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―隔離空間・通路―
わ、あれぇ?
[しっかり掴んでいたはずなのに、するりと抜けられきょとんと。
飛礫は代わりに此方に降り注ぐが、まともに当たるすぐ手前で氷は水へと代わる。
来ている服が濡れようが全く意に介さず、むしろ心地よいシャワーを全身で浴びた。]
逃げられたー。あれ、カルメンどこに…。
[シャワーに気を取られていたら、ほんの一瞬見失ってしまう。
姿を見つけるのと、足元が流砂となるのに気づいたのはほぼ同時。]
わ、カルメンせくしー。
[避ける前に黒い下着にそんな感想を零した。
流砂は風の精霊に頼み、宙に浮くことでぎりぎり回避。
空中で腕を組みながら、次はどうしようかと考えていた。隙だらけでである。3/10]
―隔離結界―
[風の間からでて適当に歩いていたら講師>>*43が立ち止まっているのが見える。
生憎ともふもふな姿は見逃してしまったらしいが、そもそもみてもいないから、獣姿になれることすら知らないままになった]
あれ、先生。
こんなとこで立ち止まってなにしてんすか。
ていうか、そうだ。
さっきふわふわなライオンみかけたんだけど、あれってなんですか?
[そうそうと、疑問に思ったことを速攻で聞いておいた]
─林エリア上空の漆黒の龍─
『……ふむ。こうなったか。
……アル、こちらは勝負がついたぞ』
[いつもなら繰り返すであろう突っ込みをする事もなく、空間に気配を潜めていた漆黒の龍は、ついた勝負の結果にぱたり、と尾を振る。
同時に隠行を解いたから、気づくものは気配に気づくだろう]
[扉が閉まるのは少し遅く]
……。
[僅かに目を細めた。
同時に、防ぎきれなかった炎柱の一部が隙間を突き抜けて彼の元へ。
直前で身を逸らすがそれも遅く]
!
[本を守るように抱きしめた背に火傷を負わせ、髪を僅かに焦がし、火の柱は通り過ぎて行った]
―隔離結界・風の間―
[ユリアンと入れ違うようにして辿り着いたのは、風に乗ってふわふわが飛び回っている空間だった。
風の網に捕まえられてもまだ残っている。
気紛れに吹く風の中に魔力が混じっていたりするのだろうか]
練習してみよう。
[杖を構えて集中一秒]
Schlafe Nebel.
[霧はすぐに吹き消されてしまうから。球体に纏めるように。
狭い効果範囲内にふわふわは入っていたかどうか{3}]
─隔離結界・通路─
……ん、そっか。りょーかい、も少ししたら戻る。
[盟約龍からの伝言に小さく呟く。
天鵞絨の瞳は、ちょっとだけ残念そうないろを浮かべて]
……お? ああ、起きたのか。
[>>+65 声をかけられ、瞬き一つ。
しかし、出掛けに寝ていたからって、第一声がそれと言うのもどうなのか]
いや、なんかこう、嫌な予感を覚えてな。
……って、ああ。
もふらいおん、見たのか。
[投げかけられた問いには、はあ、とため息一つ]
魔獣の欠片と、ふわふわが融合した、新種のクリーチャーだよ。
─林エリア─
[ハインリヒの言葉は耳に入ったかどうか。高熱は意識を朦朧とさせる。術が止められてもしばらくは頭がくらくらした]
……ぅえ……あんべわり……。
[差し出された手はくらむ視界でぼんやり捉えたものの、左手を出しても何度か掠るだけで。ハインリヒの手を掴むにはしばらく時間を要した]
『全く、未だ召喚は安定して出来ぬと言うのに、何故やろうとするのであるか。
貴様、これが手合わせでなくば死んでいるのであるぞ!』
…ティ…あだまさひんびぐ…。
[いつもの威勢無く、筆を持ったままの右手で額を押さえる]
ぅあ゛ー、やらいでまったでゃー。
[起き上がる直前、懐からひらりと「歯車」の複写カードが零れ落ちた]
ありがと〜♪
水に濡れるローザさんもとってもセクシーよ〜♪
[もし向こうの服が濡れて透けていたなら、本当になにやってるんだあんたら状態だったかもしれない]
続けてこっちからいくわよ〜♪
[軽い調子は変わらずに、右手を上方に指先を立てて]
忍崎流忍法・砂塵風撃っ♪
[風の精霊にお願いの言葉、巻き起こした風は地面にある砂を巻き込み砂嵐となってローザに襲い掛かる。
殺傷能力はないけどもあたると地味にとっても痛い攻撃3/10]
あ、しまっ…!!!
