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[一人の部屋は、静か。
わたしは紅を塗って、それから部屋を出た。
と、階段をのぼったところで話す二人の姿を見つける]
あら、アーヴァインさん。どうかしたの?
こんにちは、トビー君。
あ、ショール? 風邪、引かなくて良かったわ。わたしは大丈夫よ、気にしないで?
[子供の元気な様子が、とても嬉しくて、わたしはそれじゃあ、と広間へ。
飲み物を貰って、部屋に戻って]
[浴場に足を踏み入れながら振り向き、人の悪い笑み。]
……だから、幽霊が。ですよ。
奥方の幽霊じゃないですよ。もっと『別のもの』です。
まあ、ハーヴェイ君には見えないみたいですね。
良かったじゃないですか。
まあ、私にも見えませんがね。『見た』って人が多いんですよ、この屋敷。
[肩をぽむ、と叩く。]
―そして今 部屋―
どうか、したのかしら。
[雨が酷い。窓の外の神鳴りが、地が水をはじく音が、少しうるさく感じられた。
それでもその中、伝わってくる悲鳴。
――それが終わって、わたしは立ち上がる。]
……誰かが、泣いているの?
[大人達の話を耳で聞き流しながら、ひたすら目の前の食事を口に運ぶ。
彼らが話しているのは、昨日の怪我人のことのようだ。
この部屋で寝ていた男の、怯えた寝顔を思い出してヘンリエッタは少しだけ眉をしかめた。
自分よりも大きくて強そうなあの男に、いったい何があったのだろう。
胸を掠めた不安を飲み込むように、スープを口に運んだ。]
[赤髪の少女が、はにかんだ笑みを見せてくれたことで、少女は先程までの思考を一蹴する。]
ヘンリエッタさん…というのね。よろしくね?
私はウェンディって言うの。短い間だけど…仲良くしましょうね?
[ここに来て初めてとも思える、歳相応の表情を浮かべて、少女はヘンリエッタに再び微笑んだ。]
[そして食事の為にテーブルに着いたヘンリエッタを温かい眼差しで見つめた後――]
ではみなさん、私はこれで失礼致します。
[入れ違いに入ってきたネリーにも丁寧に頭を下げると、少女は自らに割り当てられた客室へと歩みを*進めた*]
飲まれるような飲み方は、お酒にも申し訳ない、って、ばーちゃんが来てたら言われちゃいますよ?
[冗談めかした口調で言いつつ。
ナサニエルの話から伝わる状態の深刻さに、そっかあ、と呟く]
……でも、ほんとに……なんで、あんな怪我してたんだろ。
[独り言のように言いつつ、また、無意識の内に胸の辺りを押さえて]
[わたしは心配になって、誰かに話を聞こうと思った。
眠りが浅いせいか、身体は少し疲れている。
そっと広間の方を伺えば、ちょうど少女が出てくるときだった。
会釈をして見送り、まだ賑やかな中をのぞく]
こんばんは。
―→広間―
[聞くつもりはなくとも、その場にいれば客人の会話は自然と聞こえて来る。
どうやらかの男性の話題らしかった。叫び声はやはり彼のものだったらしい]
…
[雨音と会話に、ただ黙って耳を傾けている]
[ 其の云い様に、如何やら怖がらせたいらしいのだという事は容易に判断出来たが、其れに乗る程に彼の心情も暢気なものではなく。何と返したものかと目を伏せて額に手を当てる。]
……見られるなら見てみたいものですが、生憎信じていませんので。
[ 湯船に肩まで浸かれば漸く一息つきはしたものの、隣に居るのが此の牧師では心が休まらないような気がした。]
で、『別のもの』とは?
さて、そろそろ入りましょうか。
このまま突っ立っていると風邪を引きそうです。
[一足先に湯船のある方へ向かう。左手は隠したまま。]
[目の前の食事を思い出したように胃に収めながら]
どうしてなんだろうな…。
[思い出すのは、目を合わせることにすら怯えていた彼の姿]
いつか話してもらえると良いんだけどね。
[部屋に入ってきた、長い髪の女に目をやるも…ついと逸らし。
義兄が度々商売女を連れ込む…と、使用人から密かに告げ口されていた。]
…えぇ、なるべく控えます。
[孫を通してあの老婆に説教をされた気持ちになり、苦笑い。]
[笑顔を残し去っていった少女の後ろ姿を見送る。
その背で揺れる金の髪を少しの羨望で。
ウェンディ。
彼女と、もう少し話がしてみたい。
少女の名を、ヘンリエッタはしっかりと刻み込んだ。]
……ほんとに、ね。
[小さく呟いて、自分も止めていた食事を再開する。
それから、ローズマリーが入ってきたことにやや遅れて気づき、こんばんは、と小さく挨拶を]
[ 流石に其処まで露骨に隠されれば目に付いたか、]
……で、如何して御隠しに?
[何を、と云わぬまでも解るだろう。両手で湯を掬い顔を濡らせば、冷え切った躰には少々温か過ぎて熱い感じられる程だった。]
[続いて湯船に浸かる。気持ち良さそうだ。]
そうですね、一言で言うなら『怨霊』でしょうか。
だからあの時『知り合い』に似たローズさんを見てびっくりしてしまったのですよ。
ああ、化けて出て来たのかとそんな事まで思ってしまいました。
[湯船に肩まで浸かってから、ため息を吐く。]
私には『祟られる理由』が在りますから。
[左手の事を指摘され、軽く肩を竦めてからハーヴェイの目の前に左手を突き出す。
中指には、薔薇を象った指輪。]
ああ、これですか。
大の男が装飾品を身に付けているとなると、要らぬ詮索をする方が多くてね。
[にこりと笑う。]
…あぁ、昨夜の怪我人がね、ちょっと。
[ローズの問いに先ほども話した言葉をくり返す]
あなたのいる所まで聞こえたんですか?
[それほどまでに悲痛な姿を思い出し、軽く目を伏せて]
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