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は、ウェンデル落としたのはゼル先輩かい。
俺の楽しみ取りやがって。
[口振りからライヒアルトもウェンデルとやり合いたかったと言うのが分かることだろう。図星を突かれても平静を装って(完全に装えてるかは謎)]
さーて、隠れてる間に終わってたりするかな、とは思ったりするけどね。
そんじゃあかつての『勝者』からの手解き、ありがたく受けるとしようか。
[相手の『魔本』に宿る光を見て、体術的な構えで応じる。武器・媒体となり得るものは持たない主義らしい]
― 食堂 ―
[目を開けるとまた食堂でした。]
第二別館に行ったのは夢… ってことはないですよね…。
[呟いてから周囲を見回して。外で大きく膨れ上がる魔力の気配を感じて西館の方へ視線を向ける]
休憩ばっかりしてないで参加しませんと…。
… …夢じゃ…ない…
[証拠にほれ。というようにミリィを指差して見せつつ。]
そだな…… …参加… …しないとな…
[でも参加を考えるとくってりどがあがって、レーグにくってり]
ああ、成り行きで、三つ巴になったんでな。
[最後の一人が誰かには触れず。
微妙に平静を装えていない様子に、にぃ、と笑みを浮かべる]
ま、隠れて逃げ切ると、後で委員会にボコられるらしいから、真面目に気をつけとけ?
[どこまで冗談なのか本気なのかわからない言葉の後、真紅は微かな険しさを帯び]
……それでは、遠慮なく。
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力となれ。
界を閃く刹那の煌めき、集い、形成し、降り注ぐ矢とならん……異空閃!
[紡がれる呪、それと共に弾ける真白の閃光。
光は複数の矢となり、ライヒアルトへと向かい、飛ぶ]
夢じゃないなら良かったです。
でも、お引取りしたお姫様がこの状態だと出かけちゃうわけにもいかないですかね。
[羽根を軽くはためかせ背中から降り、頭を下げます。]
場所狭くしちゃってごめんなさい。
狼さんは連れてきてくれてありがとうございます。
外では、また派手にやっているみたいですし…。
終ったら鬼を探しにいってみましょうか。
んだーなぁ… …王子殿は…もう一人のお姫様と逃避行しちまったし…
[ブリジットがどいて、広くなったぶんレーグに更にくってり、死体のように脱力して乗りながら]
「気にすることはない。ブリジット殿。しかしこの派手さは」
…さぁ…? …鬼が見つかってしまって集団で襲ってるのかもなぁ…
[なんてレーグの言葉を次いで外の様子に適当にいうマテウス。]
[ある程度回復すれば、他にも運び込まれてくるだろうからと追い出され。導師の所に報告に行くには、まだ心が落ち着いていない。
体力回復の為にもと屋台村に向かった]
あ、フラペチーノだ。
それ一つ下さい。
[ぽかぽか陽気が続いていたからか、そんなものも用意されていたようで。シャリシャリの珈琲を抱え、食べる場所探して移動中]
ゲルダちゃんとか、どうしてるかなぁ。
ミリィさんとかやっぱり…だよねぇ。
[ぽてぽてと歩きながら、はふりと溜息を零す]
うーん……。
[色々と後悔は尽きない様子]
[三つ巴の言葉に、もう一人は誰だろうと思ったが。余計な思考はそこまでにし]
そうなったら委員会の追撃にも逃げてやらぁ。
[笑みには不敵な笑みで返した。
先手は向こう。弾ける閃光が矢となりこちらへと迫って来る]
-開け異界の門 我が盟友を介し妖しの力を我が力とせん
-異界に渦巻く魔力を我が力とし
-作り出せ重厚なる槍 飛びて貫け 魔重槍!
[防御魔法は展開せず、紡ぎだすのは攻撃魔法。腕を横に振り二つの魔力槍を作り出す。回し蹴りの要領でそれらを蹴り出し、ゼルギウスへと襲いかからせる]
『ったく、攻撃一辺倒で勝てる相手じゃないでしょうに!』
[共鳴しないままで居る灰銀がライヒアルトの前をくるりと回り、致命傷になりかねない光の矢を弾く。それ以外の矢は防御もせぬままのライヒアルトへと襲いかかり、腕や脚から紅が飛び散った]
ってぇー!
