人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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ロラン、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 09:30:08

ロラン

[そのまま随分長い時間自失していたが。
レイスはキリルの傍らにいるか立ち尽くすか、まだその場にいた。
雲の隙間から、欠け始めた紅い月が見えた時、
ゆるゆると、ロランの濡れた視線が彼へと向く。
顔を歪め、地面に手をついたその背が、僅かに反った。
…――と、その時だった。

不意に物陰から黒い風が津波のようにその場を襲う。
荒い息使いと唸り声、波打つ毛並みに獣の臭い。
ものすごいスピードで森から現われた、狼の大群だ。
大きなものは大人の男の腰程までの背丈があり、
黒や銀、灰や茶の様々な獰猛が統率取れた動きでその場を襲う。


ユーリーかカチューシャ、またはミハイルがそれを目撃したならば、
余りに速いその出来事は一瞬の事で、黒い何かが去ったようにしか見えないかもしれない。

だが、その風が去った後。
その場に、ロランとレイスの姿はもう、無かった。
まるでその獣たちが、2人を浚ったかのように。]

(13) 2012/05/15(Tue) 11:27:39

【墓】 レイス

如何して、……如何して。

[如何してこんなことになったのだろう。
触れなくても分かってしまった。薬があったってきっと役に立たない。もう遅い。
ああなるのは僕の筈だったのに。
振り返るとミハイルがいた。猟銃を持っている。あれが妹を奪った凶器なのだろうか。]

僕の所為 だ。

[例えそうだとして、僕に彼を責める権利など無い。
膝をついた。手をついて、其処にある土を握り締めた。]

(+8) 2012/05/15(Tue) 11:38:16

【墓】 レイス

[僕は本当に莫迦だった。
疑心暗鬼に囚われて、妹の大切な人を手に掛けた。
本当に大事な、守りたい存在を、肝心な時に守り切れなかった。それだけなら未だ良い。
殺せだなんて莫迦な事を言った。キリルは泣いていた。
あれが最期になるなら、せめて笑わせるようなことを言えば良かった。
僕は勝手に毒でも飲んでおけば良かったのだ。
何よりあんな事を言って引き止めなければ、彼女はとっくに逃げて無事だったかも知れないのに。

そうして僕は取り残された。これは報いだろうか。
自分の言葉の残酷さに今頃気づくなんて、僕は本当に莫迦だ。]

(+9) 2012/05/15(Tue) 11:48:54

【墓】 レイス

[ミハイルが何か言っている。顔を向ければ、キリルを何処かに連れて行こうとしていた。
何処へ。伸ばしかけた手は宙で止まる。]

頼、む。

[ロランのように泣いて縋りつけたらどんなに良かっただろう。
僕は俯いて、「イヴァンの所へ」辛うじて聞き止めたその言葉に、ただ一言返しただけ。
反対なんかするつもりも無かったし、2人の仲を壊した僕には、自ら抱いて連れて行く権利も無いのだろう。]

(+10) 2012/05/15(Tue) 11:55:52

【墓】 レイス

[宙に浮いていた手は地面に落ちた。]

う、あ、……ぁああああァああッ

[怒りと悲しみと後悔と、何処にもぶつけようの無いそれを持て余して叫ぶ。
溢れてくる水で視界が暈けて、周りは良く見えなかった。
こんな莫迦でどうしようもない男に、彼女の兄を名乗ることは未だ赦されているだろうか――]

(+11) 2012/05/15(Tue) 12:00:40

【墓】 レイス

[やがて声が枯れ、長い間流す事の無かった涙も枯れ果てて。
“それ”が訪れた時、僕は何処に居ただろうか。**]

(+12) 2012/05/15(Tue) 12:03:53

ミハイル

[泣きじゃくるロラン>>11を、赤い月を背負って見下ろす。
足に縋りついて、ぐちゃぐちゃに汚した顔でこちらを見上げてくる。

覚悟はしていたはずなのに、こんな顔を見せられては…。
だが、決して涙を流すまいと決めたのだ。

瞳を閉じ、すぅ、と鼻から息を深く吸い込んだ。

花の香りと、血の香り。

肺を満たした後、口から吐き出して]

 イヴァンの元へ…、つれてく。

[再び告げると、ロランの手が離れた。]

(14) 2012/05/15(Tue) 13:34:20

ユーリー

[銀のナイフを構える前に銃声が、響く。
キリルを呼ぶロランの声が聞こえて、続く大きな音に意識をとられる]

――…ロラン!?

