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─第一階層・通路(艦橋前)─
危ないのはどこも一緒だろう。
[エレベーターホールと、更に向こう側にあるのは整備室か]
それなら船長達はマトモだった艦橋を制圧したらどうかと思ったんだけどね。
ああ、俺が出たのはオーフェンがこっちまで…。
[最初の問題を作り出した言い訳をしようとして。
エリカに向けられたレーザー銃に言葉を途切れさせた。
違う、と言える根拠は、ない]
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
……はい?
[向けられる問いと銃口>>87。
こてん、と首を傾げ返す仕種はどこか猫っぽい]
あのねぇ、この状況で自分が偽者、っていうヒトがふつーにいますか。
キミだって、そう聞かれたら、違う言うでしょ?
[軽く言いつつ、微かに硝煙の気配を残す黒銀は少年の方を向く事はない。
こんな状況で冷静さを欠くのが危険なのはわかっている。
ちなみに、視線がどこに向いているかは、気づいていなかった]
まぁ、それはそれとして、ねぇ。
……ヒトにそれを向ける時は、『覚悟決めてから』にした方がいいよぉ?
……それだけで、撃ち返すヒトも、今はいそうだしねぇ。
―→第三階層・通路―
[第一階層でも度々目にした人間の遺体は、機械犬にとっては無機物と同義。
故に殆ど目を向けることはなく、ただ踏みつけることもなく器用に避けながら、前行く者の後をついて行った]
[最初に受けた“攻撃”が、嗅覚センサーの機能を停止させたことも、不調を仕種で示すプログラムにも狂いが生じていることも、今はまだ機械犬自身しか知らぬこと]
─ → 第三階層 とある研究室 ─
[辿り着くも誰の姿も見えなかった。
いや、姿は見えたが人間という認識が出来る姿ではなかった。
この場所も、赤く染まっている。
黒幕だと噂された研究施設区画への襲撃は、一体どれほどのものだったのだろう。]
あーあ
[”予測と結果が合わなかった”パターンで、落胆の声をあげる。
着いてきていたパトラッシュに、]
この階層はもう、誰もいねーのかなァ
[話しかける。
ジョエルもまた、残されたリディアがどうなったのかは知らぬまま。]
[それから。
しばらく一人にはなりたくなくて。
許されるなら、少なくとも自分に危害を積極的に加えなかった彼の傍をうろちょろするつもりだった**]
―エレベーター内―
[フランが乗るのを待ちながら、じれったい思いはしながらもせかすことはしない。余計に遅くなる可能性のほうが高い為。
ようやく彼女が乗り込み、閉まり行く扉の向こう通路の奥から何かを叫ぶ姿が走ってきたがこっちに銃口を向けているのが確認できたので躊躇なく撃つ。
最後に扉が閉まる前に崩れ落ちる姿が見えたが、相手の正体についてはもはや興味はなかった]
ふぅ…
[ため息に近い深い息を吐いて、ポケットの中にある煙草の入った箱を手探りで一度確認した。吸うのは我慢する。
平時には吸う習慣はないのだが、仕事柄、人やそれに類する相手を殺す、もしくは破壊するようなことも多く、そういったときは決まって吸っていた]
あまりのんびりもしていられない。
[それはほっとした様子のフランにかけたのか自分に言い聞かせたのか]
上でも状況は同じな可能性は十分あるからな。
[自衛を無理だといった彼女にそれでも優しい言葉をかけるようなことはしなかった。
それでも第一階層について、やはり襲われることがあるなら結果として彼女を守るような形になるのかもしれないが]
─ 第三階層 研究責任者室 ─
[端末を操作していくと、研究責任者が何かを見つけたらしい痕跡が残っていた。
それらを読み進めて、小さく唸りを零す]
独特の電波、か…。
特殊な電波でPMC同士が交信していると言う説もあったな。
そこから探れば個体判別も出来そうだが…調べている余裕はない、か。
発される電波も微弱だしな……傍受するにしても、機械関係は専門外だ。
[バンダナの奥で眉根を寄せて、端末に残る研究結果を読み進めた。