『…間に合ってなかったのか!?』
[ゲルダを守るように出現した扉を壊せる程の火柱を放ったのだが、まさか扉が閉まりきっていなかったとは思いもよらず。
既に放出した炎を止める事も出来ず、炎がゲルダの髪と背を掠めたのを見て青褪めた。]
げ、ゲルさん大丈夫ー!?
あわわ、ど、どうしよ…
導師から治癒用のマジックアイテムもらってくるんだった…
『今更だがその通りだな…ゲルダ殿、本も大事はなかったか?』
―隔離結界・通路―
ん、起きました。
[講師>>*44の第一声がそれだったことを気にもせずにこくりと頷く。
嫌な予感はよくわからなくて首を傾げつつ、もふらいおんの説明になるほどと納得した]
あれもクリーチャーだったのか。ちゃんと捕まえてられればあれ倒すだけでよかった、ってことかなー。
[おしいことした、と呟き]
んじゃ、あれも見かけたら倒せばいいんすね。了解っす。
─林エリアの漆黒の龍─
[見上げるティティエンの視線に気づいた漆黒はぱたり、尾を振り。
すい、とヴィリーたちの近くまで舞い降りる]
『良き対戦、良き技を、見せていただいた』
[一礼しながらの言葉から、ずっと勝負を見ていた事は伝わるか]
―隔離結界・風の間―
成功♪
[落ちてきたふわふわを、吹き飛ばされないうちに拾い上げる。
(04)体をカルメンに教えられたふわ回収袋に入れた]
この調子で行く。
[気合入れて歩き出した先に見えたのは、パステルカラーのぬいぐるみ。ではない。ぬいぐるみは尻尾を振って歩いていたりしない]
…はっ。
[つまりは何かが中に入っている。
この状況下で一番考えられるのは]
―隔離空間・通路―
ありがとー。
何も着てないよりいいって人もいるよねー。
[突っ込む人がいないと大変である。
そんな感じでカルメンに軽く返しながら、空中で無防備でいたら砂粒を全身に浴びた。]
いっ、いたたたたぁ〜っ。
[小さい粒に全身叩かれ痛い痛い。
慌てて両手で庇う仕草をすると、風精が遮るように風の壁を作り相殺した。
だが本人は相殺されている事に気づいていない。 4/10]
/*次で判定いくよー。
―林エリア―
まあまあ、高熱だしてたやつに説教なさらんでもいいんじゃねえの。
[ティティエンを宥めようとしながらヴィリーの左手を握り、立ちあがらせた。
温まった地でうずくまるより、木陰でそよぐ風に当たった方がいいのではという配慮だったのだが。]
『……?』
[上を見上げたティティエンをいぶかしんで、シチも視線を上にやろうとして。
空から漆黒の龍がやってきて、さすがにハインリヒも気付く。]
ありゃあ……見られてました?
