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[エレンに撃たれてからほぼ一日中ショックを受けたような状態でどこかぼーっとしていた。
その間にパトラッシュが話しかけたり、心配してくれたりして、レッグにも迷惑をかけてしまったが気遣うほどの余裕はなかった。
返すのも短い言葉と相槌のみに、
そのまま集合の時間になってもまだどこかボーっとした様子は消えないでいた]
……
[流れる放送には一度だけびくりと怯えたかのような反応をした]
─ 中央議事堂 ─
確認、どうします?
無理そうなら、私がします、けど。
[パトラッシュは動けるようになっていただろうか。
レッグはどうしていたか。
カレンには流石にさせられないと、無意識に彼女を視線から外しあと一人と一匹に視線を向けて、問いかける。
どちらかから自分の手で確認すると返答があれば、任せて。
そうでなければ、エリカの頭に光線銃を当て、引鉄を引いて。
結果、彼女もPSMでは無いことが解った。]
─ 中央議事堂 ─
[エリカの髪を整え、出来る限り凄惨に見えぬようにと気遣って。]
……レッグさん、でしたっけ。
エリカさん、運ぶの。
手伝ってもらえます、か?
[銃を向けあった相手にそう頼んだが、互いに傷を負った身だから此処から運ぶのは無理だったかもしれない。
適うならば、空いている部屋の一室にエリカを寝かせて。
運べなければ、毛布を取ってきてエリカに*被せた。*]
[時間が来たときもパトラッシュにかばわれるような位置にいながら、エリカを狙って撃つときは震えながらも……
しっかりとそちらに向けて撃っていた。
返ってくる銃撃に身をかばうように竦めるがパトラッシュがいたため自分にあたることはなかった。
自分の撃った熱線は確実に、エリカの胸の辺りを打ち抜いていて]
……
[倒れるエリカを言葉もなく見つめた後……]
ぁ…わ…、たし……
[自分をかばって倒れるパトラッシュとか、エリカに駆け寄る姿とか、
見ていると体の震えがとまらない。
確かにダレカをねらわないといけない状況、自分も子供だからって許されるわけでもない……
それでも……ダレカを確かに自分は殺したことに変わりはなく]
なんで……こんなこと……
[自分が自分じゃないかのような感覚でその場にへたり込む]
─ 中央議事堂 ─
[後足を縮め、体重移動を使ってどうにか伏せの体勢になる犬。
その状態から立ち上がろうとしたが、左前足が無いためにバランスが取れず、立ち上がりかけては崩れ落ちるのを繰り返していた]
… ぐる … ぐぅ …
[立ち上がろうとする度に震える身体。
必死にバランスを取ろうとするためか、喉奥から搾り出すような鳴き声が何度か零れ落ちる]
[身体をやや右寄りに、重心を普段よりずらして立ち上がると、その場に立つことが出来るまでにはなった。
しかし、そこから移動するとなるとまだ上手く動けないようで。
残った右前足で床を蹴り、跳ねるようにして前に進もうとしたが、重心移動に失敗して着地点に崩れ落ちる]
…… くぅん
[そのため、女性に問われた>>12ことに対し、首を横に振ることで犬は自分の意思を伝えた。
その後は立ち上がらず、その場に座りなされる処置を眺めている]
[パトラッシュがつらそうにしているのに、そこでようやく気づく。
近くにいたのに、その感覚に気づくのが遅れた]
ぱと……らっしゅ……ごめんね……
[自分の為に怪我をした相手。
そちらに手を伸ばしかけて手を止める]
ぁ……
[その手を伸ばすのを躊躇われた。
人を殺したその手で触れることを]
[名前を呼ばれて>>21、犬は少女の方へと鼻先を向ける。
こちらに伸ばされた手が止まるのを見て、不思議そうに首を傾いだ]
… くぅん?
