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住人――なあ。いないんじゃないの。
っていうか、さすがに、あの人数が自分の家に運び込まれりゃ、気付くだろうし、
とうに知ってた、ってなら、記憶もないけどこんな所にいましたー、って摩訶不思議な出来事に関わってるってことだろ。まともじゃねーじゃん。
それにさあ、
[進みながらも、手身近な扉を無遠慮に開いてみる。
ヌックとでもいうのか、こじんまりとした食事スペースを確認して、そのまま扉を閉める。]
さっきから、物音一つしないし。こんだけ、ガチャガチャやってんのに。
……あ、多分、隣がキッチンかな。ヌックとキッチンって併設されてるもンだろ。
[人の気配はない、と、思う。ご立派なお館では、その感覚がどれほど当てになるか分からないが。
そんなことをこぼしながら、キョロキョロと辺りを伺いながら進んでいる内に、漸く彼女の奇妙な歩き方>>57に気が付いた。]
……裸足?なんでまた――
[眉を顰めたものの、この奇妙な状況で、今更騒ぐほどでもない、だろうか。]
……部屋履きくらいなら、そこらへんの部屋にないか?
ゲストルームとかさ、こんなお屋敷ならどっかにあるでしょ。
……なんか、余計に真っ当な方法で連れて来られた感じしなくなったンだけど。
[かくいう自分も、家で使っていたままのルームシューズのままなのだが。
目的が変わった、と言わんばかりに、片っ端から扉をあけて、クローゼットなどの設備のある部屋を探していく。**]
お疲れありがと。
深夜営業してるお店とかから、たまーに特注来るのよ。
あと、やっぱ彼岸とか盆とかは、ねぇ……。
[かき入れ時は大変だから、と肩竦め。
人狼サーバーの霧の話題>>61に、僅かに目を細めた]
そこが浮かんじゃうのは、人狼プレイヤーの性かもねぇ。
とはいえ、今そっちの霧を思い出すと、残念な気分にしかなんないけど。
[苦笑するのに合わせるように、ふ、と眉を下げて一つ息を吐く]
あー……確かに、このまま冷えてても仕方ないし。
閉めよう閉めよう。
[身を震わせる仕種と、寒い、という言葉に閉める事への同意を返し。
どうしましょう、と言う問いにんー、と言いつつ首を傾いだ]
……一度戻って相談するか、もうちょっと中を見て回るか……。
一先ず、状況報告に戻る?
― 大広間 ―
[改めてパソコンの画面を見る]
村人4人、占い師1人に狼1人…… 6人って、此処に集まった人数と同じか。
[先程リアル人狼という言葉が聞こえたのはこの所為かと今更ながら納得する。と同時、嫌な気分に眉を顰める。
振り向けば綾野も微妙な表情をしていた。多分同じ事を思ったのだろう]
ま、流石に何もないとは思うけどなー。
[そうは言ってみたが上手く笑えていたかは分からない]
あ。
[そこでふと、持ったままだったスマホに目を落とす]
そういえばメール来てたんだよな…… って何だこりゃ。
時計がおかしくなってやがる。
[待ち受けの画面は特に変わりないものの、真ん中に表示された時刻は84:92とおかしな数字を示していた]
こないだ替えたばっかなのにもう壊れたんか……?
[高かったのになーと落胆しつつ、1件と表示されたメールを開き、内容に目を通して。
少しの間、無言になった]
/*
ほむ。
菊地さん、役職持ちかしら。
あと、礼斗くんがそれっぽいんだよねぇ。
さて、どー動こうかにゃー。
どうとでも動ける位置にはいるんだが。
/*
うっかり綾野さんを忘れかけてこれではいけない、と思ったら。
かつてこのシリーズでこんなにダミーと語らったことがあっただろうか。
明日はもっとPLと絡むんだい。
状況報告に戻りましょう。
中を見て回るのは、それからでも遅くないでしょうし。
[首を傾げる鷹津>>65に頷きながらそう返して、来た道を引き返そうとする。]
僕らの帰りが遅いと心配して、
誰かが外に出てしまったら大変ですから。
こういう時は連絡と相談が一番大切かと。
熱い珈琲でも飲みたい気分です、ね?