─隔離空間・通路─
[>>+67 嫌な予感については、説明しようがないというか、なんと言うか。
なので、突っ込まれないのは幸いだった]
あー……はしっこいし、ふわふわに紛れるから、見失うと厳しいんだよな、あれ。
とはいえ、あんまり増殖されても困るんで、なるべく優先的に潰してくれると助かる。
異界由来のものと、この世界のものが融合とか、正直どうなるんだか詠めやしない。
―隔離空間・通路―
[ふわらいおんの説明になるほどと何度か頷きを返す]
先生にもよめないならこわいからなあ、とっととつぶすとしますか。
んじゃあ、ちょっとふわらいおん探してきます。
[了解と言う様に手をあげて、ふわふわにまぎれてるらしいパステルカラーを探して歩き出した]
―隔離空間・通路―
[本当は痛くないのに思い込みって素晴らしい。
痛みを嫌がるように手を振って、夢中で精霊らに、やや必死めにお願いをする。]
痛っ、やだー!
痛いの嫌ー助けてー!
[お願いに精霊たちは的確に応えてくれる。
守りは完成されているため次にやることはというと、
カルメンめがけて、水と土の精霊は足止めとばかりに足元に泥を作り、上方からツララのように迫出ている石を無秩序に落としまくった。
風の精霊がそれを後押しし、
落ちる鋭い石の速度は思った以上に素早いものとなり―――
445/10]
[黒い扉は溶けて崩れた。
返答には暫くの間を置いて]
……、問題ない。
[立ち上がりながら僅かに顔を歪めたが、すぐに無表情に戻る]
元より私が言い出したことだ、治癒なら私自身でやる。
本は無事だ。
[ミリィとクロウにそれぞれに答えながら、小さく息を吐く。
本に対する安堵の息だったのだが、無表情では伝わったか分からない]
それより、これを。
[懐から『聖母』のカードを取り出し、ミリィに投げた]
―隔離結界・風の間近く―
[こちらが通り抜けにくいようにか、細い通路らしき場所へと逃げてゆくもふライオン。一本道なのは好都合]
Licht und Wind,
Änderung mir zufolge.
[杖を伸ばして気合一閃]
Blitz!
[雷が迸った20]
―林エリア―
[落ちたヴィリーのカードに気付くと、それを拾って自分のカードを取り出す。
ぱしりとあわせて離すと、「創造」の複写カードにやどっていた光は「歯車」の複写カードへ。
自分のカードをしまい、ヴィリーのカードを彼に返した。]
─林エリアの漆黒の龍─
『うむ。
アルは、隔離の方で動いていたのでな。
私が、代理でこちらの様子を見ていた』
[>>93 ハインリヒに返すのは、肯定。
何をどこまで見ていたか、までは、言わないが]
─林エリア─
『講師殿の代わりの監督であるか』
[舞い降りて来たフウガ>>92にティティエンが声をかける。ライヒアルトは随分お疲れのようだったから、と考えての言葉だった]
『魚を召喚するなどとみっともないところをお見せしたのである。
やはり此奴には精進が足りぬ』
ぅえ゛〜…。
[リーはまだ気持ち悪がっていた。ハインリヒ>>93に立ちあがらせてもらったものの、まだ足元は覚束無い]
『痛い目を見ても反省せぬ奴なのであるからして、高熱を出していたからと言って容赦は出来ぬのである。
むしろ言い聞かせる良い機会なのである』
[宥めにはきちんとした理由を持って返した]
―隔離結界・風の間近く―
[雷は尻尾の先を焦がしただけ。
それでも痛かったのか、じたばたと動きが鈍った]
ひゅぅっ。
[音を立てて息を吸う。
普段の三倍くらいの早口で呪文が流れる。その肩の辺りに白と黒の羽根がふわふわと浮かび始めるのは本人には見えない]
Energiepfeil!
[魔力矢が光のように飛んでゆく44]
そういう人もいるわね〜♪
[あいにくとこっちの突っ込み役は気絶中、
風で防がれる砂粒に、効果はさほど期待はしていない]
あはぁ♪
[軽い調子で返していたが、せまるつららと足元の泥、逃げるよりはこのまま受け返すことを瞬時に選ぶ。
艶のある少しだけ冷たさを含めた声でぽつりと]
じゃあ、こっちもちょっと本気でいくわね?
