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[広場の隅で仕事道具を漁る。今日は何をしようか。ごそごそと探していると、カバンからケースが一つ零れ落ちた]
おっと。
……あ、これ……。
[ケースを開けると、中には少し古ぼけたタロットカード。随分と使い込まれたそれはカードの端が少しぼろぼろになっている]
懐かしいな…。
よく母さんに占ってもらってたっけ。
[懐かしそうに目を細める。座っている場所に小さな台を作ると、その上に布を広げ、簡易的なテーブルを作る。タロットを広げてくるくると混ぜ始めた]
―昨夜―
[念のために様子を見に行ったが]
[無事辿り着いたのか途中で倒れている姿も無く]
オッケイ。
…まあね、クローディアさんはね。
[ついからかってしまうのだけど]
[拘っている理由を知らぬわけでもなくて]
おやすみ、ランディ。
[既に暗い家に小さく手を振り]
[広場へと戻った]
あーあ。
でも実は苦手なんだよね、あの子。
だって、あの力は多分……
[軽く溜息をついて伸びをする]
ま、気に病んでても仕方が無い。
これまでは大丈夫だったんだし!
[静かになった広場を抜けて]
[店の中へと戻った]
―雑貨屋・昼―
[入荷を待っていた者達が次々とやってきた]
[それもようやく一段落して]
さて、と。
ちょっと息抜きしてこようかな。
[休憩中のプレートを手に]
[店の外へと出た]
―雑貨屋→広場―
[シャッフル中に声をかけられ顔を上げる]
やぁフラン。
仕事道具の中からタロットが出てきたんだ。
だから久しぶりに使ってみようかと。
[混ぜ終えたカードを一つにまとめ、カードの山を作る]
何か占ってあげようか?
簡単なものしか出来ないけど。
[今日の運勢とかね、と笑みを向ける]
へえ、随分と使い込まれてるね。
[カードをじっと見つめて]
占ってくれるの?
折角だからお願いしようか。
[今日の運勢という言葉に笑って頷いた]
…このカードは母さんが使ってたものだからね。
タロット占いが得意だったんだ。
[浮かぶのはやや寂しげな笑み。一度顔を伏せるとすぐにいつもの笑みを浮かべ]
それじゃ好きなの一枚選んで?
[カードを扇状に広げて選択を促す]
…そっか。
[一瞬浮かんだ寂しげな笑みに]
[しまったと思ったが]
[いつもの笑みが浮かべばこちらもそれに合わせて]
じゃ、これにするわ。
[広げられたカードに手を伸ばし]
[そのうちの1枚を軽く引いた]
/中/
単純にメモに気が付くのが遅れました。
ちなみにそのままの数字で来るなら18は月。
はっはっは、不吉なカードを選んでみましたよと。
さて、どう来ますか、多分ろこあさんなディーノ君?w
…しかし、今日の運勢でこんなの選んでどうするんだ、自分ww
[フランが選んだカードを束から引き抜き、横に捲る。現れたのは”The Hanged Man”の逆位置]
このカードだと…あまり良くないなぁ。
今までの努力や苦労が無駄になるかも、って出てる。
[示された結果にやや眉根を寄せて]
あらら。
また縁起の良くないが当たっちゃったわね。
[示されたカードとその意味に肩を竦めて]
苦労が無駄になるって。
今回の仕入れは失敗してるってことかしら?
[困ったように笑った]
/中/
そう来ますかw
予め結果用に仕込んであったのかな、これは。
ろこあさんそういうの好きそうだし。
でもしっかり「そういう」カードになっているのがまたww
>今までの努力や苦労が無駄になる
人狼希望がそのまま通れば。
今まで隠してきたのがバレることになるわけですもんね。
…はっ。
最初からこれが当たる運命だった!?www
でも占いは絶対じゃないから。
一つの目安に過ぎないよ。
それに僕の占いが当たる確率なんて高が知れてるし。
[ここで占ったのはこれが初めて。当たる確率なんて分からないも同然なのではあるが]
何に対しての結果かまでは分からないけど、思い当たることに気をつければ好転したりするかもね。
占いってそう言うものだと思うよ。
それもそうだね。
気に病んでても仕方が無い。
そもそも仕入れは終わっちゃってるんだから。
[クスクスと笑って]
そうだよね、これからの動き次第。
ちょっと気をつけるようにしてみるよ。
[小さくコインを弾いてディーノに投げ]
占いのお礼と忠告料ってとこ?
ありがとうね。
ん、良い方向に向かうと良いね。
[にこりと笑みを浮かべて。投げられたコインを右手でキャッチする]
え、料金なんて取るつもり無かったのに。
[目を瞬かせてフランとコインを交互に見た]
ま、気持ち気持ち。
教会で多めに喜捨するようなもんだよ。
[大した額じゃないしと手を振って]
じゃ、またね。
ちょっと御用聞きしてくるわ。
[広場から出て行った]
[気持ち、と言われては返すことも出来ず]
分かった、ありがたくもらうよ。
[ありがと、と笑みを向けて]
うん、またねフラン。
[広場から出て行く様子に手を振り見送る。コインを大事に仕舞うとまたカードをシャッフルして。声をかけて来る村人達に占いを披露して*行くだろう*]
今までの苦労が無駄に、ねえ。
[内心で苦笑しながら]
[思い浮かべたのは、ディーノに答えたのとは別のこと]
[聞いた瞬間は思わずギクリとしたが]
ったく。
どうもスッキリしないわね。
面倒なことが起きなきゃいいんだけど……
[思わずそのまま考えそうになったが]
[やめやめ、と軽く首を振って]
[その思考を振り払った]
〔朝、鉱山の作業小屋にて〕
〔ぷかりと紫煙をくゆらせながら、馴染みの鉱夫たちと談笑している〕
…へぇ。最近修理の依頼が多いよなぁとは思ってたが、新区画が硬いのが原因か。
あんまり先を尖らせんのも良くねぇな。ある程度の面も必要ってことかな。
相手が宝石だけに、火薬も迂闊に使えねぇし、厄介だなー。まぁなんとか善処してみよう。
〔悪いな、頼むわ、と、鉱夫たちの切実なる願いを背中で受け止めながら、村の中心部へと向かう〕
〔向かう先は、教会。着いた頃には既に日が高くなっていた。人気の無い大聖堂に一人、そっと祈る〕
…。
〔この行動は、10年前からほぼ続けられている。祈っている男自身も、もう、誰に、何を、祈っているのかわからないくらい、生活の一部と化していた〕
…ああ、そういや、フランのところに紙やすりもらいに行かねぇと…。それに、宿の主人につるはしの代金預けっぱなし…。
酒飲むと、しまらねぇなー。
〔ちょっと考えないとなぁ…などと、本心とは思えないような呟きを残しつつ、教会を後にする〕
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