鷹津さんは砂糖あり派?なし派?
僕はどっさり入れますよ。
[きゅ、と眼鏡の位置を直せば、光も無いのに何故か輝くように見えた事だろう。
意識して空気を和らげようと適当な雑談をしながら、大広間へ戻る。
相手と同調して仲間意識を作る事は、いつでも重要な事だ。こんな時にこそ、バイトで培った接客技術はものを言う。**]
[ひょこ、ひょこ、と歩くうちに、その歩き方を青年>>64に気付かれる]
ぁ、
あたし、家ではいつも、素足で過ごす、から…。
………そう、だね。
部屋から連れて来られた、ってことになっちゃう…。
[裸足の理由を伝え、示唆されたことにやや蒼褪めながら乾いた笑いをして見せた。
部屋履き探しへと目的変更して探してくれるのについていき、客間らしき部屋で部屋履きを1足見つける]
あった!
これでなんとか……。
ありがとう、えーと……楠木さん。
[だっけ、と自己紹介を思い出しながら、ホッとした表情で礼を言い、足の裏を軽く払ってから部屋履きへと足を通した]
確認中断させてごめんね。
人はとりあえず居ないっぽいか…。
さっきのところ、もうちょっと詳しく調べてみようよ。
食料と水は、重要だから。
[そう言ってヌックがあった場所へ戻ることを提案。
隣がキッチンだと立てていた予測は合っており、そこには竃や汲み置きの水、保管庫には食料も十分な量があった]
……竃、だよね、これ。
使ったことないなぁ…。
[コンロと言う文明の利器に慣れてしまっていて、竃なんてものは触ったことすらない。
使えるかどうかはひとまず置いておき、一部ライフラインは確保出来そうと言うのは確認出来た]
えっと…。
屋敷の中に他に人は居なそう。
食料と水は十分にある。ただし調理は竃。
休む部屋もある。
……分かったのはこんなところ?
[裕樹と確認を取りながら、歩む先を大広間へと定める。
裕樹がまだ他を見ると言うならその場で別れて、分かったことの報告をするために珠樹は大広間を目指した**]
そだね、中はあちらの二人も見てくれてるんだし。
[頷きと共に返された言葉>>69に同意して歩き出す]
ん、そおね、こーゆー時だから報連相はしっかりとー、ってねー。
[へら、と笑いながら言う空気は軽い。
こんな時に深刻にならない──なり過ぎないようにするのは、諸々を経て身に着いたもの]
……あー、そういや、俺はコーヒー淹れようと思って立ち上がった直後だったんだよ、うん。
砂糖はなし派かなー……ミルクはわりと入れるけど。
[問いに返しつつ、にこりと笑う。
光もないのに輝くような眼鏡には、あれ、錯覚かな、とか思ったものの、一先ず置いて。
空気を和らげようとしているのはなんとなく気づいたから、それに乗って雑談をしながら大広間へと戻り]
─ 大広間 ─
たっだいま戻りましたー。
[大広間に戻っての第一声は軽いもの]
玄関見つけて開けてみたけど……ちょっと、外出るのはきっついわ。
物凄い霧が立ってて、先もほとんど見えない感じ。
[それから、今見て来たものを説明しておいて。
入った直後に見れなくなった村の話>>62が出ると、あー、と短い声を上げた]
……んーと、俺もそれ、やらかした一人。
一年ぶりの復帰戦でそれ食らって、うわー、ってなったんだよなぁ。
[ちょっとだけ、とおいめをして告げる内容は、IDこそ口にしていないが、わかる者には自分が『aquila』と認めているのとほぼ同義と言えた。**]
家探しするにしても、一旦戻らないと心配されそう。
収穫としては十分じゃない?報告しに戻るにさんせー。
[単独行動に出て、面倒な状況に持ち込む気はない。
自分の言動が十分に協調性のなさを感じさせるとはつゆ知らず、プラプラと軽い足取りで、彼女の後を付いて行く。
去り際、保管庫からパンを1つくすねたことに、大した意味はなかったが。*]
―大広間へ―
館内捜索班、戻りましたー
[締りのない声を上げて、大まかな状況>>73を伝える。
外に出られないという言葉>>75に、いよいよ困った、とは思うものの、それほど焦燥が込み上げるでもなく。]
……当分は、なんとかなりそう、じゃないすか。
竈とか、不便だけど、普通に食えそうなもんばっかりだったし。変なにおいとか、古そうとかも、別に。
あ、誰か食べてみます?