[地面に手を付き、先ほど巻き上げた砂と、地面につくり出した砂、二つの条件は揃ったから。
わずかに口元を動かさない言葉の後に]
忍崎流奥義・砂龍天昇陣っ!
[土の精霊へのお願いの言葉、宙舞う砂と地面に有る砂、二つを繋ぎ合わせるように自分の周りの地面から噴出す砂。
それは東洋の龍が幾匹も天に昇るように、攻防一体の奥義。
岩石のツララは防ぐことができたかどうか[18]]
─隔離空間・通路─
ああ、あれは正直詠めん。
サンプル欲しがるのは多そうだが、残しとくと、後がこええ。
[>>+71 妙に、真面目な様子で一つ、頷いて]
ああ、んじゃ、頼んだぜー。
[歩き出すのを見送った。
白もふがみゅー、と鳴いてちっちゃな手を振る。曰くは、「いってらっしゃい」]
え、でも…わっ!?
『あぁ、カードか。かたじけない。』
あ…ダメだよ、受け取れないよ。
だって怪我させちゃったのにカードまでなんて…
『ミリィ、彼も言っている通りお互い解った上での怪我だ。
これを受け取らなければそれこそ彼の怪我は無駄になる。』
うん、解った。
ゲルさん、ありがと。
[問題ないと言うゲルダにそれでも言い募ろうとしたが、何か投げられたのを反射的に受け取って。
申し訳なさそうにしたのだが、鴉の言葉に説得され光を移した。
ちなみに。彼と言っているのは気づけませんでした]
─林エリア─
[ハインリヒに差し出された光の灯った「歯車」の複写カード>>95。リーは未だ覚束無いため、ファンカンが首を伸ばしてそれを銜えた。そのまま後ろ向きに竹筒へと戻って、右袖を肌蹴させたままのために見えているサラシへとカードを押し込む]
『これでリーも脱落であるな。
まぁ良いのである。これで単位を取得出来ずとも、自力で取らせるのである』
[ルーンを使えないわけではないと分かったのだから、嫌とは言わせぬといった態。ファンカンが呆れたように、けれど同意も込めて、きゅ、と鳴いた]
―隔離空間・通路―
サンプル……まあかわいがりそうな人はいそうだけど。
[もふもふしていた姿を思い返して首を傾げつつ妙に真面目な様子>>*49に遊びじゃないからなあ、と頷きを返す。
白もふが手を振るのにちょっと和んで手をふりかえした。
のんびりと歩くさきには、さて、なにがあるだろう]
―隔離結界・風の間近く―
Energiepfeil!
[二発の魔力矢の追撃を受けてぺしょっと落ちたところにダメ押しで一発。ピカッと光ったもふライオンは金色の欠片を残して消えた。
巻き添えを食らったらしいふわふわも一緒に落ちているようだ。
[04]{1}]
/*
1.ふわだまり多発地帯>>1:*11
2.小クリーチャー発生地帯>>1:*12
3.避難所>>1:*13
4.風の間>>1:*17
5.ふわふわウェイブ発生地帯
6は{2}-1
結果は{5}
─林エリアの漆黒の龍─
『うむ、そのような所だ』
[>>97 ティティエンの問いに漆黒は一つ頷いて。
召喚の話題には、小さく首を横に振った]
『いや、ああして挑む、その心意気はよし、と言えよう。
……アルのように、異界存在との接触を拒んでいるよりは、遥かによいと思うがな』
[続けた言葉には、やや、苦笑の響き]
はい、ゲルさん。
カード返すね。
隔離結界のみんなによろしく。
またあとでね。
[青の光を移した聖母のカードをゲルダに手渡し。
鴉と一緒にぺこっとお辞儀した。]
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