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─区画内・公園─
別人って。
……そんなに、変わりますかねぇ?
[その辺り、特別意識してやっているわけではないので、これまた素で呟いた]
んー、まあ、いつの間にか一人歩きしている通称とは、かけ離れているかも知れませんけれど。
[それから、ぽつり、とこんな呟きをもらして苦笑する。
喜ぶ、という言葉の意味はピン、とこなくて首を傾げたり]
―区画内・交番―
[交番に戻ると後輩があわててこちらに敬礼をして、返礼を返す。
さきほどまでいじってたと端末の方を、じっと見るとやや顔を引きつらせていて。じーっと後輩の方を見やると目線をそらされた]
留守ご苦労だったな。
[声をかけながら後輩の端末の方に近寄ると、あっと声を一瞬漏らし。
耳がぴくりと、わずかな声だったがそれは聞き逃さない。
端末のディスプレイに映っているのは、今週のこの区画内の犯罪件数や落し物などのデータをまとめたもの。
前足をかちかちとキーに触れて、裏からゲームの画面がでてくる。
ため息をつくこちらとは裏腹に向こうはあわてて言い訳をはじめ]
そろそろ部長が来る時間だぞ。
[そう注意だけして自分用の机(特注のもの)に向かい、椅子に座り今日の報告日誌を端末に打ち込みはじめる。
しばらくしてやってきた部長に敬礼をし、返礼をされてから]
今日はこれ終わったら帰りますね。
[こちらの報告に向こうは頷いて、了承の意をもらった]
―商店街―
結局こんなのにしちゃったけど良かったかしら。
[馴染みの店の店主から、薦められたのは異様に赤い魚。
キンメダイ、という種類らしいが。
薄い袋から、赤い魚が少し透けて見えていた。]
煮付けると美味しい、って言ってたけど。
…あんまり元の魚見られない方がいいかな。
目なんて真っ白だし。病気とかじゃないのは分るけど…。
[若干グロテスクに見えなくもなく。さっさと持ってかえって捌いてしまおうと。
思った矢先に、見える範囲に同僚の姿を見かけた。]
あれ、ジョエルさん。屋敷に居た筈じゃ。
[どこか急いでいる様子に何かあったのかと、声をかけながら近づいた。]
ジョエルさーん、どうかしたんですか?
─ →商店街・馴染みの本屋─
[早足のまま、目的の本屋の自動ドアを抜けカウンターへと歩み寄る。
先程私服で一度訪れたため、仕事着で来たことに主人は訝しんだようだが、先んじて市民認証カードを差し出した]
……明日でも良いのに、何故今日中なんだ。
仕事中だったんだぞ。
[休みじゃなかったのか、と決済をしながら主人が問う。
それには、切り上げた、と短く伝え、返されたカードを懐に仕舞った]
まぁ、それでも早く手に入ったのは僥倖だ。
感謝する。
また必要な時はよろしく頼む。
[淡々と告げ、包装された商品を受け取った。
その言葉に主人は軽く肩を竦めるに留め、毎度あり、と返して来る。
それに対し一つも笑みを零さぬまま、本屋を後にした]
─区画内・公園─
えぇ、そうよ?
ちょっと遅れちゃったけどね。
[苦笑とともに、手に持ったクレープを見せて。
間に合わなかった、と落ち込むレッグの様子にあらあら、と苦笑を零して]
あそこは時間との戦いだものね…
私も休憩がもっと早ければ挑みにいくんだけど。
[と、溜息とともに目を伏せて思い浮かべるのは魅惑のチョコレートケーキ。]
村の設定が変更されました。
─商店街─
至急取りに来て欲しいと言われたもので。
個人的なものだったのですが、店側の都合もあるでしょうから。
[同僚に訊ねられたことには簡潔に答える]
そちらは、買い物は終わったのですか?
って…あら?
マイルズさんもいらしてたんですか。
こんにちは、今日はお散歩ですか?
[噴水の縁に座っている人物に気付くと笑顔で挨拶をして。
ここで良く会うこの人があの神秘の奏者ということは知らないし、結びつかない。]
─区画内・公園─
演奏中はその二つ名に相応しく見えんのにな。
伶人の新たな一面発見!とかって喜ばれるんじゃね?
