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[ぐるぐると酒精が回っている。
気分的に酔えなくても杯を重ねれば当然の結果だろう]
あー。そうしてもらえるなら、嬉しい。
[フーゴーの言葉に小さく頷いた。
懐の中身と相談しようと思ったが、頭が回らない]
測量士 アーベルは、宿屋主人 フーゴー を能力(占う)の対象に選びました。
あ、おっちゃん。
うん、ありがと、もう大丈夫。
[アーベルの声を聞きながらも、フーゴーに先ずこくりと頷きを返す。
あとで部屋代払うね、とつげてから、必死なアーベルへと視線を戻した。]
え、何?
だってそこの人がアーベルの恋人に立候補したんでしょう?
奇特っていうのは言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま。又は 非常に珍しく、不思議なさま。
だからものすごく珍しくて、アーベルの恋人になろうなんて心の広い人なんだなあってことよ。
[わかった?と訊ねるようにアーベルを見た。]
― 教会前 ―
[相手の矢継ぎ早の質問に、ハタハタっと瞼が数度瞬く。]
…――私が見たのは、私が子どもの時分ですから。
今でもその人狼が生きてるかは、分かりません。
[しかしながら、答える口調もペースも常と同じ。]
まぁ、私が白昼夢を見ていたというなら
違うかもしれませんけれど。
[微かに首を傾げて]
その出来事があったから、生物学者になろうと思ったのですよ。
[相手の質問に果たして合ってる応えだったろうか。
感情の窺い知ることの難しい無表情で言葉を連ねた。]
あ、おじさま、おかえりなさぁい。
[ドレスに戻った格好で出迎えをば。
それとともに逆の方向からこえがきこえ、噂をすればとおもったり]
えぇ、ベルちゃんはなかなかステキだと思うわよぉ?
[じろじろ見られても、いつものことなのでどこ吹くかぜ。
話すこえの低さに気付かれることはままあるが]
ゲルダちゃんは、そうは思わないのぉ?
狂人?
[問うて、すぐに御伽話のそれであると理解して。
いかにも気に入らない、とばかりに]
んなもん、皆どっかイカレちまってるだろ。
[セザーリオの問いには暫く黙し]
…さあ、もう興味もないね。
[投げやりに呟く]
[続く声には]
…あんたも相当イカレてんな?
[愉しむような相手に、思わずにやりと。
それでも名を与えられれば、すっと笑いを引いて]
ああ、心得た。
なぁに、おめぇは常連だしちゃんと払ってくれるのが分かってる。
そんくれぇはしてやるよ。
[提案に頷くアーベルにからりと笑いかけて]
ああ、部屋代は気にすんな。
緊急時のまで金取るほど守銭奴じゃねぇからな。
[ゲルダにはひらひらと手を振って支払いを拒否した]
……カヤ。
[言い切られた言葉。
瞬く仕種に困惑が過ぎったのは、果たして気づかれたか、否か]
……ありがと。
嬉しい、よ。
[それから、小声で紡いだのは、辛うじて届くか否か、という小さな言葉]
……ほんとに、大丈夫?
なら、ちょっと休んでくるわ。
アーベルにも、そう言われたし、ね。
[言いながら、ゆっくりと立ち上がる。多少ふらつくのに、まずいかな、と内心では思いつつ]
[クロエとカヤの言葉は、背で受けてそのまま酒場へと戻り。
カウンターに戻っているフーゴーの姿を見れば軽く手をあげて挨拶の代わりとし。
先程戻って来た時よりも更に人が減っているのを見れば、皆帰っていったか、とだけ考えた。]
…それはそれは。
それなら、探すのに苦労するようなら手伝うってことで。
[グッときちゃう云々は他人事だと受け流して。
リディ関係に答えた時までは酔いも見えなかったのだが]
告白されたわけじゃねぇっ!
それに誰が言葉の意味を聞いたっ!?
[頬が赤い。酒精か、頭に上った血か]
勝手に話を進めるなっ!!
[ヘルムートの声が妙に低い気がしてじーっと見やる。
なんとなく予想がついても、人の趣味をどうこう言うつもりはなくて軽く肩をすくめるだけに留めた。]
アーベルは喧嘩友達だから、素敵、といわれてすんなり頷くのはどうも違う気がして……
[同意を求められてうーん、とうなった。]
[ヴィリーが戻って来ると応じるように軽く右手を上げて]
様子見に行って来たのか?
