情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[声にこめられた感情は、
わからぬほどに交じり合って、
そのまま冷たい空気に溶けた。
早くと呼び立てる声に、
子供はそのまま、歩を大通りの方に向ける。
どうせすぐにはぐれてしまうだろう。
子らは知らないから、
とても楽しんでしまうから。]
[かけられた鈴のような声に、焦げ茶色の瞳を瞬かせて。]
ぁ…おはようございます…。
[ぺこり、頭を下げて。
それからもう一度、きょときょとと辺りを見渡した。]
おはようございます。
[にっこりと挨拶を返す。外にはもう月が輝いていたけれど。少女も今しがた起きたばかりだったから、これも正しい挨拶だろうと思う]
[ひかりに包まれる前と同じ、けれども、どこかがずれた空間は、夢ではなくて。]
やっぱり…捕まえられたまま、なんですね…。
[ちょっとだけ、しょんぼり。
団長さんやエーリッヒさんが帰って来なかったのだから、きっと自分もそうなるだろうとは思っていたけれど。気落ちするものは仕方が無い。]
[扉が開かれれば、現れたのは青髪の男で]
……ミハエル=フォン=エーデルシュタインだ。
ユリアン=フェーダ、君に話があって、こうして来た。
少々時間を頂けるだろうか。
[何時も通りと言うべきか、些か横柄な態度。
ユリアンの反応を気にした様子もなく、つらつらと述べる]
[しょんぼりしたユーディットの様子に胸が痛む。思わず、ごめんなさい、と言いかけて唇を噛んだ。謝れば済むわけではないから]
きっと、すぐに帰れるから。元気を出して、ね?
俺に……話?
[ほんの一瞬、戸惑うものの、すぐに理由には思い至る。
昨夜、波動は感じつつも視覚では捉えなかった、父の力。
……そして、少年が一人で来た事]
まあ、作業一段落して、休憩しようとしてたとこだから、構わないけど。
[いつも通りの軽い口調で言いつつ、ここ、寒いから、と中へ招き入れ]
そうか。ならば、上がらせて貰う。
[一つ、頷く。玄関先でするべき話とは思えなかったから。
ユリアンに従って、中へと付いていく]
はい…心配おかけして、すみません…。
[こくり、素直に頷いて。
それから、ミリィは一番事情に詳しい(妖精王はまだ見かけてないので)という事をようやく思い出して。
かけられていた毛布を畳んで置くと、ソファーからぴょこん、と飛び降りて、ミリィの傍に駆け寄った。]
ミリィさん…私にも手伝える事はありますか…?
先に言っとくけど、片付いてないからな。
[冗談とも本気ともつかない口調で言いつつ、自室へ向かい。
余り使われていない小さなテーブルと揃いの椅子を少年に勧めて、自分はいつもの作業台前へ。
……室内を見回せば、作業台の隅。
銀色の光の粒子をちらちらとまとう花冠が目に付くか]
狽氈c!
[慌てて駆け戻って、大切そうに拾い上げる。
紙に包んだ片方の靴と靴下があることも確認すると、ソファーの上に丁寧に置いて。
タイだけ手にミリィの元へと戻った。]
本当だな。
[さらりと肯定する様子には、一切の遠慮がない。
勧められた椅子に腰掛け、ユリアンの視線を追うように視線を巡らして]
……渡さなかったのか?
[花の冠を視界の端に入れて、問いかけ]
ううん。あなたが謝ることなんて、何もないのよ?
あなたは、巻き込まれただけなんだもの。
[笑みを消さないままに、少女は言って、手伝えることは、という問いには首を傾げる]
どう、かしら?多分、ユリアン達が結界を壊す時には、こちらでも何かが起きるとは思うのだけど。
私は妖精の魔法が使えるわけではないから、具体的にどうすればいいのかは判らないの。
ユリアンは、結界の繋ぎ目に衝撃を与えるって、言っていたけれど。
[遠慮のない言葉に、大きなお世話、と呟いて。
投げられた問いに、ああ、と頷く]
……渡せなかった、って言うべきかな。
色々と、自業自得ではあるけれど。
でも…私も、勘違いして……こっちに来ちゃったから。
[ミリィの微笑みに、ふるふると緩く首を振って。
手伝える事が無いという言葉に、申し訳なさそうに眉根を下げる。]
……ほんとうは、ダーヴィットさんが来て、結界を壊すはずだったんですよね…。
私が…余計なことしちゃったから……
[……すみません、と言いかけて、余計に困らせる気がして口を噤んで。]
上手く…いくといいですね。
[きっと、目の前の少女も早く帰りたいのだろうと――
そう呟いた。]
[そうか、と返す言葉は短く]
昨日の台詞を言えばよかったものを。
[ちゃっかりと聞こえていたらしい。まあ、大声で叫べば当然か。
尋ねはしたものの、大して興味もなかったのか、とん、と机を指で叩くと、翠玉の瞳をユリアンへと向ける]
……さて。
アーベルに大体の話は聞いた。
その様子だと、何の用でここに来たか、大方、察せているとは思うが。
ユーディット――僕付きの侍女が、金色の光に連れて行かれた。
気楽に言ってくれるよなぁ、ほんと。
[思わずグチるように呟けば、相棒が『自業自得』と言わんばかりにてち、と頬を叩く。
それに、黙ってろ、と短く返してから、翠玉の瞳に向き直り]
……あの子が。
同族なのは、知ってたけど……。
[瞳の青が、す、と銀を帯び]
すまん。謝ってどうなるもんでもないのは承知してるが……親父が、迷惑かけてる。
[静かに言いつつ、頭を下げて]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新