[ほら、と保管庫から失敬してきたパンを示して見せたが、何の変哲もない。
冗談ともつかない問いかけに応じる者がいないなら、自らの口に欠片を放り込みつつ、続く話題に、鈍く反応した。]
ああー……、おれも、入ってたかも。
この国の、ッスよね。
[広間の片隅、パソコンを指差して、首を傾ける。]
まさか、選別規準がソレ、ってコト?
……ゲホッ、ゲホ
[小さく咳き込む。
ぼんやりと、熱に浮かされたような頭に、自らの置かれている状況が、やけに遠く感じる。]
…………あつ、
……寒がりだと思ってたンだけどなあ
[体の内側から蝕むように、熱りが薄らと意識を取り巻く。]
─ 大広間 ─
[一旦戻ると判断した裕樹>>76に頷いて、共に大広間へと戻る]
全部は見てないんだけど…取り急ぎ確認が必要かな、と思ったところは見てきたよ。
[そう前置いて、裕樹と共に報告>>77をした。
外には出られそうにない>>75と聞くと、不安げに眉が寄る]
そんなぁ…。
[手を胸元でぎゅっと握り、視線を床へと落とした。
早く帰りたい、と強く願っていると、入村後見ることが出来なくなった村についての話題>>62が出る。
それを聞いて顔を上げたものの、他の人らも同じ境遇と知って、思わず引き攣った笑みのまま、スススと視線を逸らした。
はっきりと口にはしなかったが、その仕草で関わってるだろうことは容易に知れるはずだ。
RP村のみ参加、ガチは無理、と言ったのに何故ガチサーバーの村に関わってるのか、などの突っ込みどころが多いのは流石に理解している]
─ 大広間 ─
お、そちらもお疲れ様ー。
[館内探索から戻った二人にかける声音はやはり、軽い。
そちらの結果を聞くと、んー、と唸って]
……とりあえず、食べるに困らない、休むのも困らない、か。
それはそれでありがたいいけど、ねぇ……。
[なんでそんな事になってるんだ、という疑問は尽きず、眉を寄せるものの。
どうにも答えはでないから、ふる、と首を横に振って一度思考を断ち切った]
ありつけなくて残念でしたね。
こんな立派な館なら、珈琲を入れてくれる執事さんが出てきてもおかしくないのですが。
[笑みを向けてくる鷹津>>74に軽口を返しつつ、大広間へと戻る。
外の様子は彼が説明してくれるので、とくに付け足す事も思いつかずに頷くのみ。
飛河の不安げな様子を見れば、声をかけるべきかと迷うが、さすがに何を言えば良いのか思いつかない。
それにまず、情報をまとめるべきだ。
屋敷内を見て回った二人の言葉には、ひとまず餓死するという危険性はないことに安堵をするが、なぜそんな準備がされているのかと思うとぞっとしない。
パンを、との申し出には掌を振って遠慮しておいた。]
[村の話を持ち出されれば、眉根を潜めて親指を噛む。
想像はただの想像であれという思いは適わず、嫌な予感しか残らない現実がここにある。]
僕も、です。
エントリー文章いれて、参加ボタンを押したとたんに霧で。
[非常識にも程がある。
思わず自分が発狂した事を疑うが、残念ながら思考はいつも通り、おまけに他の人たちも思い当たること多々という顔だ。
思い出すのはSNSの日記とコメントたち、そしてそれを記入したPLたちのID。]
─ 大広間 ─
[問いに返って来た言葉は懸念していたことではなく]
────………
[問いかけられて>>82、引き攣っていた笑みがゆっくりと眉尻が下がった不安げな表情に変化した]
……なんかもう、よくわかんないよ……。
[ぽそ、と落ちる声。
見知らぬ場所、見知らぬ人達に囲まれて気が張らないはずが無い。