[素早い身のこなしに驚いたように名を紡いだ。
キリルを守ろうとするその行動。
幼馴染という彼らの関係を思えば理解できる。
そう、この時は、理解し納得しようとした。

キリルの身体が頽れるをただ見守る。
ロランの叫びに眸が揺れる]

(15) 2012/05/15(Tue) 13:38:52

ユーリー

[ゆる、と首を左右に振り
男はミハイルの方へと歩んでゆく]

これで、終わり……

[彼の言葉を鸚鵡返しに呟いた。
終わりであれば、これ以上失われない。
夜に怯えず常の長閑な暮らしが戻るはず。
否、戻りはしない。
欠けた者が戻るはずもなく
ぽっかりと空いた穴は塞がらない]

ミハイル、済まない。
嫌な役を、押し付けた。

[キリルを殺す事を選んだのは同じだが
手に掛けた彼の負うたモノを思えば謝罪の言葉が零れる]

(16) 2012/05/15(Tue) 13:39:03

ユーリー

[ミハイルがキリルをイヴァンのもとへ連れてゆく。
ロランは彼女から離れ難いようだった。
男は視線を落しきつく柳眉を寄せる。

いつのまにか陽は落ちて月明かりが注ぐ。
赤い、月が見下ろしていた。

人狼に怯える日々は去ったはずだった。
夜になろうとも鍵をしめて屋内にこもる必要もない。
そう、思いたかったが――。

カチューシャを家まで送ろうと振り返った時
黒い一陣の風がその場を駆ける]

(17) 2012/05/15(Tue) 13:40:49

ユーリー

[何が起きたのか男にはわからなかった。
振り返った時、見えたのは大きく揺れる花々。

月明かりを受けて赤の色をうつした花弁が
はらはらと舞い散っていた。

生温かな獣の匂いが辺りに漂う。

其処に居たはずの
レイスとロランの姿は、消えていた]

(18) 2012/05/15(Tue) 13:48:11

ミハイル

[獣の気配を感じて振り返ると、]

 ロラン…? レイ、ス…?

[二人の姿はなく、ユーリーとカチューシャへ困惑した顔を向けた。**]

(19) 2012/05/15(Tue) 13:53:16

カチューシャ

[泣きじゃくっているロランの声がいたい。

 慰めの言葉も浮かばず、幼なじみの死と嘆きを受け止めている。

 キリルがミハイルに抱き上げられるのを見て、ロランを助け起こそうと近寄りかけた。
 その時、ふいに強い風を感じて]

 きゃあっ!

[黒い風の正体はわからなかった。
 近づくまえに、風におされてへたりこんだ。

 無意識に閉じていた瞳を開いたときには、ロランもレイスもいなくなっていた]

(20) 2012/05/15(Tue) 14:00:41

ユーリー

[お伽噺はまだ終わらない。
人狼はまだ、いる。
そう知らしめるかのような、現象。

男はミハイルとカチューシャを順に見詰める。
その顔は困惑というよりは険しさの滲むもの]

――…終わらない。
キリルだけじゃ、なかったんだ。

[いなくなった二人のどちらか。
それはまだ確かめてはいない憶測に過ぎぬもの]

(21) 2012/05/15(Tue) 14:22:16

ユーリー

ミハイル。
キリルをイヴァンのもとに連れて行くのは
夜が明けてからにした方が、良いと思う。

[今は危険かもしれない、と
男はミハイルに言葉を続ける]

(22) 2012/05/15(Tue) 14:26:49

ユーリー

――…、ミハイル、カチューシャ。

[二人を交互に見遣り名を呼ぶ]

今夜は僕の家に泊まっていかないか?
幸い、部屋は余っているから。

[カチューシャはオリガの部屋に
ミハイルは主寝室に、と考えながら提案する]

(23) 2012/05/15(Tue) 14:35:20

ロラン

――ロランの自宅――

[開け放たれた作業場の窓。
酷く生臭い臭いは広場までも漂っていた。
大きな作業机には、仰向けに寝かされたレイスの死体が有る。
首は鋭い刃物で掻き切られ、その上から齧られた痕。
胸元引き裂かれ、心の臓まで喰い荒らされていた。
そこから床まで垂れる血は床、沢山の獣の足跡が沢山ついており、
動物に対しての知識があれば狼のものだとも判るだろう。

きちんと作業場を見渡せば、隅のひとつの机の上に
鹿の革を加工して作られたちいさな水筒とベルトが
置いてあるのが判るだろう。
水筒には可愛らしくリボンが着けられており、
ベルトはガッチリとしていてなかなか千切れそうにもないもの。
作業したての、まだ堅い革で出来たそれらには、
塩辛い透明な液体が付着していた。

だがその場に、ロランの姿は、無く。]

(24) 2012/05/15(Tue) 14:47:29

カチューシャ

[困惑したようなミハイルも、険しい表情のユーリーも視界には入っても認識できず。
 ただ呆然といなくなったロランとレイスが居た場所を見つめ]

 ロラン……?
 レイスさん……?

