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あたしもライヒアルト、あなたと一緒に生きたい。
[初めて正確に名前を呼んで言った。
屋上につけばライヒアルトの腕に少し体重を預けて休んだ。]
白いいばらの花があって、白い鳥が飛んでる。
[解説するように言った。]
……ヘリに乗ろう。生きる為に。
[ライヒアルトを促し、ヘリに乗り込む為に歩き出した。]
[城が崩れる時…男の捜していたパスケースもまた
石による白煙と共に崩れ去るのだろう。]
[パスケースに納められた1枚の写真。]
[映るのは2人の若い蒼髪の青年の姿。]
[白衣を着た鏡合わせのような瓜二つの双子。]
[Michael と Halsdorff] [2人のハインリヒ]
[…治らぬ病に絶望したミヒャエルは自ら命を断った。
ミヒャエルが石となり、傍らから半身が欠けた時から
ハインリヒは1人となり、同時に2(Zwei)になった。]
[遺された一錠の試薬には2人で誓った文字が記されている。]
[上を、見上げた。ふっと意識は、屋上へ。
ヘリコプターの脇で、たたずむ]
[冷たい機械に、そっと手を触れた。
機種名をあらわすロゴを、なぞる]
[下から、嫌な音と振動が。でも、自分にはもう関係がない]
[空を見上げる。
風が、ぴゅうと一陣ふきあれて]
……ああ、外ですね。
[そういえば。
今はいつで、外にはどんな社会が広がっているのだろう]
[自然の色は変わらない。悠久で、ゆったりと。
ちっぽけな私たちを、ただ何の表情もなく見下ろす]
[屋上の人の出入りを、目を細めて見ていた]
…、痛っ
[階段途中でどこか打った。
じんと痛みが身体に広がる。
けれど揺れを感じた、それはつまり時間がないという事。]
…そうね。
[ゆっくり、そう言われれば頷いて]
[転びそうになったノーラの身体を支える。しっかりと。
風に乗って聞こえていた歌は止んでいて]
アーベルさんの声。もう屋上にいたのね。
[最後の段を後ろ足に、屋上へ。ノーラの手はしっかりと握って]
>>264
[そう、もう身体はとても冷たくて…
めぐらなくなる。生きていくための血液が……]
……議員、お気をつけて……
貴方を見るといったのに、もう、実は、見えません。
[空色の眸がどんどん消えて……]
" "
[石になる直前…もう一つの紺青は
鏡合わせの男を見つめて、そう言い笑った。]
[研究員達の間で使われる誓いの言葉。]
[―――…唇が、微かにその文字を追う。]
[幸運を。生きる者達へ、戦うもの達へ…幸運あれと。]
ベアトリーチェ。
ヘリコプターに乗ったら…
[思い出す。薬を見つけた時に、中にもパソコンがあった事。]
ダーヴィッドから貰ったカードを
パソコン…四角い箱があるから
そこにカードを差し込むの。
そうするとヘリコプターは動くわ。
[よたよたとながら少女に伝える。
空が――星空が、近い。]
私はとても弱いのかもしれない。
[ダーヴィッドはいらえを返しただろうか。
そこから、最後の瞬間まで、
ダーヴィッドを見詰めたまま、瞬きもしない。
今まで数値を何度も確かめた、
ダーヴィッドの首輪を握り、
──力を籠める。
丈夫なそれに悲鳴のような裂音が走り、
首輪を通じて指先と掌に感じる、抵抗が無くなるまで。強く。
引き千切って、
失われ行く、生命を──奪った。]
───いたよ。待ってた。
[なんてね]
[冗談ぽく]
[ベアトリーチェに答える]
そういえば───ダーヴィッドと議員は?
[二人の姿がない]
[人を車椅子に乗せる気だったあの男は]
[焼野原の写真を撮ると言っていた男は]
[どこにいるのだろう]
[そういえば…彼女は。]
[結局自分のことを「ツヴァイ(2人)」とは呼ばなかったな。]
[そんなことに、ふと気付いて――…ひとり わらった。]
[伝わる振動が何を意味するのかは、すぐに覚れた。
ゼルギウスからの返答。
城の崩壊の兆し]
……時間がない、な。
[呟いた所に、耳に届いた声。
初めて名を呼ばれたな、などと思いつつ]
……ああ。
一緒に行こう、ナターリエ。
[小さな声で名を紡ぎ。
振動でよろめく様子に、迷わず抱き上げた]
……上手く、見えん。
先導してくれ。
[まだ、見えてはいるけれど。
視界には、霞みがかかっていた]
[ヘリの扉を開く。
ノーラとベアトリーチェには手を貸そうとして。
アーベルにも手を伸ばすだろう。]
――… はやく!
[いない。 足りない。
扉の方を見る。嗚呼。]
―――…"幸運を、祈る"。
[城が崩れる音がする。
ヘリコプターへ乗り込まんとする者達へ。
研究員達が使っていた祈りの言葉を、向けた。]
パソコン? わかるといいけど。やってみる。でも、ノーラさんも行くのよ。
[ノーラの手を引いて、足に負担の掛からぬよう]
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