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―宿屋 食堂―
そういう名前だったかしら。
“守護者”は、わたしは初めて聞いたわ。
[伝承に関してはおぼろげにしか記憶はなく、イレーネの言葉に相槌を打って]
それと、“組する者”も。
……まあ、“偽ることも”というくらいだから、違うこともあるのかもしれないわ。
そもそも全て、この伝承通りになるという保証もないし。
[その思いもあってか、クロエについては是も否も返さなかった。
紅茶の香りがして、話を止めて]
ありがとう。
[紅茶を受け取れば、表情を緩めた]
[カルメン>>77とイレーネ>>81の会話に微かに頷く。
少しは役に立っているとみてもよいか、と。
ミハエルの言葉>>84に小さく笑みを作るのは
聞き覚えのある台詞だったから]
お茶会みたいだな。
ゲルダが振舞ってくれるそうだ。
ああ、そうだ。
[ふと思い出したようにその場でミハエルに
自衛団長の銀の剣について聞いた事を伝える]
―宿屋/浴場→個室―
[ミハエルを送った後、こふこふっと吐血を伴わない咳をつく。]
まいったなぁ。
私、嘘をつくのは苦手なのに……―――
イレーネに隠し通せるかな。
[苦笑いを浮かべて、それでも妻に隠し通す為に。
浴室へ向かうと謂った以上は、身を清めなければと、さりとて湯船に浸かるは拙いのは身体の状態から判って。]
疑わしいが4人か。随分、信じたい人増えたんだなぁ。
[洗い場で身を清めながら、微笑む貌は、まるで父が子を想うよう。
泡を流すと、湯船には浸からぬまま、身体を拭き、真新しい服に着替えると足はそのまま個室へと。]
[ベッティは寝てしまったのだろうか。
蒼い青年の言葉を想いながら幼馴染を案じる様子。
カルメンとイレーネのやり取りを聞きながら興味を傾け。]
何か解った事はあるのかな
[紅茶を配りながらこてりと頸を傾ぐ。
ユリアンも紅茶を所望するならカップを手渡して行く。
自分はダージリンにはちみつレモンを浮かべて飲むつもりで。]
喉に好いのだよ、蜂蜜は美容効果もあるみたいだし
ンン、男の人は酸っぱいの、好きじゃないかもしれないね
[自分は砂糖代わりに浮かべて飲むのが好きで、
琥珀色に黄金色が混ざる様がお気に入りとも云わんばかりに]
アーベルのおつまみってどんなのだろう?
[こてりと頸を傾いだ。]
―宿屋 食堂―
それじゃ、私はライが持ってきてたハーブティーにしようかしら。
[ふとローズヒップを入れようと思ったが、
荷物は夫が先に部屋まで運んでいたので、次の機会に。]
―宿屋/個室―
[一度食堂へ向かい妻に一言告げるべきかと思いながら、向かわずに置いたのは、多人数が居た場合、耐える自信がなかったからだ。]
――……そいうところで、気付かれないといいんだけど。
[背に腹は変えられないとは謂えども、隠し通すと決めた傍からバレそうだと思えて仕方ない。
ともあれ、少し休むべきだと、荷物の中から久しぶりに飲む薬を、水なしで苦労して嚥下して*寝台に横たわった*]
ミハエル君も、少しいかがかな?
無理にとは言わないけど、気分転換くらいにはなると思うのだよ
[そう言い伝えて、本を読むイレーネとカルメンの話に耳を傾けている*]
嗚呼、さっきの。
明るいところだとなかなか色も良いだろ?
栓もあけたし風味が逃げる前に飲んじまおうかと思ってな。
[ユリアンの呟き>>86が聞こえれば瞬きして]
寝酒が欲しいなら一杯分くらいは残しておくぜ。
[クツリと咽喉を鳴らして笑う。
彼がこれからなそうとしている事には気付かない]
―宿屋 食堂―
そうですか。
私もゼルが本を読むから、読み聞かせてもらった程度で。
[だから自分で伝承の本を読んだ事はなく。
だからこそ興味引かれて今目にしているのだが。
組する物の事に関しては相槌を打った。]
そうですね。
能力者自体、居ない可能性もある、でしょうし……
[こちらはクロエに関しては、彼女のそれを信じているらしく。
だがカルメンの返事がなかったのは、特に気にする事もなかった。]
―宿屋 食堂―
あら、そちらにしておけばよかった。
[淡い色のミルクティーを前に、蜂蜜檸檬の美容効果が聞こえれば肩を竦めた。
だからと言って取り替えることはないが]
ええ、知っているかも知れないけれど――
[首を傾けるゲルダには、先程の“能力者”についての記述をそのまま告げた]
[イレーネの言葉>>91に瞬く]
少しなら悪くねぇと思うが
出来たら紅茶にしとくと良い。
ハーブは前にやったあのジャム以外は
お勧めできねぇかな。
[ワインを勧める気などさらさらないが
酒精のせいではなく
妊娠中の彼女に合うかどうか知れぬから。
止める言葉は意地悪などではなく
彼女に宿る子を気遣ってのもの]
切羽詰まってからじゃ遅い。
もっと早めに相談しとけ。
[限界を見極められるのかが怪しいゲルダ>>92に言葉を重ねる]
頼まれてもいいが……
部屋まではついていけないからな。
そういうのを頼む相手は一応選べと言っておくぞ。
[判断つかぬ調子に軽くこめかみを押さえながら忠告一つ]
知ってた人、なんだろうな。
集められた中にいるなら……
ほとんどが、知った顔、だろ。
―宿屋 食堂―
仲睦まじくて羨ましいわ。
[読み聞かせて貰ったと聞き、そう言って少し笑う。
紅茶を一口含んで]
それでも、知識はあったほうがいいわね。
[イレーネの返答に頷きつつも、そんな言葉を続けて。
先に読み進めていたところまでページを戻し、再び読み進めていく。
やがて最後の一字まで読み終えたならば、本を閉じ]
ありがとう、参考になったわ。
誰か読むかしら?
