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ああ、ありがとうございます。
仕事終わってそのままここに呼ばれたものだから、うっかり。
カルの音は気持ちよくて。
[ローザの心配そうな声にも首を振り、頭を下げた]
ええと。クロエです。
ローザさん?
[会話から拾い上げた名前で合っているか尋ねるように首を傾げた]
そうね。
この世の全てはミステリー。日常にこそミステリーは潜んでいるのだって言葉もあるしね。
……あら。お見事。
[喋りながら、ローザのタップダンスに思わず、小さく拍手をした]
ブリジット、あのな…
[ブリジットがカルメンに向けた言葉に何か言おうとして、カルメンの表情が曇るのに溜息を吐く。
何でも率直に口にするのは悪いことではないけれど]
知らなかったのか、お前。
[とだけ口にする。責めるつもりもなく。
それを追いかけるように零された言葉に、今度はがっくりとして]
……クロエ、お前寝ぼけてるだろ。
[海より深い溜息ひとつ]
─集会場・近辺─
[とてとて、と戻る途中、向けられたのは行きと変わらぬ視線。
とりあえず、そこはさらっと受け流しつつ、集会場へ。
集会場横で何やら話しこんでいるらしい二人には声をかけず、向かうのはさっき見つけた蓮の蕾の方]
取りあえず、ここでこれが咲くのは幸か不幸か……。
近くに、現物あるのは、助かるけど。
承知しました。
でも、次はありませんから、ね?
[ゼルギウスの言を聞くと、視線を遠くから近くに引き戻し、片目を瞑って笑んでみせる。
続く言葉に驚きの表情を示し、ぴくりと微細な動きに応じて、浮きが跳ねた]
水の流れによって、離れてしまうことはありませんね。
でも――近くにいても、心が離れてしまうことや、自ら離れていってしまうことは、ありますけど。
なんて。
暗い話になっちゃいました。
陸もここも、私は、好きですよ。
ふぇ?
んーとぉ…
[ブリジットに聞かれたが、もちろんそんなことまで考えていなくて、また考えるポーズ]
おとこのひとは、かんじんなことはしゃべらないし、かいしょーがないし、そのくせもんくばっかり一人前だ、
…っていうつみれす。
ママがいってたれすよ。
[もちろん当の本人は夫に向けて言ったのだろうが、ロミルダはしっかり聞いて勘違いしたらしい。
ちなみに2人はただいま別居中である]
[ブリジットに向けて居た顔は徐々に下を向き。
オカリナを持つ手には更に力が籠る。
ふと、肩に触れるものに気付き、少し顔を上げた]
…クー、リェ?
……あり、がと……。
[何かあった時、肩を抱いてくれるのはいつもクロエだった。
今回もそうしてくれているのだと確信を持ち、弱々しくとも微笑みを浮かべ礼を口にする]
ローザ、の、おと。
うん、たのし、そう。
おと、あわせて、みたい、な。
[少し浮上した気分はローザのステップを耳にすることを可能にして。
聞こえる音に耳を傾けてからそう返した]
[カルメンの言葉を聴くと、小さく驚きの声をあげた]
あ。
目が見えないんだ。
それじゃあ、しょうがないよね。
[うんうん頷く]
人の持ち物って、人によって代わるから面白いよね。
だからこそ、補い合って生きていくという素晴らしさが生まれるんだから。
人は完璧ではないからこそ、人は愛すべき存在だって言葉もあるし。
[ブリジットの問いかけに対するカーラの言葉に、あぁやっぱり、と思いながら表情を曇らせる。が、黒髪の女性のカーラを守るような素振りに表情を和らげて口を噤んだ。
そこに挨拶をされて、微笑みと共に綺麗なお辞儀をした]
クロエ、ね?どうぞよろしく。
拍手ありがとう。
[開く前の蓮の花。
周囲に漂うのは、独特の甘い香り。
それを楽しむ余裕があるかどうかはさておいて。
荷物の中から引っ張り出した手帳にその形を描き写す]
蕾の形って、模写できる時にしとかねぇと、案外見落とすからなあ……。
花よりはマシだけど。
[ぶつぶつと呟きながらも手は止まらない。
鸚鵡は、どこか退屈そうにきょろ、きょろり]
人魚なんて、それこそ御伽噺だろうが…
単純にそういう方面に興味がないだけだって。
[ポツリと返す言葉は、惚気モードに入ったブリジットに届くだろうか]
はいはい、ご馳走様。
[たまに遭遇することなのでさらりと流して。
ローザの生み出すステップに今度は感心の溜息]
流石に仕事にしてるだけあって見事なもんだな。
ただで見ちゃ悪い気分だ。
あ、金はないぞ?
