできる間は、傍にいて欲しいときは、いることもできる。