防御魔法失敗して直撃も間抜けだろっ!
王子様を捕まえられるかはお姫様の魅力次第ですから、それは仕方ないかもです。
鬼と戦う前に倒れちゃダメですよ、守護者さん。
[きっとレーグが作ってくれただろうレバニラのお皿をテーーブルに並べ。]
此処まで派手にやっている人だときっと… 参加者の誰かでしょう。
残ってる人から考えて本当に鬼役と本気で戦って可能性がありますね。
・・・これで鬼側が負けちゃったらどうしましょうか。
[それだと何のために参加したかわかりませんね、と他人事のように呟いてくすりと笑いました。]
… …やっぱ…思い切りがいいよな…
[とブリジットを見つつも。ただ確かにそうだよな。と感心しながらレバニラを並べるのをぼへっと眺めて]
「その可能性は高いであろうな。ブリジット殿。それにこの魔力は」
… …ま、…二人いるみたいだし… …なぁ…
[一名ぐらいなら捕まってもいっか。という態度。元々目的意識が薄いのだから仕方ない]
お前、ほんとにやるか逃げるかの二択だな。
[取りあえず全部叩き潰す誰かさんよりはマシです。というのはさておき]
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力となれ!
そは鏡。映し、写し、虚ろとなす! 魔消鏡!
[呪を紡ぎ、造り上げるは魔法を打ち消す鏡の盾。
飛来する二本の槍の内、一本はそれで打ち消し、もう一本には開いた『魔本』を叩きつけて直撃を逸らす……ものの]
……ちっ……!
[完全には往なしきれず、先の対戦時に疾風の刃に裂かれた所を穂先が掠める]
……ラヴィ!
[僅かな集中のブレ、それを補うべく上げた声に応じて、水晶龍が氷雪の吐息を解き放った]
[幼い頃だ。
どこか達観した様子で、...はその風景を眺めていた。ライに苛められつつも手を引かれ、ゲルダにからかわれながらも共に歩いてくれて。本当なら東洋に西洋。挙句にハーフエルフの血までも混ざった彼女は奇異の的になってもおかしくなかったというのに]
ああ、いつも二人には助けてもらったな。
[走っていく二人の背中を羨望の眼差しで眺める。無意識に一歩踏み出そうとして、足が動かない事に気づいた]
え? え?
[突然の出来事に驚く...に、ゲルダ(極悪な表情:当社比四百倍)が振り向いてニヤリと笑った]
こんのゲルダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
[怒りで飛び起きるや、近くにあったレーグの尻尾を両手で握りつぶした]
「ぬおっっ!?」
…ぉ…おいっ。おっ…
[ミリィの突如の暴挙(?)にレーグもさすがにおどろき、その拍子にマテウスはこってり床に転がり落ちたり。offモードなので受身もとることもなくぐってり床に]
何とでも言えっ、それが俺のスタイルだ!
[掠めた傷もそのままに、けらと笑って言い返す]
ちっ、そう簡単には攻撃通しちゃくれないか。
アレの使い方、ちっと変える必要あっかな。
[一つだけ事前に仕掛けておいた魔法を思い出す。従来の使い方とは違うが、応用は可能だろうと作戦を練り始めた。相手の隙を突いて次を繰り出そうとしたが、水晶龍のブレスの方が早く]
くっそ、一か八か!!
-開け異界の門 我が盟友を介し妖しの力を我が力とせん
-異界に燃え盛る数多の焔 来たりて冷気の壁とならん!
[避け切れないと判じ、どうせ食らうのならばと苦手な属性防御魔法を紡ぐ。瞬間的な集中力は異界より炎を呼び寄せ、ライヒアルトの目の前に赤き壁を作り上げた]
よっしゃ!
[珍しく成功した防御魔法はブレスの威力を削ぎ。ライヒアルトに届いたのは氷雪を削られた冷風のみ。呼び出した炎も形を小さくする]
[いきなり大声をあげて飛び起きたミリィに目を瞬かせ。]
ゲルダさんは来てないですよ…?
[床に墜落したまま動かないマテウスがちょっとだけ気になりました。
傍へと寄って声をかけてみます。]
あ、あの…。大丈夫ですか…?
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