そうしているうちに、研究責任者がこの端末からマザーコンピューターに接触した記録が残っていることに気付く。
それについてのレポートは残っていなかったため、何のためにアクセスしたのかまでは分からない。
頭の隅に疑問を残し、これ以上収穫がないと知ると端末から離れた。
短くなりすぎた煙草を床に捨て、靴の裏で磨り潰す。
そうしてから右手に電子銃を握り研究責任者の部屋を後にするのだった]
―→第三階層・研究室―
[流れ出た赤までを避けることはなく。
今まで通った場所には赤い足跡が所々に残されていることだろう]
[問われたこと>>93には首を傾げた。
単純に分からないという仕種。
今は嗅覚が失われた為、隠れた人間や生物がいたとしても物音が無ければ気付かない。
尾が垂れているのは落胆しているわけでなく、それも攻撃により更に可動を悪くしただけのこと]
―第一階層 通路(艦橋)―
…そうか、此処もか。
[自分の問いに答えてくれたエリカの見た目には何を思うこともなく。
ただ眉を顰めて声を絞り出した。]
整備室でPMCに寄生されていた者の発端により乱闘が起きた。
それを伝えにきたのだが…
どこも同じなのだな。
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
うわ、リディアねーちゃん。
[エリカ偽者騒動が落ち着くと、リディアの姿に気づいた。
最初にうわっが出てくるのは苦手意識のせいだ。
中の事はよく見ていなかったので答えられず、ただ赤い肩に気づくと少し身体を強張らせた。]
ねーちゃん怪我してる。
消毒しないと駄目なんだぞ。
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
騒ぎになる前に抜け出すはずがね。
[艦橋扉を見ながら溜息をつく。
そこにオーフェンのオシメ発言が飛び込んできて脱力した。
力が抜けていくらか調子を取り戻す]
傷、深い?
消毒は落ち着いたらするとして、止血しないと。
PMCも危険だけど、パニックを乗り切る方が先だ。
[上着を脱いでリディアに近寄ろうとした]
―第三階層・研究室→通路―
わぅ
[提案>>107にはいつも通り、返事と行動によって了承を示す。
頭を撫でる行為=慰める為のものであると理解したわけでなく、ただいつも通りに組み込まれたパターンに従おうとした結果、垂れたままの尾は力なく揺れた]
[ジョエルの足音に、機械犬の小さな足音が続く]
―→第一階層―
[フランは自分の傍は一番と判断したのか、ついてくるのを止めることはしない。
自分達を襲う者は何名かいたが、どれも皆今は床に転がるオブジェのひとつ。
広がせるのは血の染みであったり、アメーバ状のものだったりと千差万別ではあったが]
オーフ!どこにいる?
[もはや見つかることを気にする素振りは見せない、名前を呼びかけながら船内を進んでいく。
それは死体をより増やす結果となり、第一階層のほとんどの生存者もそれによっていなくなるだろうか。
ついてきていたフランは、確かに死の危険からは遠ざかっただろうが、より多くの死を見る結果になってしまったかもしれない]
―第一階層 通路(艦橋)―
艦橋にまで入り込んでいたのか…
…となると、下の階層も…だろうな。
[ノブとエリカの言葉を聞くと、推測されるそれに表情が険しくなる。
ラッシュはともかくとして、ジョエルは恐らく研究室に向かっただろう。
二人とも無事でいるだろうか、と思考を少しそちらに向けたところでオーフェンから怪我の指摘を受けて。]
今はそれどころではない。
[そうばっさりと言い切ったあと、しゃがみこんで少年に視線を合わせた。
自分に上着を着せようとしてくれるノブには頭を振って。]
いや、良い。
見た目ほどひどくはないし、汚してしまっては悪い。
それに、怪我をしているのは私だけじゃない。
[そう言って目線でエリカの肩の傷を示した。]
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