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[すっかり日が傾く頃には椅子に揺られて]
[小袋から陶器のピルケースを取り出し、中の桃色の飴を含む]
[舌で転がせば満足げに]
……あまり遅くなると厄介ね。
[ちりん]
[溜息の後、鈴の音に促されるように立ち上がり階段を下りていく]
おじ様ー、ごめんなさい。すっかりお世話になっちゃって。
すごく寝心地良くってこんな時間。また泊まりに来ちゃいますね。
あら、エリカはここで夕食なのね。こんばんは。
折角だからお邪魔しちゃおうかな。いいかしら?
[リエータにもこんばんは、と声をかけエリカの隣に腰掛ける]
[ちゃんと大人しくしているだろうか。途中で身震いされて水を飛ばされてしまうんじゃないか。そんな心配をしていたが、そんなことは全く無く。意外なほどにあっさりと洗えた]
………ぷっ、あはははは。
パトラッシュ違う生き物みたい。
[泡だらけになったパトラッシュを正面から見て思わず笑い出す。もこもことしたそれは本来の形を留めておらず、毛の部分を軽く引っ張って伸ばせば尖った形で形を留める。少しだけそれで遊んでから泡を水で流した]
わぁ…やっぱり綺麗な色。
お前こんな色してたんだね。
[全て洗い流して現れた姿を見て感嘆の声を漏らす。その色に目を細めながら用意しておいた大きめの布で毛の水分を取り始めた。布でわしわしとパトラッシュを擦る]
あ、リディア、こんばんはっ。
[声をかけられれば、いつものように笑顔で挨拶を返す。
黒猫もミルクの皿から顔を上げて、にぃ、と鳴きつつ尻尾をゆらりと振った]
うん、今日はここで御飯。
勿論、一緒でいいよー?
/中/
そろそろ、発言数から中身を推測されていそうな予感。
や、おなじみさんたちは、見てればとっくに気づいてるだろうけどねっ!(^ ^;
うん、オプション小動物とボクっ娘な時点で。
(おにゃのこはボクっ娘しかできないんだいorz)
それじゃあ、私もエリカと同じものを。
[マスターに笑顔で声をかけ、視線をエリカに戻す]
そういえば、あなたのお師匠様は元気?
[あの人のことだから…の後を飲み込んで]
……少しは上達したの?
[くす、と笑いながら]
[時刻はやがて夜に指しかかり、その時間になり、やっとシャロンが重い腰を上げて、部屋から出てきた。
―――太陽の光はただの害でしかない。
太陽が万物の恵みなんて言葉は嘘ということは、この身を持って知っている。
多少は、体中に衣服をまとわりつかせていることで、我慢できるが、それでも限度がある。
だから、シャロンが動き回る時間はもっぱら夜の時間にだけ限定されていた]
・・・さすがに、お腹すいたかも。
[トントンという階段を下りる音を響かせて、騒がしい宿屋の食堂の中へ入り込む]
[遊ばれている間は、きょとりとした瞳でディーノを見つめ。泡を流されタオルで包まれれば微かに、わふ、と声を上げた。
暫し大人しく拭かれていたが、一瞬手を離された隙にタオルを振り払い、ぶるると大きく身震いする。細かな水飛沫が辺りに飛んだ。
水を浴びた後はどうにもこうしないと落ち着かない。
そうしてそのままディーノに飛びついて、顔面をなめた。
もうすっかり懐いているようだ。]
[クローディアも一緒に食事しようと誘ってはみたが、なにやら、今は手が離せないということで、一人で食堂へと。
なるべく、端の方へと座って、マスターに簡単な食事を頼んだ]
野菜サラダ。
後、オレンジジュース。
・・・ん。いや。肉はいらない。
御師様?
元気だよー、元気も元気。
口うるさいのも、変わらないしね。
[くすり、と笑いながら頷く。
言い方は酷いが、それも育ての親であり、薬作りの師である人物を慕うが故のものであるのは周知の事か]
んー……軽い薬の処方なら、任せてもらえるくらいには。
でも、まだまだ、御師様には敵わないなあ。
[問いに答えつつ、浮かぶ笑みは苦笑めいていて]
リディアの方は? 絵の勉強、進んでるの?
―雑貨屋→宿屋―
こんばんは!
[扉を開けると中にいる人々に軽く挨拶をして]
マスター、頼まれてた奴、手に入れてきたわよ。
しかも青じゃなくて黒。褒めて?
[カウンターまで進むと袋から取り出した酒瓶を置き]
[ニヤリと笑みを交わす]
まずはエールを一杯といつものナッツを頂戴。
[聞き分けが良いなぁと上機嫌で拭いていたところで水飛沫が飛んでくる。まだ全部拭き終わっていないのに油断した結果だった]
つめたっ!
うわ〜、やっぱりやられ…たっ!?
[しょうがないなぁ、と苦笑したところで飛びつかれて尻餅をつく。周囲は洗い流した水により水浸し。ズボンが汚れるのは必須だった。尻にも冷たい感触を感じ、苦笑いが禁じえない]
あ〜あ、着替えて来なきゃ。
綺麗になって良かったな、パトラッシュ。
[それでも相手が嬉しそうな様子を見ると笑みが零れて。顔を舐めるパトラッシュの顔をわしわしと撫でる]
くすぐったいよパトラッシュ。
さ、先に中に戻っておいで。
僕はまだやることがあるから。
[石鹸を借りる約束の洗い物。それがまだ終わっていない。仕事を終わらせるべく立ち上がり、パトラッシュの頭を撫でながらそう告げた]
ん、まぁぼちぼちかな。
そうそう、村の外の話聞きたがってたでしょう?
