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[高速で動く剣が生み出す炎の渦。
多少の念動力を持ち合わせるだけの身で受ければ大ダメージは必至。
しかし、それを超えねば勝機はなく。
ならば、と踏み込み、それをぎりぎりで掻い潜る──が。
一撃は左の腕をかすめ、衝撃と痛みが伝わった]
……って、あっついなぁ、もう!
[文句を言いつつ、飛び込んだのは至近距離。
一度身体を屈め、右足を軸にくるりと一回転。
ついでに左足を蹴り出して、男の体勢を崩す]
……ブリッツ、アクティブモード!
[直後の言葉に応じ、金色の輪の上を電流のようなモノが走った。
雷光を帯びた輪、それに振り上げと跳躍の勢いをのせて斬り上げる。
雷光の輪は鎧を削り、波動をその奥へと叩き込んだ]
……よ、っと!
[直後、軽い掛け声。
ロングブーツの先が肩に一発蹴りを打ち込み、その勢いを利用して、距離を開けた]
他の武器、って、どれだけ…っ!
[一撃を面で防がれそのまま身を返す。他への注意を欠いたのは隙と呼ぶには大きすぎた]
……ぐ…っ!
[噛み締める口元からくぐもった声。折れては居ないだろうが、僅か呼吸を止めるには十分な痛み。
それでも何とか下がって呼吸を整える]
重さはだてじゃない、ね。
でも、身軽さじゃ負ける気ないよ!
[軽く跳んで一度下がってから大きく前に跳ぶ。女性の右脇、下から上へと振りぬこうと]
[捉えたぱりんかしゃんという音と、きしきしとリディアの周りでキラキラと渦巻く粒子にスッと目を細めると、]
対象の分析を開始
主成分SiO2。副成分Na2O、MgO、CaO、B2O5、P2O5……
分析完了。粒子状の硝子の可能性95%
そこから、対象の意図を推測。──駆動部への干渉目的の可能性85%
機能不全への対抗のため、『グングニル』の使用を申請
──対象への直撃を回避することを条件として使用許可を受諾
────電磁加速砲『グングニル』接続(コネクト)
[そう呟くと、抱きかかえていた布をしゅるりと解く。
そこから現れたのは槍を模した2本のレール。
それを右腕と接続すると、ヒィィィィンという音ともに内臓電源が電磁誘導のための電力を生成する。
迫り来る硝子の嵐。理論上の計算ではこちらの発射が先んじれるはずであるが……]
/*
攻防一体の盾。
…シールド○トン?(伏字に意味はあるのか
最後まで見たかったけど、どうにも体力ゲージが危なそうになってきたのでお休みしてきますー。
明日戻ってからログ読むのも楽しみに。
現在進行形バトル中の組もファイトですよ!
それでは、おやすみなさいまし。
[気づけばもふに負けて*くぅ*]
魅せる。舞いか…
[己には無縁のものだなと感じる。己にあるのはただ無骨な武のみと]
まじーなぁ。あんたが舞うってこりゃ見惚れっかもしんねーぜ
[だが薙ぎ払う剣に陰りはない分明らかに軽口だとわかるだろう。内心では侮辱が嫌いらしいというのもあったからこそ剣を振るって突き進んだ。
そして捕らえたと思った直後の感触の浅さを正確に把握するのと、左足を受けて態勢が崩れ、直後の斬り上げによる雷撃の衝撃を感じるのはどちらがはやかったか]
…雷光天女の舞な…
[痛みと雷がはしる不快感に顔を顰めながらも、肩を蹴り出した反動にほぼ反射で後ろに大剣を突き立てて反動を逃がしながらも、痺れた体を剣にもたれかけるように一度、距離を置いた相手を見据え]
俺じゃ踊り手不足かね。まいったまいった
[立つのもしんどいと、座り込み降参というように両手をあげた]
数まで覚えてなーい。
色んなの使えるようには仕込まれた。
[バンっと相手の右脇腹を打った得物は即座に己が左側へと戻り。左の得物はカシャ、と言う音と共に閉じられる]
へぇ、まだ喋れるんだ。
まぁまぁ丈夫ではあるんだね。
尤も、身軽さで勝つ気はないけどさ!
[ナイフと鉄扇二つではこちらの方が遥かに重い。それで速さで勝ろうとは思わない。だから続く相手の動きに反応しきれなくても、慌てず別の手段を取った。
肉を切らせて骨を断つ。その言葉通りに、右側の防御を敢えて外し、身体を僅かに逸らせて致命傷だけを避けた。再び右側の服が裂け、今度は大きな裂け目を作る。奥の肌にも朱の長い線が走った。胸近くまで裂けた服の切れ目から、時折垣間見えることだろう。
その傷を代償とするように、相手の切り上げと同時に左腕が動く。同じように、相手の右下から脇腹目掛け叩き上げるのだった]
いや、分析しなくてもあたしガラス以外使えないっす!
[あっさり手の内をバラしながら突っ込む少女。
しかしシャロンが布を解けば、そこから現れた武器に一瞬硬直し]
えええ、必殺の武器何個出てくるんすか!
[レール状の武器がエネルギーの充填を始める。
直撃を回避とか言っていたが、それでも当たりたくない事に変わりはない]
くっ。間に合え――!
[ずきんと痛む肩に顔を顰めながら、粒子を後押しするかの如く、右手を振るい前方へ伸ばす。
果たして、透明に煌めく粒子は、シャロンの関節へと達し]
……止まっ、た?
[そして電磁加速砲の回路を絶縁、そのエネルギーを遮断したのであった]
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