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[程なくして、簡素な食事を女将が持ってきた。パンが1切れ多いのは、育ち盛りの少年に対する気遣いだろうか]
いつもありがとー、女将さん。いっただきまーす!
[勢いよくパンに食いついていれば、聞きなれた声がする。振り向けば金髪の青年の姿]
あ、エーリッヒ兄ちゃん。こんばんはー。
相変わらず音楽のネタ探ししてんの?そーいうのも大変なんだねー。
[食事に夢中になりながらも、挨拶をした]
8人目、工房徒弟 ユリアン がやってきました。
工房徒弟 ユリアンは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
……親方、今日の分は?
[工房に入るなり疑問を投げかける。
投げかけた言葉はどこか気だるげな雰囲気を含んでいて。
それが常のものなのか、声をかけられた技師は咎めるでもなく先程運び込まれたオパールの原石を示した]
…へぇ、今日は随分とあるな。
俺がやる分は?
……またちっさい方かよ。
そろそろでかいのもやらせてくれよ。
[不満げに言いながらも、選り分けられた原石を自分の机へと運んだ。
この文句もいつものことなのだろう、技師は「また今度な」とお約束の言葉を返してくる]
…いっつもそれじゃん。
分かったよ、今はこれやっとく。
[渋々という言葉が合う様子で原石に手を加え始めた]
[家に帰り着くと、まず真っ先に主人の部屋に向かい、そのドアをノックした。]
ユーディットです、ただいま戻りました。
頼まれていた楽譜をお持ち致しました。
[返事がない。作曲に没頭しているのだろうか。]
ええと。……失礼します。
[声をかけ、ゆっくりとドアを開ける。誰もいない。]
……あれ。
[少し嫌な予感がして、キッチンへ行ってみる。お昼にと用意しておいたサンドイッチが、全く全然これっぽっちも手がつけられないままテーブルの上に鎮座していた。]
………。
[主人の居場所に見当がついたものの、一応家の隅々を探してみる。居ない。]
………………。
[肩で大きくため息。荷物を片付けると、酒場へ向かうことにした。]
今日は表にはもう出ないでおこう。
憧れの人を誰にするかで動き方変わるし。
さて、大雑把に最初の印象だけでの中身当て。
ユーディット→ヒサギさん
ティル→たぬさんorめいさん
イレーヌ→たすくさん
ハインリヒ→まず間違いなくろこあさん
エーリッヒが悩む・・。
なんとなく、会ったことのない二人のどっちかだと思うなぁ。
ま。ここまでの発言だけなので、間違ってる可能性はありありだけどね。うむ。
……お、と。
[呼びかける声に、遠くへ行っていた意識は再び現実へ]
やあ、こんばんは。
大変というか、一応、これが仕事だからね、俺の。
好きでやってる事でもあるし。
[くすくすと笑いつつ返し、出されたグラスに口をつける。
ハインリヒがやって来たならそちらに向けて軽く会釈を。
もっとも、返礼は余り期待していないが]
/*
初狼希望、頑張る所存。
『工房徒弟』ってだけでMeyさんにはバレるだろうこれ。
中バレなんて気にしないから良いんだ(ぁ
さて、一日目更新の時に完全鳩らしい俺ですが。
ぎゅんさん襲撃描写やりたいんだよなぁ。
少し考えてあるんだ。
[続いて入ってきたハインリヒにも軽く挨拶をして。
次のパンをぱくりと食べつつ、再びエーリッヒの方を向く]
そーだよね。何でも仕事って大変だし。
仕事しなきゃ、飯食っていけないんだもん。
[笑いながら、手元のパンを軽く持ち上げた]
働かざる者食うべからず、とは、よく言ったものだよね。
[ティルの言葉に頷いて、つまみのチーズを一口。
作曲という自身の仕事が、古くからここに生きる者からはそう見なされていない事は帰郷してからの3年で思い知っているためか。
掠める笑みは、やや苦笑めいていたが]
/*
はい、今更ですがここで自己突っ込み!
シードルはフランス圏メインですよー。
……寝ぼけてますな。
まあ、気にしたら負けだ、きっと。
親が好きで頼んで入れといてもろたとか、そういう逃げ道もあるっ!
[日暮れの道をずんずんと歩いていく。
すれ違う人が見えれば笑顔で挨拶をしたが、それも人がいなくなれば、半分怒ったようなむくれ顔に戻ってしまう。]
もうっ。戻り次第お夕飯は作ります、ってきちんと言っておいたのに。どうして私の作ったものは食べてくれないのかしら。
[いっつもそうなんだから、と今度はどことなく悲しそうに俯き。かと思いきや瞬時に顔を上げる。]
違う違う、私のせいじゃない。
……えーと、私のせいかもしれないけどそうじゃない!
