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―部屋―
[次に目を開いたとき、疲労感はだいぶ消えていた。
今は何時なのか。]
――… わたしは
[ゆるりと身を起こし、窓から外を見る。]
[何が起きているのか、わかりはしなかった**]
[鎖はそのまま、服の裏側に入れる。
すぐさま、約束の場所へと運ぶ事も考えたが、暫し足は止めたまま。]
…自分が解らない、って奴は、他人を頼ってみるのも悪かねぇぜ?
お前さんにゃ、翠樹の嬢ちゃんも居たろう。
他人から与えられる心は、自分を作る物の材料になる。
今の迷ってるあんたも、あんたらしいと思うんだけどね。
[何より自分を写さない口調は、それを物語っているようで。]
…会いたいなら、会いにいけばいいさ。
会えるところにいるんなら、尚の事な。
生命竜 クレメンスは、翠樹竜 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
……。
[まだ、少しだけ意識はあった。
だけど、それで知ることが出来るのはごく僅か]
[―――ぱき……ぱき]
[体にまだ少し根付いていた氷の根っこが、部屋一面に溢れた氷の力により活性化して、動けないナターリエの体に広がっていく]
……あー。
本気でやばいかも。
[声は声になってない。
かすれた声すら出ず、ただそれは思うばかりか]
……だから、氷は苦手なのよ。
生命竜 クレメンスが「時間を進める」を選択しました。
[左半身を覆う刻印がぼんやりと光る。
視線は水鏡に。映るそれではなく、その繋がりを辿るように、焦点の合わない瞳で見つめる]
世界が崩れる…。
揺らし攪拌し混沌となして極を遠ざけようとするもの。
[呟きは確りとして、それでいてどこか淡い声]
だーかーら。
…マジで洒落にならねぇ代物だから、わざわざ二つに分けた上で厳重に管理してたんだろが…。
むしろ、そういうもんを管理するために竜って存在が生まれたってくらいアレな代物だったりするわけだし…。
[どーすんだ、と頭抱えるくらいしか、結局出来ない訳で。]
影輝竜 ノーラは、大地竜 ザムエル を投票先に選びました。
中:
おっとゴメソ>アベ
忘れてたわけじゃないけど、まとめサイトのwiki確認してたわ。
延長希望出たかなと思って。
無いみたいだからぽちっと。
…、ない、の。
わたしてって、やくそくしてたから。
[二振りが揃えば確かに危険なのだと、幼子は闇竜殿から聞き及んでいた。
しかし闇竜殿は試して見なければ判らないのだと云っていた為に、
事が深刻なのだと――仔は深く理解出来ていなかったが実状。
しかし、どうか。眼の前の機竜殿を危険に晒したはその剣だという。
はて闇竜殿は知らなかったのやも知れぬと幼子はそう思う。
――真実は判らねども。]
……、…ラに、
[名を告げるは、約束を違える事になるやも知れぬ。
もしかすればそれ所では無い、…責められもするかも知れぬが。]
…ノーラに、わたした。
機鋼竜 エーリッヒが「時間を進める」を取り消しました。
―東殿/回廊―
[大地の老竜へと手を伸ばし、赤の残る手で腕輪を奪おうと引く]
『剣』をこの手に――…
[そうして、剣の加護を失くし結界の中へと送り込もうと――…]
そんなモン、非常事態だからって、外出すなよなぁ……。
[情けない声を上げつつ、視線を向けるのは、三階方面]
どうすんだよ、マジで……揺れる揺れない、願い叶う叶わない以前に、先がぜんっぜんなくなるじゃん、ソレ……。
[言いはできても、手出しはできず。
周囲を巡る風がざわついた]
─東殿・回廊─
[知らずのうちにかち合っていた赤紫の瞳。滑り込む呪を乗せた言葉。破られる氷の封。
対たる剣の歪みし共鳴で揺らぎかけていた力が、解放される]
ぬあ…!
[抑えられていた二種の力─主に精神の力─が大きく蠢き出す。剣の力を抑えようと、その力を均そうと。それはまるで剣自体が暴れるような感覚]
落ち着くんじゃ、神斬剣…!
力を抑え──……。
[左手首を右手で掴む。強制力を働かせようとして、その力は止まる]
─ 抑 え ら れ な い ─
[意識深くに刻まれた言葉]
─抑えられぬ─
─いや、抑えてみせる─
─無理なのか…─
─抑えなければならぬのだ─
[意識の錯綜。視線は腕輪へと向かい、傍に現れたアーベルには向かって居ない。
相反する意識が錯綜する中、腕輪の力は未だ抑えられずに蠢きまわる]
[─抑えられる?抑えられぬ?─]
[腕輪を握り込んだまま、一瞬意識が飛ぶ。
己がすべきは一体何なりや──]
翠樹竜 ベアトリーチェは、大地竜 ザムエル を投票先に選びました。
大地竜 ザムエルは、精神竜 アーベル を投票先に選びました。
機鋼竜 エーリッヒは、大地竜 ザムエル を投票先に選びました。
機鋼竜 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
氷破竜 ブリジットは、大地竜 ザムエル を投票先に選びました。
[ふと、感じたのは、対なる属の大きな乱れ。
はっとしたよに、水鏡を見やる]
……爺ちゃんっ!
[映る姿に上がるのは、危機感を孕んだ声]
……与えられる。
写すしか出来ないと、思っていた。
< 手は右の頬に、邪魔な髪を逸らす。
其処には人を模した肌も、刻まれた刻印すらもなく、ただ薄い闇が広がり、眼の在るべき部分には仄かな光が浮かぶ >
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