[伶人には見えない青年に軽く笑って言う。
ギャップ萌え、などはこの御仁に説明しても無駄だろう]
あー、それ正解。
今日は俺が行った時点でシャルロットが残り3つだったもん。
もう殆ど残ってないんじゃねーかな。
[司書から見せられたクレープには頷いてそう返す]
時間的にキツイよね、そっちは。
休みの日にガンバってくれ。
[その手には土産のフロマージュの箱があったり。
本日の売り切れ原因の一人だったりもするわけである]
―商店街―
[声をかけたわりには、こちらに気づいて無かった様子に、少々首をかしげたが。
そのまま入った店を見て、何となく急ぐ内容は理解できた。]
ああ、本。
[とりあえず主の身に何かが、といった事でないのには安心した。
少し待っていたら、やっぱり気づいていたようで。出てきて答えてくれた内容に、やっぱりなぁと思いながら。
逆に尋ねられた事には、はいと良い返事を返した。]
いつものお店で、キンメダイっていうのを勧められたのでそれにしました。
切り身にしてから煮付けようかと。
すごい派手な色のお魚なんですよ。味はいいらしいんですけど。
[ついでに袋を少し上げ、赤い色を外から見せた。
いつもなら袋を開けて、中身を見せたりするのだが。今回はやめておいた。]
─区画内・公園─
[話の途中、振り返ったレッグの向こうに見えた姿。
誰、と認識して挨拶するより先に、向こうから声をかけられて]
ええ、ちょっと羽を伸ばしに。
ナターシャさんは、休憩時間ですか。
[のんびりとした調子で挨拶を返した]
[レッグとマイルズの会話には首を傾げるも、人の会話に割って入る真似はせず。
レッグから店にはほとんど残ってなかったと聞かされればやっぱりね、と肩を竦めて]
お休みの日はお休みの日で、一人暮らしのお姉さんはこれで中々忙しいのよね。
ほら、家にも顔出さないといけないし?
[そう言いながらも、手に持っているものに気付けばちょっと瞬いた後悪戯っぽく笑って]
あら、そっちはちゃっかりゲットしてるのね?
独り占めはダメよ?
[おうちの人と仲良くね、と笑って首を傾げ。]
─区画内・公園─
そりゃまあ、仕事している時はそれなりに見えなかったら、問題ですよ。
……それって、喜ぶような所なんでしょうか。
[当然の如く、ギャップ萌え、とか説明されても理解はできない。
箱入り、というわけではないのだが、とかく、浮世離れしている部分が多すぎる]
[なお、二人のケーキを巡る敗北の一端にある意味で関わっている事に関しては、当然の如く、自覚なし]
─商店街─
そうですか。
[返答に軽く肯き、示された袋の中に視線だけを落とす]
捌いてしまえば、見た目が派手でも問題ないでしょう。
準備はよろしくお願いします。
私はもう一つ寄らなければならないところがありますので、先に戻っていて下さい。
─区画内・公園─
えぇ、英気を養いに。
[マイルズから、休憩かと聞かれれば頷いて。
手にあるクレープと、レッグとマイルズをみてしまったなぁ、と。]
ううん、こんなに知ってる人に会うんだったら
お裾分けできるようなもの買ってくればよかったわね。
[女の子相手なら、一口食べる?とすることもあるだろうが、さすがに男性相手では気がひける。]
―区画内・公園―
そっか。やっぱ一人暮らしってのは大変なんだなー。
家も近いと大変だ。
[うんうんと頷いていたが、悪戯っぽく笑われてハタとなり]
あー、うん。
今日はラッシュも遅くならないって聞いてたからね。
親父さんもゆっくりできるらしいんで、ちょっと。
[点数稼ぎとか続きそうになったのは内緒である]
―商店街―
やっぱりこのままだと抵抗ありますよね…。
はい、それじゃお待ちしてますのでお気をつけて。
あんまり遅くならないうちに帰ってきてくださいねー。
[のんびりそう言って小さく手を振ると、そこでジョエルとは別れて屋敷へ戻ろうと足を向けた。]
─区画内・公園─
なるほど。
司書のお仕事も大変ですしね。
[英気を養いに、というナターシャに頷いて。
その後の言葉に、少し、笑った]
ああ、お気遣いなく、ですよ。
甘いものなら、お茶の時間にいただいて来た所ですので。
それに、夕飯前に食べ過ぎると、小言を言われてしまいますからね、私。
[冗談めかした物言いは、あんまり冗談になっていない。
かも知れない]
─商店街─
私は気にしませんが……あまり良い見目とは言えませんから。
はい、直ぐに戻ります。
…ああ、公園にマイルズ様がいらっしゃったので、可能ならば回収して下さい。
まだ誰かとお話になられているようでしたら、そのままでも構いません。
[主を物扱いするような言葉を同僚に向けて、彼女とは反対方向へと歩き始めた]
―区画内・公園―
それもそーか。
流石はプロってとこかな。
俺に聞かれても困るけどさ。
大の男を可愛いって喜ぶ趣味は無い。
[目の前の御仁が可愛いと思うことがないわけでもなかったが。
自分にとって何よりも重要なのはその「音」だ]
いいよ、俺はこのとーりだし。
これ以上何か貰ったら悪すぎるって。
[クレープを見つめる女性には笑いながら首を振り]
―区画内・交番―
ええ、ここ最近帰りも遅かったですしね。
[報告書を打ち込みながら、何気ない会話を部長や後輩として]
久しぶりに家族での一家団欒ですよ。
レッグも今日は帰りが早いみたいですしね。
[今日の報告書を書き終えれば、それを保存をし]
よし、今日の業務終了。
─区画内・公園─
えぇ、気楽なところも多いけどね。
[だから、大変ばかりじゃないのよ?と首を傾げ。
彼が留学してきているのは知っている為家が近いと、という言葉には微笑みだけを返して]
そう。
パトラッシュさんもいつもお忙しそうだから、たまにはのんびりさせてあげてね。
[この区画をよくパトロールしている姿をみるため、そんな言葉をレッグに向けて]
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