ネガティブ反対。前向き前向き。
[よし、と掛け声をかけて酒場の扉を開けた。]
[こつ、こつ、こつ。
工房の中で加工・研磨の音が鳴り響く。
今まで積み重ねてきた技術を使い、割り当てられた原石を宝石へと変えて行った]
……………。
…全部、ブラック、かな。
[磨かれたそれは黒色、濃青色等の暗い色を示した。
残念ながら、プレー・オブ・カラーと呼ばれる部分はほとんど無かったが]
……ま、この原石だとこんなもんかな。
でかいのだとまた違うんだろうけど。
[言いながら視線を親方である技師へと向ける。
技師は丁度大きな原石を研磨しているところだった。
見る見るうちに宝石へと変わっていく原石。
磨かれたそれもブラックオパールと呼ばれるものではあったが、ユリアンが磨いたものとは違い、その中に閃光のような輝きが見て取れた]
……あんなのも、手がけてみたいよなぁ。
[ぽつりと漏らされたそれは、普段の気だるさは含まれておらず。
羨望の色が濃く滲み出ていた]
エーリッヒ様っ、探しましたよっ!!
[わざと大きな声で、よく見知った背中に言葉を投げつける。
本当は探してなどない。最初からここだと判っていたのだから。
けれど、それを認めるのは何となく癪だった。
例え、これがもはや毎度のことであったとしても。]
どうして家にいらっしゃらないんですか!
お昼ごはんはちゃんと食べたんですか?
[と、エーリッヒと談笑していたティルに気付き、丁寧に会釈する。またエーリッヒに向き直り。]
お夕飯も用意するって、言っておいたじゃないですか。
どうしてここにいらっしゃるんです?
/*
思ったよりも感情はっきり素直な子になってるかな。
周りが何となく暗めなので、相対で。
足引っ張る子になってないといいけど。
*/
[エーリッヒの苦笑めいた表情には気がつかずに、続いておかずのソーセージをぱくり]
そーそー。いい言葉だよね。
俺、馬鹿だから兄ちゃんの仕事がどんなもんかよくわかってねーけど。兄ちゃんも大変なんだよねー。
[そこへ酒場のドアを開けて、大声をあげてやってきた女性の姿を見とめる]
ユーディ姉ちゃんこんばんはー……って。またエーリッヒ兄ちゃん、姉ちゃんほっぽらかして出てきたんだね…
[いつもの事なので、呆れ顔で2人の様子を眺めている]
[扉の開いた気配に、また誰か来たか、と呑気に考えていた所に飛んできた、声。
表情がほんの一瞬引きつったのは、ティルには見えたかも知れないが。
声の主を振り返る時には、そんな名残はどこにもなく]
やあ、ユーディ、お帰り。
……昼か……昼は、いつの間にか過ぎていたんだ、うん。
[この点、嘘は言っていない]
で、我に返ったら、君はまだ戻っていないようだったし。
お使いで疲れているのに、無理をさせたら悪いと思ったのと、あと、気分転換に出てきたんだよ。
[にっこりと、向ける笑顔は無邪気とすら見えるかも知れない]
[サイズが小さく、数も多くないために、技師よりも早く仕事が終わるのは道理で]
……分かってるよ。
晩飯、貰ってくれば良いんだろ。
[言われる前に技師に言い、代金を貰って工房を出た。
向かう先は村中にある宿屋兼酒場。
工房は鉱山麓に構えているため、少し歩くことになる]
……めんどくさ。
[ぶつくさ文句を言いながらも、宿屋へ向けて歩を進める。
腹が減るのは自分も同じだし]
大変だけど、遣り甲斐はあるよ。
目に見える成果を出すのが難しいから、大きな評価は期待できないけど。
[引きつりは一瞬、ペースを取り戻せばティルに答える態度はいつもと変わらず。
それでも、呆れ顔を向けられると、ほんの少し、心外な、と言いたげな表情を覗かせ]
ほっぽらかし、というわけではないんだけどなぁ。
[そこだけは反論した]
[ぶらぶらとだるそうに歩を進め、ようやく宿屋に辿り着く]
……女将さん、何か適当に。
[宿屋に入るなり注文。
持ち帰りだというのを言わずとも、向こうで用意してくれていることから、この光景もいつものことだというのが見て取れるだろう]
……なに、痴話喧嘩?
[カウンターに凭れながら言い合う男女を見、晩飯準備中の女将に言葉を投げかけたり]
いつの間にか、って……。
[呆れ顔を隠そうともせずに、はあ、とため息をつく。
何か(主に作曲だが)に没頭すると、他のことを忘れてしまうこの主人の癖は何とかしたい。本当に、いつか何とかしないといけないだろう。]
無理だなんて、そんなことはありませんから。
それが私のお仕事なんですから、そんなことに気を遣わないでください。
[純粋な笑顔を向けられれば、困ったように返した。
主人の言葉を素直にそのまま信じている。]
気分転換は良いことですけど……。
ええ、エーリッヒ様は楽譜や音や記号のことで頭が一杯なんです。私の作ったごはんのことなんて考える余地もないんですよ。
[ティルには大げさに頷いてみせた。]
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