[名前を呼んでも返ってくる声はなく。
 ミハイルに忠告するユーリーの声はどこか遠かった。

 ロランの車椅子も、その場にはなかったのだろうか。
 一人ではまともに動けぬ彼を思って、きつく手を握り締めた。
 ユーリー>>23に名を呼ばれて、彼を見上げる。

 幼馴染をなくしたこの夜に一人でいたくなかったから、彼の提案には小さく頷いて。
 ふらつく足で立ち上がった]

(25) 2012/05/15(Tue) 15:07:19

ユーリー

[消えたロランとレイスを探そうとは言わない。
消えたどちらかの身が危険だということは感じていたが
探すあてさえ思い当たらぬ今からでは遅いだろうとも思う。

頷くカチューシャが立ち上がれば
遅れて手を差し出した]

足は平気?

[レイスに怪我の手当てをしてもらうはずだった彼女。
あれから様々なことが起こり其処まで気がまわらなかった。
案じるように視線を足元へと注ぐ]

(26) 2012/05/15(Tue) 15:15:01

カチューシャ

[差し出されたユーリーの手に、小さな手を重ねた。
 立ち上がるのを助けてもらって僅かに息をつく。

 怪我のことを聞かれて、ようやく傷を意識した]

 ――うん、ちょっと痛いぐらい、だから。

[なんだかんだありすぎて、一度家に帰ったときに軽く傷口を洗っただけだった。
 今はかさぶたができているけれど、なにかあればまた直に開きそうではあるけれど、平気だと頷いた。

 ロランとレイスがいたほうへともう一度だけ視線を向ける]

(27) 2012/05/15(Tue) 15:25:17

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 15:39:42

ユーリー

[重なるのは華奢に見える娘の手。
カチューシャの応えを聞けば頷きを向けた。
誘うようにもう一度ミハイルへと視線を向ける。

家に明かりを灯し部屋へと案内すると
蜂蜜をいれて少し甘めにしたホットミルクを差し入れて
風呂に湯を用意して、湯浴みが出来る旨を伝えておく。

そうして、戸締りを確認し男は自室へと戻っていった**]

(28) 2012/05/15(Tue) 15:53:35

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 15:58:24

カチューシャ

[ミハイルの返事をきいて、ユーリーの家に向かう。

 案内されたのは、都会にでていったオリガの部屋。
 差し入れのホットミルクに、強張っていた表情を笑みに変えて。
 伝えられた言葉にちいさくありがとう、と答えた。

 そしてホットミルクを飲んで落ち着き、湯を借りて身奇麗にした後]

(29) 2012/05/15(Tue) 16:01:49

カチューシャ

[オリガの部屋のオリガのベッドに体を横たえる。
 この部屋で、幼馴染の女子三人があつまったことだってあった。

 今は、一人きり。
 赤い色を流して横たわるキリルの姿が、瞼の裏に浮かんで。
 腕で目元を押さえる]

 ……

[ロランは、無事だろうか。
 不安は消えず。
 そのまま、眠る事もできずに夜を明かすこととなった**]

(30) 2012/05/15(Tue) 16:01:54

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 16:21:08

ロラン、メモを貼った。

2012/05/15(Tue) 16:24:27

ユーリー

―― 自室 ――

[気付けば夜が明けていた。
窓から射し込む陽の光が瞼の裏を染めている。
目許を手で覆い、くぐもる声を漏らした。
暫く経ち、明るさに慣れてくればゆっくりと手を下ろし目を開ける]

……ン。

[二年前ならば妹が起こしにきたであろう時間。
朝早くから元気な妹に対して兄の方は朝に弱い。
その妹の部屋にはカチューシャが泊まっている。
意識がはっきりとすれば身体を起こし手早く身支度を整える]

(31) 2012/05/15(Tue) 17:32:58

ユーリー

[机の上に置いたままになっているグラス二つと水晶玉。
男は水晶を手に取りそれを覗いた]

もう触れることはないと思ってたのに

[皮肉なことだと思う。
自分の為そうとしている事を思えば苦さが込み上げた。
確かめようとしたのは、ロラン。
覚悟していた結果に深い息が漏れる]

だから、あの時、……

[キリルを止める手立ての話をしたとき
ロランは如何やって止めるのかと問い返した。
彼もまたそうであったから、男に問うたのだと知る]

(32) 2012/05/15(Tue) 17:33:03

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カチューシャ
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ミハイル
70回 残11410pt
ユーリー
104回 残10148pt

犠牲者 (3)

マクシーム(2d)
0回 残13500pt
イライダ(3d)
109回 残10042pt
レイス(4d)
98回 残10714pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
14回 残13105pt
キリル(4d)
157回 残8633pt
ロラン(5d)
232回 残7470pt

突然死者 (0)

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