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[ストリート中央の十字路。ここを真直ぐに進めば、広場。
右に曲がれば──自分の、家だ。
視界の端に、赤の髪を持つ青年と、赤の少女の姿が、見えた。
僅かに眉を寄せて、しかし彼も少女にも己が見えるはずが無いと
──少女を待つことを忘れた、嘗ての恩人の下へと駆けようとして。]
[投げられた声に、足が止まる。
驚愕の色を讃えて、青が見開いた。]
……「誰」?
[ゆるりと、其方を見やって。]
[ハーヴェイに言われてふぅ、とひとつ息をつく]
だって…。
ヴィンセントさんより、私のほうがきっと「絆」ってあるかしら、と。
や、ちょっと待ってください、レベッカさん。
[レベッカの勢いに、怯みつつ、ヴィンセントの答えを聞く]
娘、ですか。
[俯いて、考え込む仕草]
意地悪な質問ですね、団長。
ここで恋してるなどと偽ろうものなら、他の誰がより強い絆を持つと言って下さるやら。
[責めるような言葉の割りに、声には楽しげな響き]
…ほら、さっそく釣られてくれました。
けれどここで、はいそうですか代わりましょうとは言えませんね。
こんにち、は。
[ぺこりと頭を下げるとリボンが揺れて。]
ぼくもいっしょだよ。
[熊がそうは答えはしたけれど、
この間とは違う様子に首を傾げ。]
だいじょう、ぶ……?
ううん、
……わからない。
とても不思議な感じ……、
昨日の氷の柱も不思議だった。
あれって溶けてしまわないのかな。
中にいる人はどうしているんだろう。
いえいえ、レベッカさんには是非とも失敗した私の代わりに来ていただかなくては。
魂を刈り取るのは、己から消して言い出すことのない者達ですよ。
ええ、あの子のような。
[リックを揶揄し、喉の奥で笑う]
確かに、そりゃそうだろうけど。
[二人の仲の良さは、傍目にもはっきりわかるほどのもので。
しかし、だからこそ]
……絆の力が強いからこそ、呼び込まれてしまう事もある。
今のレベッカさんは、ニーナや他のみんなを心配する気持ちが先走ってるから、そういう意味、危険かも知れない。
[押し止める言葉が妙に真剣なのは。
多分、古い記憶が引っかかるからだろうか。
今と状況は違うものの、想いの強さ故に、異なる世界へ呼び込まれそうになった過去の]
そうだな。ここで頷いては、ハーヴェイあたりは疑いを強めそうだ。
警戒するに越したことはない。
あの男は特に強い力を持っていそうだからな。
[くすくすと笑うその声が、赤の少女に微笑む青年の身体から発されているのが彼女には分かるだろうか。]
ワタシは人形《DOLL》。
アナタを此方に御連れした主から生み出され、主に仕えるモノ。
残念なことに、未だ未完成なのですが、ね。
7(4-1-2)>5x(2-1-2)(3-2)(3-1-1)(4-1)
>3x(1-2)(2-1)x(1-1-1)x(2-1-0)x(3-0)(2-1)>1
…かな?
今日人狼一人こっち来ないとエピだなぁ。
すると、ヴィンせんせ?
[レベッカを説得しようとするハーヴェイの言葉に頷いて]
そう、ですね…
それに、こんな言い方も可笑しいですが…ヴィンセントさんは強い魂をお持ちに見える。
[じっとヴィンセントの瞳を見つめた]
うまくいくかどうかは判りませんが、試してみてもらえますか?
レベッカさん、何を…!
[レベッカの申し出に、驚いたように振り返る]
いけません、貴方はまだ本調子ではないのですから。
魂と身体が離れれば、残された身体は段々と弱っていくでしょう。
例え失敗しても時間を稼げる私の方が…。
[息を吐き、興奮を収めて]
…それに、危険と判っている事に、女性を巻き込みたくはないものですよ。まして好意を持っている相手ならば。
[最後は少し小さな声になったろうか]
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