[ライヒアルトへの礼の後で、周囲に尋ねて、希望者に手渡す*心算*]
腹の子の体質に合わなかったら大変だろ?
[幼馴染>>99に勧めるのは妊娠中に良いとされるハーブのみ]
如何しても落ち着かねぇって言うなら
ラベンダー一つまみ枕元に忍ばせるくらいなら
いいんじゃねぇか。
ゼルギウスなら無くても眠れそうだけど。
[クツと笑って]
そういえばあいつの姿がみえねぇな。
珍しいこともあるもんだ。
[イレーネの傍にいない事が不思議でそんな呟きを漏らす**]
お役に立てたなら幸いだ。
その本もきっと喜んでる事だろう。
[カルメンの礼の言葉>>101に小さく笑みを浮かべ
あたたかな紅茶をゆっくりと飲む。
アーベルが戻ってくれば酒を注いで
摘み片手に他愛ない思い出話に興じる心算で**]
―宿屋 食堂―
[カルメンには、ええと嬉しそうに微笑を向ける。
知識に関して>>101は同意するように頷き、最後の一ページまで全て読んだ。]
ライ、ありがとう。
[彼女が本を返す時に同時に礼を述べて。
体質に合わないとと言われれば、そういうものなんだと知らなかった事実に驚いた。]
寝る時に、かぁ……
…ううん、やめておくわ。
[心惹かれはするものの、それこそ夫の体質に合わないと困るので止めておいた。]
…多分、部屋で休んでいるんだと思うけど。
[珍しいと言われれば、少し気になっていた所でもあり
少し心配そうに夫がいるほうへと視線を向けた。]
―宿屋 食堂→個室―
[ゲルダを交えて、本の内容を話し合ったりして。
一通り終えた頃ふと断りを入れて席を立った。夫の様子が気になった為。
真っ直ぐ昨日借りた部屋へと向かうと、一人ベットに横たわる夫の姿を見て
ほっとしたように息を付いた。
それからその傍らに、覗き込むように淵に持たれ
頬にかかる髪を梳いた。]
……昔はよくこうしてたっけ。
[まだ幼かった頃、ベットからあまり出られないのか、横になる事が多かった夫の隣で
こうやって見上げながら様子を伺っては、遊んで欲しいとせがんだりしていた。
今考えると結構無茶な事を言っていたな、とは思うのだが。
それでも夫は聞き入れて、よく相手をしてくれたのだった。]
流石に自警団員さんも何人力を持つ人か把握してないかな
せめてどれだけいるか解れば好いのだけど…
[カルメンとイレーネの話を聞きながら、
そんなことを口にして。]
わ、そうなんだ…ハーブはイレーネさんに余り宜しく無いんだね
物知りなのだね、食べちゃいけない物もあるのかな?
[ライヒアルトに聞きながら、入れかけようとした手を止めて。イレーネにはミルクティーを入れ直しながら尊敬のまなざしで娘は青年を見詰めた。
カルメンの記述を聞きながら、ページのめくれる音と共に瞬き>>97]
ううん、確認になるかな…有難うなのだよ
そう言えばその本には狼さんの考えとかは書いてないのかい?
本当に御腹が空いただけだったのか、僕は気に成るのだよ
[カルメンとイレーネの双方に問うた。]
わ、う……うん、そうだね
でも、相談事を全くしてない訳でもないよ
其れに僕、気になった事は聞いちゃうタイプだし…
[>>100寧ろ何処までが自分を想い詰めているのか図れぬ所もあり]
ン、ン…じゃあなんで言って呉れたのかい?
僕は一向に構わないし、知った人となら嬉しいな
ライヒ君なら僕は歓迎するのだよ?
[きょと?としながらこめかみを押さえる様子におろりとしつつも真意に気がつくと、ぽかんと口を開けたまま、わ、と頬を赤くして瞬く。其れでも別に構いはしなかったのは心細さが先行したのだろう。]
…だとは、想うのだよ
何もしないまま剣を抜かなかったのは、ちょっと可笑しい
……そう考えた方が、しっくり来るんだ
[話もそこそこにお茶会も終いとなり、片づけを済ませて休んでいると何時の間にかうとうとと椅子の上で眠ってしまっている事だろう*]
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