情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[差し出されたナイフを見て、少女はくすりと笑みを零し――]
武器を持つ勇気が無かったのに…武器庫の鍵を探していたのですねぇ。そして今は…トビー君のナイフを…。そうですか…。
でも、そんな小さなナイフで…本当に自身の身を守れるのでしょうか…。武器庫にはもっと優れた者があるのに…。
[そこまで言って、少女は息を吐き――]
まぁ、尤も…。別な力があるのならば…。武器なんて必要ないんでしょうけどもねぇ。
[くすり――]
[微笑む――]
[――何処か遠く…響く、哀しい詩。]
……いかなくちゃ…
[止められなかったのならば。せめて、見守る事くらいは、と。
ゆらり、揺れて。
*始まりの場所へ。*]
[いつもの彼女であれば、直ちに部屋を出て行っただろう。客人の頼みを聞くこと、それは彼女の勤め。
――けれど]
申し訳ございません。
今、取り込み中でございまして。
[男性のほうを見すらしないまま、淡々と告げる]
[少年が首を横に振るのを見て、少しだけ安心したように微笑む。
だけど、それだけでは償いきれる物ではなくて]
俺の事は、赦さなくて良いから。
[笑って
まるで冗句でも言うように]
[ 広間に入って来た男が部屋を横切っていくのを端目で見遣り、]
俺は、“自分で入りたい”とは云った覚えが無い。
誰が武器を手にしたか。其れを気にするのは、当たり前だと思いますが。
……自分は傷付けられない自信でもおありでしょうか。
[嘆息して眉根を顰めれば、初めて疑念の眼差しが金糸の少女へと向けられる。]
俺は自分から他人を傷付けたいとは思わない――。
[ 其の言葉には過去を悔いるかの様な強い光が宿り、然れどほんの一瞬で消え、]
別な力?
[ 怪訝そうに、問う。]
[ネリーが断るのにも][然して感慨を覚えた様子も無く]
……では、其方の用事が済んでからで構わない。
[暖炉の前に立ち][燃える炎に見入る様子で]
[じっと眺めている。]
[滔々と語られる言葉を少しだけ意外に思う。
彼女と自分は深く言葉を交わしたわけではなかったから。
語られる内容は、力を持たない自分にはわからないものであったけれど。
ただ、理解できないことで、少しだけ彼女を哀れに思った。
どちらにも寄れない少女は、ただひとり。
声を聞く力とは何の為にあるのだろう?
人狼が現れた時にだけ、聞こえる声。
彼女の声を、最後まで聞いて、ヘンリエッタは首を廊下へと巡らす。]
私、ウェンディを探しに行くわ。
そう。
いってらっしゃい。
[赤毛の少女の内心の思いを悟る事もなく。
廊下へと踵を返す背に向ける言葉は、やはり淡々として。
薄紫の瞳には、静かな色彩]
…………。
[零れ落ちる、嘆息。
閉じた鍵盤に、しばし、視線が落ちる]
何故、誰が武器を手にしたか…。気になるのでしょう?
『自分だけ――』人と違う行動を取っては『疑われる』から?
私は…傷つけられない自信なんてありませんけど…、他人が武器を手にしようがしまいが…気にはなりません。
人を疑いたくないから――甘い考えですけどね…
[自嘲的に微笑むと、怪訝そうに返された言葉には答えず――]
そういえば…ハーヴェイさんはご存命の方の存在を、メイさんくらいしか知らないと仰っていましたが…。
何か私を見て…違和感を感じませんでしたか?
[話題を変える――]
[少しずつ距離を取りながら――]
[広間に向かえばそこに、忘れえぬ面差しの
しかし俄かに信じられず、また
守れなかった事への自責もあってか
唯、其の姿を見つめて]
……ボクも…………行こう。
[どこへ、何をしに。
それを言葉にはしないものの。
……それでも、ここにいるよりは、と。
静かに、音楽室を出て、扉を閉める]
…………。
[しばしの沈黙。
やがてその足は、ごく自然に広間へと]
[視線を感じる。それは生きている人からは感じるはずも無い……
わたしは振り返り、そこに]
……ナサニエルさん
[あえて嬉しいような、そうなってしまったことが悲しいような。
感情が交錯して。]
-廊下-
[音楽室を出、ネリーの使用人室の前を通る。
玄関前まで出たが、金の髪の少女の姿はなかった。
外に出たのかと扉を開け、思い直して室内を振り返る。
その視線の先には、館の主が死んだ夜、皆で集った広間。]
人を傷付ける武器が其処に在るのに、気にしない?
疑われるから、ではない。自分に危害が及ぶかもしれないからだ。
[ 話に成らないと、然う云いたげに肩を竦めて云えば、]
人を疑いたくないから、信じたいから、ですか。
俺には出来ない考え方です。其れだけの話。
[次ぐ問い掛けにも動じる様子は一切見せずに、淡々と声を紡ぐ。]
……ええ、ルーサー神父がいらっしゃらない。
そして、貴女が『聖書』をお持ちだ。
[ 少女を見詰める双瞳は何処か冷え、感情を感じさせない。]
態々、「死んだなったのか」――然う尋ねる事は、無粋かと。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新