どうだったよ、連中。
ゲルダはこの通りのようだが。
[いつものようにアーベルと言い合い始めたゲルダを親指で指し示し。嘆息混じりでヴィリーに訊ねた]
[溜息まじりの響きに、嬉しそうに哂う]
[ヴァイオラの感情が多少でも揺れるのが嬉しいのだろう]
僕は愉しい事が好き。
ヘルムートはうつくしいモノがすき。
その評価は間違っていないよ、ヴァイオラ。
[秘めやかな相談事]
[さて、どうしたものかと、首を傾ける]
順番としては、僕かな。
あまり美味しそうには見えないし…そのぶん、愉しませてもらおうか。
[追い詰めて、甚振って、それから]
[――……それから]
あぁ、おっさん。
今日の分、払っておく。
[ゲルダの部屋代やダーヴィッドの飲んだ分も合わせた分をカウンターに置き。
他にも頼んだスープ代やこの後飲むつもりの酒代も入っているか、少し多めに支払うつもりで。]
[軽く息が上がっている。
怒鳴り声に近くなって、ぶち猫もパチリと目を開けた。
にゃぁっと抗議して膝の上から飛び降り、オニオオハシの止まり木の方へと逃げていった]
[アーベルの怒鳴り声にわざとらしく耳をふさいでみせる。]
そんなに怒鳴んなくても聞こえるってー。
ってさっきの告白じゃなかったんだ……誰って、アーベルが奇特ってなにっていうから。
[顔を赤くして怒る様子にやれやれと肩をすくめて。]
そんなに照れなくていいのに。
[真顔でからかってみた。]
ん。大丈夫だからね。
色々ありがと。クロエ。ゆっくり休んで。
[そう言ってクロエに手を振った。ほんの少しのふらつきを見逃さず。けれど、本人が一番わかっているだろうから指摘は**せずに。]
[アーベルとゲルダがいつも通りの様子を見せると、微笑ましそうに微かな笑みを浮かべてそれを見。
ふと、その側にいるドレス姿のルーミィを見止めるとわざわざ着替えてきたのか、と内心で呟き。
フーゴーからカヤ達の様子を聞かれれば、ひとまずは大丈夫そうだ、と返事をして]
ただ、もうしばらく、休んだ方がよさそうだ。
クロエも、少し休ませた方が、良い。
―教会前―
……あぁ、なんだ。
[返ってきた答えに、視線の険しさは消え、深く息を吐いた]
自信あんのかと思ったら、結構曖昧な話なんだな。
しかも子供の頃の話じゃ、尚更だ。
[表情の乏しい顔を見つめ返す。
次の言葉は軽く頷くに止め]
まぁ、なんだ。
ついでに聞くが、そっからどうやって逃げ切れたんだ?
人を喰う化けモンって奴が、そう易々と見逃すたぁ思えんが。
[続けての質問は、幾分調子の軽いものだった]
んふふふ、そう。そうなのね。
[にやにやにまにま。
アーベルの相手がいないことを得て、うれしそうである。
そのわりに、ゲルダに対して反応がいいのを探るようなまなざし]
ゲルダちゃんが、いいこなのは良くわかったわ。
[褒められたとすなおに受けとり、にっこりと。
返ってきたハンカチをとりだして]
これも、かわいいわよねぇ。
使わせてもらってるわぁん。
ん、カヤもね。
[ゆっくりと手を振り返し、部屋を出る。
廊下に、人の気配がない事を確かめると、ドアの横の壁に寄りかかって、はあ、と深く息を吐いた]
あー……なんか。
行きにくい空気?
[酒場の方から聞こえる声に、小さく呟くものの。
ここで突っ立っているのも、と思い、ゆっくりとそちらへ向けて歩いていく]
……そうですか。
[評価が間違っていないと云う言葉に返す言の葉。
その単語は、ある意味口癖なのかもしれず。
また、沈黙を頷きとし、
彼が今宵の狩りを担当とすることに是と示す。]
ヒースクリフさん、人が喰われるところを見たければ、
セザーリオさんについて行かれれば良いですよ?
[けれど思い出したように、ヒースクリフにそんな提案を向け]
嗚呼、腕の一本ほど、頂けると嬉しいのですけれど。
[腹は減っても人を丸々食べきれるわけでもなく。
人としての生活を思えば、遺体を保管できるわけでもないから、
腕の一本を強請った。]
[止まり木の傍へと逃げて来たツィンに、ヴェルトは大きな嘴を下げ見下ろす。それからアーベル達の方を見やり、呆れるように、がー、と一声鳴いた]
ほれほれ、おめぇら。
ヴェルトにまで「いい加減にしろ」って言われてんぞ。
アーベル、おめぇ酔い覚まして来い。
ゲルダも、アーベルにゃ酒入っちまってんだからあんま逆上させんな。
[言い合う二人を諌めに入る]
ん、ああ。
部屋代は要らんぞ、飯代と酒代で良い。
[多めに寄越すヴィリーにそう返しながら、渡された金額から部屋代だけを返す]
そうかい、大事ねぇなら何よりだ。
そうだな…クロエはずっとカヤのこと見てたみてぇだし、休ませるべきか。
ただでさえ、なぁ…。
[自衛団長が告げて行った言葉を思い出す。どう考えても良い報せとは言えない内容。信じられぬなら尚のこと精神に負担もかかることだろう]
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中発言失礼します。
更新10分を目安に襲撃情報をwikiにということなので、
どのようになっているか書いてくだされば、
wikiに反映させますよ――とご連絡なのです。
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