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[泉の水の冷たさ故か、私の心も凪いで。
窓の外、彼の仔達が喜びそうな料理の香りが風に乗って届いた。
無意識に風上に回り、そちら側から室内へと入る。
未だ育ち盛り達の姿はなく、睡眠の欲求を満たしているよであった]
ただいま戻り……ました…
[物思いに耽る姿に、声を潜めて。
私はどうすればいいものかと睫毛を伏せ、瞳を揺らした]
[小さな声にふと我に返り、瞬き一つ]
ああ、お戻りですか、と。
……何やら、沈んでるみたいだけど……どうか、した?
[問いかける声は、気遣うよな響きを帯びて]
[挨拶の声はやはり、物思いを途切れさせてしまったようで。
なれど気遣われる響きに、私は言葉を迷わせた。
機鋼の魔との遣り取りなどが脳裏を過ぎる。
聞いてもいいのか、邪魔となるのか。
踏み込みすぎては、離れたいと思わせるであろうかと]
………、
[薄い唇が、幾度か音なき声を漏らして。
一度目を閉じて、心落ち着かせてもう一度言葉を紡がんと試みる]
………その、
……とは…難しいものだと………
/*
うーん。
陽光の人は大丈夫なのだろうか。
別に、こちらは放置でも問題ないのだが。
リアルトラブルでなければよいのだけれど。
[濁された言葉の意味は、やっぱり捉えどころなく思えて。
異眸をきょとり、とさせつつ、対ならざる対を見やる]
……ええと。
なんに対するそれが難しい……のか。
それがわからんと、俺もなんとも言えないんだけど……ね。
「……相方」
[ばさり。
白梟が羽ばたき、呆れたよな声を上げる]
……何だよ。
「……いや、なんでも」
[口ではそう返すものの。
白梟の丸い瞳はかなり、物言いたげ]
これは。
……起きちゃいけないんだよね。
オレ、わかるよ。
[邪魔しちゃ、だめ。えへん。
傍の鴉も、肯定するようにばさりと羽ばたいた。]
[毛布が、僅かにもぞ。
……、おきてるけど。
起きてないふり。 邪魔しちゃダメ。
って、メーアが言ってるから、寝たふり。寝たふり。*]
[対成らぬ対の疑問は最もで。
なれど正面きって言うのはなかなか難しく。
かといって、勝手に人様の事を例に出すわけにもゆかず。
困って見上げた異眸はきょとんとしていて、思わず瞳が揺れた]
…………。
[相手を困らせて己も困る悪循環を断ちたくて、私は瞳を揺らし
―――見つめ返せぬまま、無理に勢いをつけて言葉を紡ぐ]
あの、私……
過保護にしてしまったり、心配しすぎてしまったり…
適切な距離をとるのが………上手く出来ませぬ。
[声は段々小さくなり、それにつれて視線も床へと落ちた]
[告げられた言葉に、がじ、と軽く頭を掻いて]
過保護……ってのは、セレスの事か。
でも、それはそれで、あなたの「らしさ」だと思うし。
そんなに気にしなくてもいいんじゃない、かな?
[言葉を選びつつ、返す。
距離の事に触れなかったのは、多分、自分も答えを出せずにいる事だから]
殲滅の陽光 ヘルガが「時間を進める」を選択しました。
時空 オトフリートは、機鋼 アーベル を投票先に選びました。
時空 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
[舌打ちされてもなあ、とか思いつつ。
むしろ、物陰から出てこいよ、と思ってるけど言わない。
多分、そこらは無意識の自己保身です。きっと]
[俯いたまま、時の竜の声をゆっくりと受け止める。
頭を掻く仕草を見たなら、困らせているのであろうと余計に落ち込んだであろうけれど。
今は見えなかったから、ただ言葉とその響きだけを追って]
………はい。
急には変われないのも…私らしさなのやもしれませぬ…の……。
[俯いたまま、小さく頷く。
心司る竜のノイ殿も、いいといっていたから。
時の竜がいいのであれば、少し甘えるも…許されるであろうかと。
髪の間から覗いた人の耳が、*薄く染まった*]
[いっぱいいっぱいな麒麟は、メーア殿の気遣いを知るはずもなく。
知ったら知ったで真っ赤になって、ぱたり倒れてしまいそなりや。
*知らぬは幸いばかりなり*]
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