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はっ、あるはずないだろ?ってか、あってもむしろ。あんた言う気はねえじゃねえの?
[ダーヴィッドの冗談っぽくいう言葉に一笑し、ただ掲げられたナイフには
腕を少しずらすが。ざっくりと切り裂かれ、血が滴り落ちる]
…いってぇなぁ…当たれや
[顔を顰めながらもなんだか無茶なことを言って、己も短刀を取り出し、腰を落として構え。ダーヴィッドを見据える]
…一応聞いといてみるけど。あんた。人?
刺繍工 ゲルダは、盲人 カルメン を能力(襲う)の対象に選びました。
[ゲルダの綴る言葉に、蒼は険しさを帯びて。
窓辺に下がる様子に、そことの距離を測る]
……で。
猫かぶりやめて、どーするつもりなんだよ?
[距離を測る。
痛みは、まだある。
その理由は、よくわからないけれど]
[ロミの視線と交差すれば、じっと見つめ返しただろう]
カル。
[此岸へと届かない手を伸ばす。
流れる紅を止められないと知りつつ押さえようとする]
Domine deus...
[祈りの言葉を口にしながら。
ユリアンによって引き離されたその身体を護るように、触れられない腕で抱きしめる]
ロミに言葉を返せなかったのはどう言えばいいのか分からなかったからだ。
ブリジットやローザのように、しっかりと心と向き合うための言葉を持っていなかったから。
なぜなら見たくないと思いながら。
同時に見ていたいとも思っていたから。
誰よりも、大切な人だから。
出来る限り見届けたいと。
どうしましょうね。
名案があれば、教えて頂きたいところです。
[くすくすと笑った。
心底、可笑しそうに]
まあ、逃げましょうかねえ。
[窓を開いて。枠に手を伸ばす]
[同情を買う──演技。
ゲルダの態度でそれが知れても、カルメンはショックを受けるにまでは至らない。
偽りだったとしても、自分が為さねばならないことに変わりは無かったから]
じんろー、すくう。
なおせない、なら、ころすしか、ない。
しねば、みんな、おな、じ……。
[傷口を押さえながら、視線が落ちた。
本当ならこうならないのが一番だった。
何事も無く、皆で生活出来れば一番良かった。
けれど始まってしまった以上、後戻りは出来ない。
力を持つ者として、終わらせる義務がある。
今のカルメンにその手段が無いとしても]
/*
……いや、俺ここでゲルダに投票していいのかわからなくなっちまったんだが…わかるけど、でもここでどう締まるの・・・自信ねー。でも他のやつ殺すってダーヴィッドしかいねーしなぁ
……そう言われて、はい、そーですか、いってらっしゃい、とか。
[開かれる窓、枠に手をかけるゲルダ。
迷いは──あったか、なかったか]
送り出せるかっつの!
[声と共に、駆けだす。
間に合うかはわからない、けれど。
銀の刃を、繰り出して]
ローザさん。
[届かないと知りながら叫ぶ人の名を呼ぶ。
それ以上掛ける言葉を見つけることは、ロミに対してと同じように見つけられないけれど]
/*
いや、違うPL視点か
…続くなら俺じゃね?
ってことで、ゲルダに迷いなくぽちっと。吊られるなら吊られるし、どっちにしろ俺に選択肢ないしな
[自分を抱きしめてくれるローザの死を、ロミルダは聞かされていなかった。
けれど]
……ぇ…
[記憶の赤い月が変化を遂げる。
――真っ赤になった台所の床と、
『殺されかけたから逆に殺した』という、淡々とした言葉]
――…や、
[2人の死の光景が、記憶の穴に埋められる]
[眉を顰めた、そこに問いかけられた言葉]
――っ
[映像が入れ替わる。
昨日の夜中、赤い月が出ていた時刻。
冗談めかした『共犯者』の言葉と、そして ]
…。
[ふ、と。嫌いという言葉に、嬉しそうに口の端を上げた]
お礼を言いたいのは、こっちなんだけどねぇ。
[「場」を望んだことを。
つい、教えたくなるけれど。今は、目の前の対処に追われ]
[ゼルの手が汚れるのはイヤだった。
でも、それ以上にゼルが傷つくのがイヤだった。
だから、ただ、何も出来ないのが哀しくて。
悲しくて。泣きそうになった、その時。]
ロミ、ちゃん…!?
[腕の中の少女が、叫んだ。]
は。自称チキンが被った……が、負けません。
ですよねえ。
[笑った。
酷く、楽しそうに]
―― 一つ御願いがあるんですが。
[刃が迫るのを見ながら暢気に口にする。
繰り出す刃を避け、腹に、蹴りを繰り出そうとして]
ま、護るものと見えるものだっけ?後人狼
舞台はそっちに任せて端役は横にいよーぜ
[軽い笑みを浮かべ邪魔させまいとダーヴィッドに集中する]
刺繍工 ゲルダは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
[半分は。それを幻想だと言い切れるその存在が。
ただどこまでも羨ましいと思う]
…さァてね。
俺は利益第一主義だから、見合うものを差し出されたら考えると思うぞ、っと!
[服で不意をつけたからか、飛び散る紅]
…人だったら?
もう人を殺したあんたに関係あるの?
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