情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
や、ほら。タチモリの用が有るのは俺らしーですしー?
デートの邪魔をするってのも野暮ですって、センパイ。
[返す言葉は冗談に溢れるばかりだが、
マイコが止めないのを幸いにと大股に扉まで歩を進める。
ばったん、と勢い良く扉を開け放ってから
ようやく、扉の外にショウの身体を下ろした。]
ムチャ言って、すんません。
[また、借りは何かで返すんで。
けらりと笑って、相手が言葉を言う前にドアを閉めた。
そのまま、相手へと向き直りながら後ろ手にノブへと手を掛けて。
パチン、と小さなプラズマ音が走る。
──これで、放電しきるまでは、簡単に触れられないだろうから]
[ゆら、ゆらら。
己と親しんでいた力の欠片。
今は性質の変わったその力が揺らめいた。
ゆらり、と景色が移動する。
無意識のうちにその場を離れて。
その先に見えたのは、膝を付いた風の司と。
それを守るように共に在る少女の影]
取り込まれずに。
飲み込まれずに。
……そう、それが必要だったのかもしれない。
[離れた場所からそれを見つめて。
揺らめく影は目を伏せながら呟いた]
デートってレベルじゃねぇだろっ!
[文句は聞き入れられない。
仔犬が頭から落ちかけて、慌てて受け止めたものだから、
暴れる事すら出来ずにあっさりと扉の外まで持って行かれた。
途中、リュックのポケットに入っていた小さなナイフが、
かしゃんと落ちる。
しかし言葉を返す暇もなく扉は閉められて、
開けようと手を伸ばすも静電気のような物に遮られた]
………っかやろー!!
[仔犬を下ろして思い切り蹴りつける。痛みが走った。
けれど扉はびくともしない。]
[扉の外に追い出した、それを見るとふわり、楽しげに笑って]
せんぱい、たのしみましょー。デエト
[両手で握ったバトンを、軽い体で走って、両手でその胴にうちつけようと]
…そりゃー楽しみだ。
[ふわりと、柔らかに笑う相手に。短く言葉を返す。
後ろから、扉を蹴る音が聞えたが、気にしている場合じゃなかった。
横から繰り出される一撃を、咄嗟に僅か屈んで左腕で受け止める。
じんとした痺れが走るものの、意に介さずに
相手から一先ず距離を空けようと、横へ飛ぶ。
途中、ショウが落としたのか──ナイフを滑る様に拾い上げて
しびれる左腕をそのままに、右手へ握る。
出来る限り傷つけないように、ナイフの背を表にして]
[自分の力では開けられない。
そう判断すると、仔犬を抱え直して立ち上がり、
階段を一足飛びに駆け下り始めた。
助けを呼ぶ―――と言ったって、誰が来るというのか。
そんな考えも過ぎったが、じっとしてはいられずに。
登った時の数倍の速さで1階まで辿り着き、外へと飛び出る。
夏の陽射しが、眩しい。
昇降口からは、桜の大樹が見えた]
[俊敏ではあるも、重さは加えられず。
腕に当たったはずなのに、あまりダメージは強くはないだろう。
軽く手を地に付いて、しかし目は彼の姿を追い]
嬉しいですよ、楽しみにしてくれてー
[笑いながら、立ち上がってぴょんと跳ねる。しゃがみ、クッションをきかせて、――足が床を蹴った]
[両手でもあまり強さに変わりがないのならと、今は右手でしかバトンは持たず]
だから受け取ってくださいよー?
[再び右から、腰の辺りを狙う。首を狙うには背が足りないらしい。]
[耳が音を捉えた。
桜の大樹の下、見上げていた視線をゆるりと下ろす。
其処には校舎の昇降口があって、そこから良く見知った小柄な影が飛び出して来るのを見た。]
…
こんなスリリングなデートじゃなかったら、
もっと嬉しいんだけど、ね…っ!
[素早い動きに、小さく舌打ちする。
再び繰り出される一撃に、キュ、と僅かに身体を反転させて。
背中で受ける。そのまま腰や腹部にダメージが掛かるより
何倍もダメージが軽減される。]
…、それは残念だけど、願い下げってヤツだ!
[その体勢のまま、左手に拳を作ったまま
相手の首下を狙って、腕を振り払う。]
[桜の大樹の下。
そう言えば人影があったと思い出して、
そちらへ向かおうと足を向け――― ]
…っ、………スケさん。
[返すのも、いつもの呼び方。
けれど、声にはやや、警戒の色が含まれる]
スリリングだから、たのしいんですよー!
[背中に打ち据えたバトンは反発して微か戻り、
それを引き寄せようとしたとき、視界に腕が動くのが映った]
っ!
[左手が反射的に、手を止めようと持ち上がる。
しかし細い腕では男の力にはかなわずに]
ったぁ……せんぱい、いじわるですよ!
[腕の一本でだいぶ楽にはなっているのだろう。急所に直撃よりは。
ぶつかった腕はずきずきとしているも、まだ右の手は使える。
そう、上から土に落ちたときよりはまだ軽い。
弾かれるように離れていたバトンを持つ腕を、振り上げて、その胸の方へ叩きつけるように]
…どうもしない。
ヘンなのは、スケさんだろっ。
[表情と不釣合いな眼差し。
ぞくりと、背筋に悪寒が走った。
仔犬を抱く腕に力が籠もる]
それより、あずまんが―――
[マイコとの間に交わされた会話を、ショウは知らない]
[ゆらり、ゆらら。
再び影は揺れ始める。
外に出ることは未だ能わず。
構内をゆらりと揺れ動く]
…雷?
[浮かんだイメージ。
引き寄せられて、景色も揺らぐ]
…俺は、スリリングなの、苦手なんだよっ!
[ぎり、と。僅かに奥歯を噛締める。
左脚で横から腹部への蹴り出しで、相手の身体を弾こうとするも
それより前に、右胸部に振り下ろされたバトンが直撃して]
…っつ、…!
[当たった胸元を服の上からギリ、と握り締めながら
蹴りが入ったならば、その勢いで数歩、
更に後ろへと相手との間合いをあけて]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新