[素直な感想だが最後は余計だった]
[ハインリヒの言葉に]
はい。
パッと見で分かる人も少ないと思うわよ。
[と、あっさりと返した]
それとも、一瞬で全てを見抜かなければいけなかったかしら。
それは無理よー。そんなこと出来るのは神様ぐらいのものよ。
[と。
ここで一瞬だけ顔を曇らせた]
人間に対して試練という名の苦境を味合わせる神様ぐらいしか、ね。
[ようやく知ったらしいブリジットに肯定するように頷きを一つ。
続く言葉はあまり理解出来ていないのだろう、きょとりとした様子で首を傾げるだけだった]
[幼き頃にかかった病が原因か、カルメンの知能は通常よりも幼いもので。
また物事を理解する速度も遅い。
聞いたことをそのまま受け入れる柔軟さはあれど、それ以上の思考を為すことはあまり出来なかった]
[分からない言葉を沢山紡ぎだすブリジットは、カルメンにとって苦手と認識されたかもしれない]
[ロミの言葉に]
おー。
それはとても罪深いですねー。
ある意味、男の一番の罪よ。
ロミちゃんは、そういう悪い男に引っかかっちゃ駄目よ?
彼氏にするなら、私の旦那さんみたいな全てが素晴らしい人で無いと。にはは。
[カーラの返答を聞くと、嬉しそうに微笑み]
本当?嬉しいな、あたしもカーラのオカリナで踊ってみたいって思ったのよ。
一人で踊るのも楽しいけど、誰かと一緒に音を奏でるのも楽しいんだ。
[ハインリヒの声に顔を向けるとくすっと笑って]
やーね、団長の目の無いところで営業なんてしないわよぅ。
ふふ、でも誉めてくれてありがと。嬉しいわ。
肝に銘じときますよ。お嬢さん
[しかし。他の事を考えながらだとよく間違えてしまうところがあるのは承知している
ユリアンの鸚鵡を…ローストといわないように今から気をつけねば…無理かも。
なんておもってることは表には出さず]
む…それは…ぁあ。やっぱいいや
どちらにも好きなところがあるってのはいいことだな。俺はどうも定住するのも水がないのも落ち着かないしね
そういえば。陸地には馬っていう輸送動物がいると聞いたけど。どのようなものなのかな
[誤魔化すように話題を変えるゲルダに従うのは気遣ってもあるが、流民ゆえに踏み込まない性質だからともいう]
もう起きた。
[ハインリヒの溜息には黒瞳を逸らす]
うん、ここにいるよ。
[カルメンにはそう言って、とんとんと軽く叩くと横に立ち直した]
ま。とりあえず、よろしくね。カーラ。
いつか、私の可愛い赤ちゃんに出会ったら、その時はさっき鳴らしていたオカリナ聞かせて頂戴ね。
[あっさりと言い放ったその言葉は、聴くものが聴けば、どんな意味なのかは知りえよう。
つまりは、自分の子供が生まれたときに、自分がそこにいるとは思っていないという意味だ。
彼には、みんな無事にすごせるのだと言っているが、自分自身ではすでに、覚悟を決めていた]
[粗方写し終えた所でふと感じた人の気配。
視線を上げれば、先ほど話した自衛団員]
ん、どしたのさ?
ちゃんと戻ってきたし、文句ないっしょ?
[手帳をぱたむ、と閉じながら軽く言うと、自衛団員はああ、と頷き。
団長が来る前に、中に入っていろ、と言ってくる]
わかってるっつの。
……にしても、さあ。
こんなやり方で、犯人みつかんの?
[問いに対したのは、沈黙。
それにやれやれ、と肩を竦めると、手帳を袋に押し込んで。
話している二人に、どーも、と軽く声をかけると、集会場の中へと入って行く。
鸚鵡は、ゲルダをじいい、と見ていたかも知れないが]
―集会場―
[また新しく広間に入って来た人物、ゼルギウスが名前を名乗ったのなら、こちらも自己紹介をして。
次いで一度、集会場から出るらしきユリアンと別れたなら、自分の荷物を持って2階の部屋を適当に陣取った]
…なぁんか、下、賑やかだな…。
[ちょっとの休憩の後、広間へと降りる。
眼に入った光景に首を傾げた]
…いや、これはないだろ。
羨まし過ぎる意味で。
/*
いや、ぱっと見で判らなくても、仕草や雰囲気で判ると思うんだが。
RPなのは解るんだが、配慮がないのは苛立つな。
いやうん、RPなんだが……(悩)
[クロエの言葉と、軽く叩かれた肩に安心したように笑みを浮かべる。
それから色映さぬ瞳をローザの居るであろう方向へと向けて]
そう、なんだ。
おんなじ、おもい、うれしい。
おと、こんな、かんじ?
[言って胸元へ寄せていたオカリナを口へと当て。
紡ぎだすのは柔らかな音色。
先程ローザが踏んで居たステップに合わせた、即興の曲。
楽しさを感じたためか、スタッカートを多用したテンポの良い音を奏でた]
(ぬぉっ。ロースト…じゃないロートス)
[ちょうどそのことを考えていたところで不意にユリアンが来たのに少々驚きつつ、「どーも」と返す
口にしなかった俺。とってもえらい]
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