今度いくつか見せてあげる。
[人に見せる程でもなんだけどね、とこちらも苦笑交じりに。
降りてきた女性に軽く頭を下げる。]
[挨拶の言葉で、横を向いてみると、そこには、昨日出会った少女エリカの姿。
ニコリと笑い、会釈を返す]
こんばんわ、エリカさん。
昨日はどうも有難う。一緒に集めてくれてとても助かったわ。
[そして、視線はそのまま、エリカと一緒にいる少女へと]
貴方も手伝ってくれて有難う。えーと・・・
[そこまで言って、まだこの少女の名前を聞いていないことに気づいた]
〔黙々と道具の手入れをしているうちに、物の輪郭が見難くなってきてふと顔を上げ…すっかり日が暮れたことに今更気づく。眉間をを揉み解しながら傍らの煙草に火をつける〕
〔紫煙を体中に行渡らせた後、ふぅ、とため息のようにそれをそっと外へ吐き出す。その仕草に昔の思い出が甦った〕
…煙草、止めろって散々言われてたっけな…。
〔懐かしそうに目を細めつつ、紫煙をくゆらす〕
[頭を撫でられ告げられて、その言葉を素直に聞き。
だがしかし、その場を立ち去ろうとしたディーノの後姿を構わず追いかけた。尻尾をゆらゆらと振りながら。
付き合うさ、とでもいうように。]
[やって来たフランにもこんばんはっ、と挨拶をして]
ほんとっ!?
わぁい、ありがとっ。
[外の話、という部分に特に反応したのか、普段から幼さを残した表情が、更に子供っぽい、無邪気ともいえるものに変わる。
楽しみにしてるね、と。告げる様子は先ほどの苦笑などけろりと忘れたように嬉しげなもの]
[頼んだ品を受け取れば]
[テーブル席の方を振り向いて]
リディちゃんもこんばんは。
やっぱりそっちが帰る方が先になったね。
そっちにお邪魔してもいい?
[二人が降りてきた人物に頭を下げるのを見れば]
こんばんは、旅人さん。
[こちらも小さく頭を下げた]
あ、いえ、お気になさらずにっ。
[シャロンの言葉に、ふるふる、と首を横に振って]
困った時はお互い様、できる事はお手伝いしないと。
ボク、御師様にいつもそう言われてますからっ。
あら、フランさんもお戻りになったんですね。
お帰りなさい、かな?
どうぞ、多い方が美味しいもの。
[元気よく入ってきたフランにくすくすと笑いつつ]
[昨日の女性に声をかけられ]
あ……えと、リディア、と申します。
そちらのお名前を伺っても?
[幼馴染の笑顔にこちらもつられて]
ふふ、今度良かったら私の所に遊びに来る?
大した持成しは出来ないけど、たまには村の外にでてみるのも
悪くないものよ。
[そこまで言って]
……ああ、でもお師匠様が許さないかしら?
[うーん、と腕を組んで]
リディア。リディアさんね。
私の名前は、シャロン=アップル。敬称はいらないわ。
改めて、よろしくね。リディアさん。
[目を細めて、笑顔で挨拶をすませると、次に来たもう一人の少女に、小さく頭を下げる]
こんばんわ。お嬢さん。
しばらく、この村に滞在すると思うから、お友達と一緒によろしくね。
[洗い物を取りに行こうとすると後ろから気配を感じる。振り向くとそこにはパトラッシュの姿]
あれ、戻ってろって言ったのに。
…それじゃ一緒に行こうか。
[付き合うと言われたような気がして。にこりと笑みを浮かべるとパトラッシュを連れて宿屋の裏口に出されている洗い物を取りに行く。結構な量に大きく息を吐くが、約束は約束。抱えあげてまた水場へと戻る。今度は大きな桶の中にそれを入れて、手洗いでごしごしと洗い始めた。石鹸で全て洗い終えると水で泡が無くなるまで洗い流して。乾いた布巾で水を拭き取るとまた裏口へと運んだ]
うあー、やっと終わったよ…。
待たせたねパトラッシュ。
中に戻ろうか。
[疲れた様子で肩を手で押さえ、首をこきこきと鳴らす。若干力の無い笑みでパトラッシュに声をかけると宿屋の中へと移動し始める]
〔伏せられている写真立て。それに触れることはせず、しかし見つめたまま煙草をふかす〕
…10年。お前はどう思う?
〔10年前に引き戻された感覚を覚える彼女、クローディアの風貌はあまりに出来過ぎ感があるだろうか。時が止まったままの彼の妻を否応も無く思い出させる〕
ま。忘れようったって、忘れられるもんじゃねえし、な。
〔そして風貌が似ている事がきっかけで彼女が心の中に住み始めてしまった自分の単純さというか、はっきりした好みに少々苦笑いを浮かべる〕
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と言うか僕は一体何をしてるんだろう、とふと思った(爆)。
手品師のはずなのに水仕事www
まぁパトラッシュのためだしな!
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