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─ 『蝕』翌々日 ─
あぁ、起きられたか。
[見慣れた診療所の天井を見上げて、一人ごちる。
昨日はあの後何人も眠り込んだ者を診た。
心拍も体温も安定していて、本当にただ熟睡しているだけに見えたが]
…眠りが深すぎる。
[たとえるなら、冬眠中の動物だろうか。
眼球運動すらせず眠り続ける彼らを目覚めさせる術は、医学では無いのだろう。
悔しいが、今はそれを悔やむよりすることがある]
ポラリスに時間を貰わんと行かん。
眠ってしまったものが増えていないかも、確かめんと。
─ 『蝕』翌々日/村 ─
[外に出て沢山の光を身体に浴びる。
あの『蝕』以降も空はいつもと変わらなかったけれど、空気はどこか重かった]
……どうして、破ってしまったのかな。
……どうして、眠らせてしまうのかな。
[ずっと使命感に囚われていて考えも及ばなかったこと。
眠りと言う時間を挟んだお陰か、思考に少し余裕が出来てきた。
今は、これらも探す理由の一つとなっている]
― アルカの家 ―
[ちょこちょことアルカの後をついて外へ
騾馬に飼い葉をあげるのを珍しそうに眺めて]
ん、リィも同じ事考えてた、けど……
一緒に、行ってもいい?
[気になる事は同じ、とそう思って。一人ではやっぱり不安だったからそう返した]
─ 『蝕』翌々日 ─
[昨日は広場を出てからエリィゼの家と宿屋を回ったところで、他にも眠り込んでしまった村人の家族に呼ばれて。
テレーズの様子を見に行ったのは夜遅くになってしまった。
身体の弱いクレムには負担をかけてしまったと、そう考えたところで、ふと違和感に気付いた]
………何だ?
[正直疲れていたから、あの場>>46では様子をおかしいとも思わなかったけれど]
いやに、落ち着いていなかったか?
[あの青年が男に対して苦手意識を抱いていることは伝わっていた。
盲目の彼女を姉のように慕っているのも知っている。
だから、もっと取り乱していても不思議ではないのに。
思考はすぐに、行動を選び。
まずは青年の家へ向かおうと、診療所を後にした*]
医者 ヒューゴは、商人 アルカ を心の中で指差しました。
医者 ヒューゴは、青年 クレム を心の中で指差しました。
医者 ヒューゴは、旧家の子供 エリィゼ を心の中で指差しました。
/*
うーん、誰がどこに向かうかさっぱりだにゃ。
ヒューゴ先生はクレムの所に来るけど、今日投票してる、かなぁ?
いきなりエピるとちょっと驚くけども。
ないとは思うけども、でもPC視点だとリィに疑い向かないのよね(悩
/*
で、投票先…。
アルカちゃん抜くとビーネちゃんくらいしかなくなるわけで、PC視点ではエリィちゃん白なのでエリィちゃんにして通ると他に任せざるを得ないわけで。
他の人がどうするのか読めなさ過ぎて(みゅーん
[空気の入れ替えが済んだら窓を閉めて
二人のシーツを掛けなおした。
ベッドの傍らでしゃがみこみ寝顔を見詰める]
少しだけ深い眠りなだけなんだよね。
[起きて欲しいと思う。
仮令誰かにこうした理由があったとしても
大事な人が眠り続けてしまうのはかなしいから]
…………。
[躊躇うような間のあと]
おじさん、おばさん、じゃなくて
本当は、とうさん、かあさん、って呼びたかった。
[そんな想いも知られていたかもしれないと思うけれど
言葉にしてみたくて、眠るふたりにそんな呟きを漏らした]
/*
とりあえず、襲撃は妖魔噛みを選ぶよーだけど。
投票は割れそうだなあ、この状況。
うっかりエピとか、マジであるから気ぃつけれよー。
童話作家 ポラリスは、用心棒 アルビーネ を心の中で指差しました。
[男が両親の元に行かないのは]
[自分が居なくても、アルビーネが居るからだ]
[両親を慕ってくれる家族が居る安心感が、あるから]
[それを言葉に出さないのも]
[言わなくても伝わっていると、通じていると]
[無意識に、頼っているからだ]
― アルカの家 ―
[不意に騾馬の様子がおかしくなる。
アルカの様子もどこか変わったようで]
いる、って?
[短く問い返す]
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