ただ、それが無理をしているのかと言われると、是とも言えず、否とも言えず。
そうして居なければ耐えられない気がしたから、そうしていただけ]
何でこうなったのかもわかんないし、何のためにこうしてるのかもわかんないし…。
わかんないことだらけなのに、どんな態度で居ろってのよぅ。
[どうすれば良いのか分からなくなって、目端からほろほろと涙が零れ始めた]
─ 大広間 ─
[同じ出来事を体験している者の多さに、ほんの少し眉を寄せたのは、僅かな刹那。
というかまあ、それどこじゃなくなった、とも言うが、それはそれ]
……あー。
[表情の変化と、零れた言葉。>>86
短く唸って、後ろ頭を掻いた]
確かに、わけわかんない事だらけだしねぇ……平常心でいろ、ってのが無理だよねぇ。
[自分だって、色々ときている部分はあるが。
取り乱してもいい事ない、という思考で強引に前を向いている状態。
そうでなくても見知らぬ者、それも男性の方が多い状況、というのは、この年頃の子には不安要素だろう、と。
そのくらいの想像はつく]
どんな態度でいろ、って言われても、俺もちょっと答えに困るんだけどー。
……とりあえず、引き攣り笑いとかはしてない方がいい、うん。
こんな状況で、不安になんない方がどーかしてるんだし。
[ほろほろと零れ始めたものに、内心あちゃあ、と思いつつ。
取りあえず、宥めるように頭を撫でてみた。
できれば、女性に触るのは避けたいのだが、非常事態、已む無し、と割り切って]
[RP村しかやらないと言っていた飛河こそ、因縁の相手「juju」なのだろう。
久しぶりに復帰した「aquila」は、鷹津で。
あの国のエラーに反応していたIDは覚えていたので、ズボンからスマートフォンを取り出して自身の参加記録をあさった。
ローカルデータに今までの記録と勝敗傾向、村のログは全てとっといているのだ。
口調と態度、発言傾向、それらからなんとなくの辺りをつける。
あとはカンだ。
そして顔を上げると、つかつかつかと菊地のもとへ歩み寄ってこそりと囁いた。]
「紅葉の村」では大変お世話になりました。
[にこりと温和な笑顔を浮かべて、相手の反応を待ってみる。]
─ 大広間 ─
[俯いた状態で、嗚咽混じりになりながら涙を零し続ける。
これまで向けられてきた言葉は状況把握のためのものだったから、意識をそちらに向け続けることが出来たけれど。
今かけられた言葉は自分を案じてくれるものだったから、張り詰めていた緊張がふつりと切れてしまっていた。
堰を切ったように溢れたそれは、しばらく止まることは無くて。
相手を困らせる>>88>>89とか、そんなことは頭に浮かばないまま、しばしそのままでいた]
っ、ひっく、ぅっく
[手の甲で零れる涙を拭っていると、不意に頭に何かが触れた。
ピク、と反応するように身動ぎしたが、嗚咽が収まるまでは、そのまま]
…………。
[面倒なことになった。
そんな思いも隠すことなく、泣きだした女>>86だとか、IDの探りあい>>90だとか。
どちらにも、あまり巻き込まれたくはないなあと、逃げるようにパンツのポケットに手を突っ込んだ所で、漸くその存在に気が付いた。]
……スマホはあるんスねー。
[誰ともなしに呟いて、もう一人の女性―綾野、と言ったか―に視線を送ろうとした所、どうやら彼女も落ち着かない様子である。
ふうん、と意味もなく呟いて、小さな端末に視線を落とす。電話やメールが繋がる気配はないが、一応、"機能"はするようだ。
ますます、奇妙である。]
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