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神学生 ウェンデルは傭兵 マテウスに投票を委任しています。
薬師 ゼルギウス は 傭兵 マテウス に投票した。
調理師 ゲルダ は 薬師 ゼルギウス に投票した。
傭兵 マテウス は 薬師 ゼルギウス に投票した。
神学生 ウェンデル は 薬師 ゼルギウス に投票した。
指物師 エーリッヒ は 薬師 ゼルギウス に投票した。
薬師 ゼルギウス に 4人が投票した。
傭兵 マテウス に 1人が投票した。
薬師 ゼルギウス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、神学生 ウェンデル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、調理師 ゲルダ、傭兵 マテウス、指物師 エーリッヒ の 3 名。
[ウェンデル。呟きは声にまではならない。
ただ朱花も散らされてゆくのを見ているだけの力しかない。
じっと、それを齎した相手を。
最後の人狼を睨む]
んふぁ…
…はぁ。
[心地好い気だるさを感じながら、わたしは二人の死体を前に待ってる。]
早く起きないかなー。
[振り上げられる爪。
止める事などは勿論、叶わず。
ウェンデルの側にいた、青の光は、どうしたか。
その姿は、揺らめいた白の光に遮られ、暗き翠には捉えきれず]
あばよっ、ウェン坊。
[振り下ろした爪はウェンデルの体を引き裂き、
崩れ落ちるウェンデルの体から噴出す血を浴び]
ふぅ…。
[恍惚とした表情で天井を見上げる。
少しの間、余韻にひたり、
ゆっくりとゲルダとエーリッヒの方に視線を向ける]
悪いな、俺は見てのとおり人狼だ。
[やさしく笑いかけ]
少し、話をしないか?
終わりは…しないか。
なら、全員殺せば終わる…そういうことだな…。
[心でつぶやく言葉、誰を殺すのかそれが脳裏に浮かび]
……さて。
最後の選択肢、だな。
[小さな呟き。
片の手は、未だ、震える赤の光の側に止めたまま]
……家主……エーリッヒ。
あんたは……死ぬなよ。
[零れたのは、小さな呟き]
傭兵 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
[からん。
力の抜けた掌から、ナイフが滑り落ちた。
緩く握った形の手の内には、聖銀が残るのみ]
……、 。
[浅い呼吸の音。
庇うように立つエーリッヒの背中越し。
兄と慕う人と、その傍らで崩れ落ちる、金と紅の色が見えた]
話?
[左手で握った銀の刃は僅かに震えていた。
右手からは細く紅が流れている]
……何。
[向けられる優しい笑みを睨んだまま、それでも聞き返した]
[絶望はあの時とうに味わった]
[今更彼の正体を知っても思うところは無かった]
[ただ、誰かに傍に居て欲しかった]
[一人は、嫌だった]
[銀の髪を散らし]
[身体を抱えるように蹲って闇を漂う]
[閉じられた瞳からは一筋の涙]
[ウェンデルが死に逝く際、微かに目を伏せ小さく祈りを。
神には祈らなかった。]
…お疲れ様。
[その使命に忠実に従って死んだ年下の幼馴染に、そんな言葉を告げた。]
[困惑するように地上を見詰めている」
わからん。何故だ?
[マテウスはゼルギウスを味方につけた。ゲルダをウェンデルに殺させて、エーリッヒを殺す。そうすればおそらくウェンデルとゼルギウスが力を合わせてマテウスを斃す、ということはなさそうに思えた。
そうすれば、彼は生き延びられた筈なのだ]
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