[少女の名を呼ぶように鳴いて、鼻先を少女の方へと伸ばす。
その場からの移動が難しかったため、近づくことは無い。
けれど鼻先が近付いたなら、少女の手に向けて舌先を伸ばした。
頬を舐めたあの時のように、少女の指先を舐めようと。
まるで気にしていないとでも言うかのように]
[自分の願いが半分くらいは叶ったのか、フランに銃口は向けられはしたものの、命を奪うような怪我にはならなかった。]
はぁ…よかった――――っ。
[ほっとしたのを隠しもせずに、大きな声で溜息ひとつついた。]
[フランばかり見ていたせいで、他がどうなったかを確認するのは遅れた。
周囲をきょろりと見回すと、各々怪我はあるものの、皆無事――なわけはなく。
倒れたままのエリカに視線が止まると、面の下で眉が下がった。]
おねーさん…。
[多分、死んでるのだろう。自分の時と同じように。
何とも言えずに。ただ黙ってフランが近付いていくのをじっと見ていた。
その後レッグが近付いて、確認するのもただ見るばかりだった。]
― 中央議事堂・廊下 ―
[紫煙を燻らせつつ、思考を巡らせる。
とはいえ、考えてどうにかなる、とも思えなかった]
……残り、三択、か。
[どこを狙えばいいか、何を選べばいいか。
基準や手がかりが全くない以上、後は文字通り、直感にでも頼るしかないのだが]
こーなると、後は賭けて後悔しねぇとこを選ぶ、っつーレベルか。
それもそれで、悩むとこだけどな……。
[半眼になって天井を見上げつつ、ぽつり、呟く。
残り、二人と一匹。
どこに賭けてどこを切るか。
思考は中々まとまらない]
[こちらからも気持ちから足を動かすことができず、近寄ることはできなかったけど、心配してくれる気持ちは伝わってきたので]
ありがとう……ごめんね……
[申し訳なさと、うれしさが混じった様子でいる。
さらに加えて罪悪感とかも交じり……
なによりエリカを撃ったときの、感覚が……]
ぇぅぅ……
[気持ち悪いとかそういうのとか、複雑な気持ちがわいてくる。
パトラッシュの気遣う気持ちでもおさえきれないもの]
[ふわり、ふわり。何だか空気の海を泳ぐように歩く。
一番気がかりなフランの後を着いてまわった。
あれこれストーカー?と思わなくもなかったが、死んでるのだからきっと無効だよねと思いなおして、堂々とストーカーすることにした。
こういう事する時は死人って便利なんだなぁとか何だかズレた思いを抱いたり。
エリカが彼女の身体の上に現れたのには何でか気づかずに。
その姿と声とを認識できたのは、彼女が運ばれた先でのことだった。]
おっ。
ええとおねーさん!
[ひらりと彼女の方を向いて、手を振る。
やっぱりエリカの名前は覚えていなかった。]
─ 中央議事堂 ─
きゅうん
[少女の様子>>24を見て、犬はふらつきながらも残った足で床を踏み立ち上がる。
先に右後足を前に出し、跳ねるようにして床を蹴ってから、右前足と左後足で着地。
時間をかけてではあるが、それを繰り返してどうにか少女の傍へと歩み寄る]
わふ
[敢えて何かの意思を伝えることはなく、ただ傍に寄り添うように床に伏せて、頭を少女の膝辺りに擦り付けた]
ん。
[軽く首を傾げた姿勢のまま、届いた声に振り返る]
ああ、ケイジさん。いたの。
何してるん?
[こちらも、ここまで認識できていなかったらしい。
どこかそっけなく、それでも少し人間味のようなものを取り戻して問いかけた]
え、別に何にも。
ああ暇だからふーちゃんおっかけてはいたけど…
べっ、別にストーカーじゃないよ!
[馬鹿正直に言った所で慌てて首を振って否定した。
それから後の言葉が何となく思いつかなくて、少し間が開いたが。]
ええと、お疲れ様…でいいのかな。
[後ろ頭に手を当てながら、そんな事を言った。]
ぱとらっしゅ……わたし……ひと……ころしちゃって……
[こちらに苦労して近づいてきたパトラッシュをみてぼろぼろと泣き出してしまいながら]
わたし……ちがうの……そんなつもりじゃ……
[膝にすりつく感触には気づくけど、
それ以上に混乱した様子で頭を抱えて首を横に何度も振る]
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