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―宿・一階―
ライヒアルトさんが、アーベルさんを連れて外へ出たのは見えたけど。
[ただそれだけ。特に何があったとも思えない。]
投票を委任します。
店番 ベアトリーチェは、宿屋の息子 フォルカー に投票を委任しました。
おぅ。
[二人の声が聞こえて、わりと軽く返した。
慢心するつもりはない。
あとはどれだけ勘が鈍っているかどうかだろう。
敵と認識した者へ向かう時は、獣のような光が瞳に宿っていた。]
─ 宿屋 一階 ─
[リズの言葉>>200で出来事の一端は知るも、「へぇ」と声を零すに留まる]
……………。
[それから僅かに視線が落ち、虚ろな瞳が傍らの床に転がる剣へと向いた。
けれど、ただ見るだけで手を伸ばすようなことはせず。
瞳は再び宿の中を見回すように彷徨う]
─ 宿・一階 ─
……それを言ったら、付き合いのそれなりにあった俺はもっと複雑ですよー。
[息吐くクロエ>>187に、ぽつりと返して。
冷め切った茜色を手に取って口に含み、乾いた喉を潤す]
……ん……あれ。
ライヒ、は?
[それからようやく、不在に気づく。
ゲルダが飛び出して行ったのは、それと前後していて。
状況がつかめず、きょと、と瞬いた]
/*
やれやれ。
ねこのて出動にならんでよかった。
あれやるには、全員非表示にして即行かける、というひじょーに面倒な作業があるでよ……!
……うん。そうだね。
僕も信じてもいいかなって思うけど。
[少女>>199のひそりとした声に頷く。
加工師がもし違った時に少女が疑われるのも、僅かでも少女を疑ってしまうのも嫌だった]
何が!?
[話している間に加工師が外に飛び出していった。
聞こえてきた大声>>195に少女と顔を見合わせて、何が起きてるのか確認しようと扉に足を向けた]
―宿屋・一階―
何か気になることでもあった?
[あまり、あの2人の話というのは想像がつかないが妙な行動を取るような人でもないと思っていた。
何かを気にしているような幼馴染へ首を傾げ、ゲルダさんが飛びだして行くのが見える。]
・・・どうしたんだろ。
[アーベルの名を呼び外へと出たゲルダ>>195
少しだけ驚いたのかピクと肩が揺れた。
声のした方へと目を向けてから
フォルカーの方を見遣り不安げに柳眉を寄せる]
[フォルカーが扉の方へと足を向けると>>205
少女はそれを追うように彼の後を追った。
ライヒアルトの姿がないらしいことも
オトフリートの呟き>>203で薄ら知れる]
[宿の外、ひらけた場所で対峙している二人を見つけるのは程なくだろうか。
自分に続いて出てきた者が、それを見つけたかもしれない。
それは丁度、ライヒアルトがアーベルに切りかかっていくところで。]
─────…!!!!!
[見えた光景に足を止めることなく、駆け出す。
出来るなら、間に入ってアーベルを庇おうと身体が自然に動いていた。]
行商人 イレーネは、彫刻家 アーベル を投票先に選びました。
─ 宿屋 一階 ─
ん……。
わざわざ、外に行ったんだ、と思って。
聞かれたくない話だったのか、それ以外に何かあるのかな、って。
[リズの問い>>206には思っていることをそのまま答えて。
ゲルダについては少し考えてから]
……ゲルダ、アーベルを失うことを極端に恐れてる。
殺されるような事態にはしたくなさそうだったから、姿が見えなくて不安になったんじゃないの?
─ 宿・一階→外 ─
[惚けた事を言っている間に、外へと向かう人が増える。
どうするか、の逡巡は、そう長くなかった]
……無茶するからなー、あいつ。
[ぽつ、と零れ落ちるのはこんな呟き。
一つ、息を吐くと立ち上がり、やや遅れて、外へと足を向けた]
[狼と思われるならそれも良しと思っていた。
殺しあう時だけは、自らの位置がはっきりとしていて、内心安堵を覚える。戦う時だけは、何もかもが二の次になっていた。
向こうが繰り出す拳を、柄で受け止める。
思ったより重いそれに眉を潜めながらも。
口元には、あくまで傭兵然とした笑みが浮かんでいた。]
[不安そうな少女>>207の手を一度ぎゅっと握る。
扉の外に出ると、刀を手にした修道士と彫刻家が見えた。
加工師>>209が二人の間に割り込むように駆けてゆく]
……!
[声が出ない。体が動かない。ただじっと見ている]
[ゲルダが割って入るようなら、蹴り飛ばして弾いた。
邪魔をするなとは細められた瞳が告げる。
お前は俺の獲物じゃない、とは胸中のみで。
だが結果がどうであれ。
おそらくはそう遠くない時期に、二人とも同じ場所へと送れるだろう]
加工師 ゲルダは、伝承学者 オトフリート を能力(占う)の対象に選びました。
無茶するなあ……
[ライヒアルトがなにを思ってアーベルに狙いを定めたかなどわからない。
己には気づかなかった何かがアーベルにあったのかもしれないと吐息を零した]
って、おいおい……
[二人の間に割り込もうと無茶をするゲルダの姿にあっけにとられ、とめるのは間に合わなかった]
[伝わる少年の手の感触>>214に不安は少しだけとけて
きゅっと少年の手を握り返し外へと向かった。
少年と同じ光景が少女の眸にも映り込む]
――…っ
[少女はどちらの名も呼べなかった]
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