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これまた、考えてても、仕方ない……か。
[今は、弟や、その幼馴染たちを信じるしかない、と。
そう、割り切って]
……幼馴染……かぁ。
[直後、緑はふと陰る。
いつからか、不可解な距離を感じるようになった自身の幼馴染]
あいつもあいつで。
なに、抱え込んでんだか、ねぇ……。
あなたを?
[きょとん、としてオトフリートを見上げる。
単眼鏡のその奥の、瞳の更に奥まで見るように]
あなたを描いたら、終わるの?
ほんとうに?
[じいいいいっと、覗き込む。]
白練の歌子 エルザは、司書 オトフリート を能力(襲う)の対象に選びました。
白練の歌子 エルザは、青年 アーベル を投票先に選びました。
ああ、本当だ。
[覗き込む少女に微笑みを見せて]
全て、終わる。
だが、もうしばらく待て。
解放には、もう一本の絵筆が本当に必要だ。俺が、取って来てやる。
[言って、傍らに置かれた絵師の肖像を抱え上げた]
/*
こうかな?
うぐぁ
PL的にはもっとアーベルとからみたい、んです、ががが。
ミハエルは絵を描くからだめだし
ユリアンは糾弾したいだろうからだめだよね。
あああああ。
白練の歌子 エルザは、司書 オトフリート を投票先に選びました。
[抱え込みに関しては、自分が劣悪、という自信はある。
空しいが。
が、その自分から見てもそう見えると言うのはどうなのか、というのもある。らしい]
……ん。
[また一つ、ため息をついた直後に走る、震え。
リディの封じの時ほど、大きな衝撃ではないが、それは間違いなく、『絵筆』の用いられた感触]
……無闇に使うなってのに、もう……。
[苦笑を零しつつ、意識をアトリエへと向ける。
揺らぎの後、ふわり、と景色は入れ代わり]
うん、わかったわ!
ありがとう。
あなた、とっても良いひとね。
[にっこりと満面の笑みを浮かべ深く、頷いた時には、もうオトフリートは歩き出して居た。
少し駆け足で彼が図書館を出るのを玄関で背中に手を振って見送り。
図書館の入り口の脇に、しゃがんで頬杖をついた格好で上機嫌に歌を歌い始めた**]
─アトリエ─
[たどり着いた先で目に入ったのは、赤色の目を引く絵]
……ミリィ姉の?
そう、か……確かに、依り代がなければ、それだけ不安定になる……。
[描かれた理屈は察しがついたが、しかし。
ほんの少しだけ、複雑なのは否めない]
─診療所─
……ん。んう。
[ゆっくりと気だるげに眼を開く。]
んあ。…………ここ、は?
[灯りに手を翳し……自身の黒く染まった手が目に入り、思い出す。]
……ああ、そっか。アトリエでぶっ倒れて。
てことは、ここは診療所。かな?
[歩き出す背に、エルザの歌が聞こえる。ざくざくと岩を砕いて均された道を踏み、その歌から遠ざかる。アトリエに着くと「絵師」の護衛なのか見張りに立っていた一人にキャンバスを見せて]
ミハエルに、これを届けに来た。
[そう告げた]
[若干の迷いはあっただろうが「絵師」と幼なじみであることは知れていたし、何より手にした肖像の効果は絶大で、そのまま道は開かれる]
ミハエル、絵を持ってきたぞ。
[アトリエの戸口で幼なじみの弟を呼ぶ。彼が、自分が勧めた通り、薬師の絵を描いたなら、絵筆はここにあるはずだった]
[為される会話に挟むことばは持たず、
あったとしても、聞こえることはない]
……っ、
ばっかじゃ、ないのか。
[その姿は二人の目には止まらない。
隣に置かれていた絵を抱いて、出ていく男の背を見送る。
依り代が形作られたために鮮明になっていた世界は、
水の奥底から見るように、*揺らいだ*]
[表で話す声が聞こえる。
やがてそれは、己を呼ぶ声へと変わった]
え…あ。
はい。
[扉のほうを振り向き。
瞬いた後、急いでそちらへと向かった。
漆黒の絵筆は、描いたばかりのキャンバスの前に]
ん?よっ。起きたか
[椅子から立ちあがりユリアンの下までいき]
何があったか聞きたいとこだが、動けるか?
[と聞きつつも。ブリジットにユリアンが起きたことを伝える]
[戸口から聞こえる声に、そちらを見やる。
聞きなれた、声。
いつもであれば、その言葉は額面通りに受け止められたのだろうが]
…………。
[図書館で交わされた言葉は知らない。
だが、何故か、不安を感じた]
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