そうだね、自分の命よりも大切な相手でもいない限りは、そうなるのかな?
[ボクにとってはどっちでも、相手のことがわからない限り判断のしようがないと思っていたり]
知らない人相手に、わざわざ自分の命危険にさらす気は、誰もないだろうしね。
[それだけは、わかる。
大切でなければ、知り合いや、身内ですら、争いあうことだってあるのだから。時には殺しあうことも、不思議ではないしね?]
彼女に次会えたときに、もっと話せばわかるかもね。
たとえボクのことを教えてもみんなのことは教えるつもりはないけどもね。
[それから、絵はヒビキを描き終えたところで、もう一枚の方の布をとる。
青い、背景の色によくなじむ絵の具を、絵筆につけて]
学長、別に恨みがあるわけじゃないけども。
ごめん、やっぱりちょっとあるかも。
[そうコエで呟きながら、絵筆をそこにつける直前止める]