75 花を見上げて君はわらう
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[少し離れた位置から覗きこんだ中、
キリルの灰銀が見えた気がして。
飛び込むか迷い、うろりと動く様は檻の中の熊のよう]
(69) 2012/05/16(Wed) 00:07:37
[習慣化されているのか、無意識に銃に手が伸びた。
キリルの時のようなはっきりとした指針は、今はない。]
(70) 2012/05/16(Wed) 00:07:48
[ゆらり、と立ち上がる。
「来るな」という思いと、「来い」という思いに挟まれて。]
(71) 2012/05/16(Wed) 00:09:18
どうしよう…、どうしよう。
……兄貴。
…お兄ちゃん。どうしよう…。
[思いはいつしか14年前のあの日に重なる。
かつてのように呼びかける、声は闇へも響こうか>>+41]
(+49) 2012/05/16(Wed) 00:11:01
ロランは、狼がひとつ、大きく吼える。
2012/05/16(Wed) 00:11:46
―――ッ!?
[狼が吼えるのが聞こえた。
―――背後からだ。]
(72) 2012/05/16(Wed) 00:12:52
ミハイルは、後ろを振り返った。
2012/05/16(Wed) 00:13:12
ミハイルは、後ろを振り返った。
2012/05/16(Wed) 00:13:12
(-52) 2012/05/16(Wed) 00:13:33
(-53) 2012/05/16(Wed) 00:13:59
…約束を、違える訳にはいかないから。
これだけはしないと、…
[呟いて息を吐く。
意を決して、狼の後ろ足は大きく跳躍をした。
ガシャアン!と高い音を立てて窓ガラスが割れ、
その身はミハイルの家、ローズウッドの扉の部屋へと踊りこむ]
(73) 2012/05/16(Wed) 00:14:50
[それでも、ミハイルがどこにいるのかは知らなかったし。
駆け出す気持ちに寝不足の体はついていかなくて。
早足程度の動きで森から離れようとしたとき、川の方から音が聞こえた気がして振り返る。
視界に入ったのは、狼か、それともユーリーだったろうか]
(74) 2012/05/16(Wed) 00:15:00
――ッ!?
[窓の外に大きな狼が見え、それがガラスを割って飛び込んできた。
その背に乗っていたのは――]
……ロラン!!
(75) 2012/05/16(Wed) 00:17:59
…ミハ…ッ
ごめ、ん……!
[狼の足は止まる事無くそのまま疾走する。
素早くキリルの遺体を見つけると駆け寄り、
その腕へとかぶりついて。
首をぶんぶんと振り、その手首から先を千切りとる。
その間、ロランはその首にただただしがみつくのに必死で
ぎゅう、と、黒銀に顔を埋めていた。
――ミハイルの顔を見たくない、と言う風でもあって]
(76) 2012/05/16(Wed) 00:19:55
[森の中には入らなかった。
川辺の砂利を踏み、戻ろうとすれば
華奢な人影が眸に映り込む]
カチューシャ …
[彼女の姿を見詰める男の目許がふ、と和む]
(77) 2012/05/16(Wed) 00:21:22
[見えない目を彷徨わせる。]
……キリル……?
[声は確かに今の妹のもので、でも懐かしい呼び方だった。>>+49
何処だろう。手を伸ばす。
ふと、空気が変わった気がした。]
(+50) 2012/05/16(Wed) 00:21:47
ロランを捜しにきたんだが――…
みつけられなかった。
[男は軽く肩を竦める]
(78) 2012/05/16(Wed) 00:24:14
ロランは、メモを貼った。
2012/05/16(Wed) 00:25:02
ロランが「時間を進める」を選択しました。
…お兄ちゃん?
[灰銀の瞳彷徨わせて、手を伸ばす。
指先は兄へと触れるだろうか。
懐かしい、気配がした]
(+51) 2012/05/16(Wed) 00:25:19
――ロラン!!!…ロラン!!
[名を呼ぶことしか出来なかった。
「ごめん」と言ったっきり、狼の躰に顔を埋めるロラン。
人間だ。感情を持った、ただの人間。
眉間に皺が寄る、]
……これから、どうするつもりなんだ…!!
[銃は手中にあるが、大きな狼を前にしても構えるのも忘れて、ロランへと問う。]
(79) 2012/05/16(Wed) 00:25:55
ミハイルは、メモを貼った。
2012/05/16(Wed) 00:27:18
[人影が見えてほっと息をついた。
それがユーリーだと知れば、安心したように肩から力がぬけて]
ユーリーさん……
[その表情までは見えなかったけれど、呼ばれた声は聞こえて。
駆けるというよりは早足、という速度で彼へと近づいた]
ロラン、居たの。
狼に、掴まってた……ミハイルさんを探しにいくって……
やらなきゃいけないことがあるって……
[不安そうな瞳で背の高い人を見上げ]
ミハイルさんが、どこにいるか、知ってる……?
(80) 2012/05/16(Wed) 00:28:14
リトヴィノフさ──…ミハエル。
お願い。見逃して。
[祈るように名を呼び直す。
猟銃持つ彼を、恨んではいない。
責任感の強い彼のこと。
覚悟の上のことだったろう]
(+52) 2012/05/16(Wed) 00:28:22
[気配を感じる。
だがその姿を捉える事は出来ない。]
其処にいるのか……?
[声がしたと思しき方に手を伸ばせば、指先>>+51に手が触れた。
ほんの僅かに躊躇ってから、もう片手も伸ばした。包み込む様に握ろうとする。]
(+53) 2012/05/16(Wed) 00:28:29
[ゆるゆると顔をあげ、ミハイルを見ながら、
キリルの手首を口に運び、指先を齧った。
人を食う、人狼の仕草。
そのままに、彼の持つ銃口を見て――]
…この村を出て、安住の地ってのを。
探しに行こうかな…って、思ってる。
[なきわらいのかお。
この至近距離、避けられるものではないと思う。
ミハイルの幼い記憶の男の言葉>>1:190と、
計らずとも同じ言葉を紡いだとは、知らない]
(81) 2012/05/16(Wed) 00:28:41
カチューシャは、メモを貼った。
2012/05/16(Wed) 00:28:45
ロラン、だいじょうぶ。
ここにいるよ。ここにいるから──…
[言葉を切る。一度、目を閉じた]
(+54) 2012/05/16(Wed) 00:29:12
…───ありがとう。
[彼へと、届けばいいと身勝手に願う**]
(-54) 2012/05/16(Wed) 00:29:20
(-55) 2012/05/16(Wed) 00:29:57
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