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ン――――…そっか
…僕はね、今までいろんな人達に助けられてきたんだ
[簡単には信じられないと紡ぐ少年の言葉。
揺らぐ翡翠を見止めながら、娘は自分の事を語りだす。]
人の厚意に縋って生きてきたみたいな物だからさ
…僕は―――人を疑うよりは、信じたいのだよ
今までお世話になった分を、貰ったものを何時か返せるように
若しかしたら裏切られる事もあるかもしれないけど、
でも、そうして拒んで一人ぼっちなってしまうのは、もっと厭だから
[ゆるりと顔を振るい、娘は眸を細めた。]
―――だってそのままじゃ、何時までも寂しいままだよ?
[娘は肩から細い腕を放す。紅い痕残る、手当てされた手は、何時しか少年の手をぎゅっと握り締めて。]
―宿屋 食堂―
[夫の言葉>>147に、とりあえず一定の納得はしたようだと判断して、
そうねと返したが、幼馴染の眉間に眉根は更に寄ったかもしれない。
だがそれに何を返すまえに、眠いと訴える夫の声にそちらを向いて]
ゼル?眠いのなら―――
[声をかけたが、そのまま体が傾いでゆく。
慌てて受け止めようとした手は、夫が自ら避ける>>151ことですり抜けた。]
ゼル!?
[がしゃんと食器が揺れる音に、体がびくりと跳ねる。
急に倒れた夫の背に手を当てて揺り動かし
様子を伺うが、目を開ける事はなく、
どうしようと、やや泣きそうな顔で、幼馴染を見た。]
私のことは、信じなくても良い。
でも、ミハエル君が今まで話してきた人や、付き合ってきた人達のこと。
その人たちのこと、もう一度考えてくれないかな。
私は、ミハエル君とそんなに話したこともないけど。
ミハエル君がライ兄と本の話をしてたり、カルメンさんと笑ってたりしてたのがすごく楽しそうに見えたの。
そんな風に話せる相手も信じたくないなんて、私には思えないよ。
[ベッティやゲルダの様にミハエルを気遣うことも出来ず、情けなく思いながらも思うままを述べて。
許されるなら、ミハエルの頭を緩く撫でようとそっと手を*伸ばした*]
―宿屋食堂→個室―
ん。食事しようって戻ってきたら食事ありませんでしたってのはまた問題になりそうだ。
先にこの荷物を置いて来ることにする。
[ゼルギウスが伸びているのは少し驚いたけど。
ライヒアルトもいるから大丈夫だろうと荷物を手に自分の借りた部屋へと*向かった*]
[ゼルギウスの言葉>>147に思わず項垂れる。
やはり助けを求める相手を間違えたのだ。
薄々分かってはいたことだけど何とも言い難い心境だった]
モテモテじゃないから。
修道士が大変だって事だけ覚えて後は忘れちまえ。
[それは彼に伝わったか如何か。
机に突っ伏すのが見えて小さく笑みを零した]
あーあ、寝ちまったか。
イレーネ、部屋用意して貰って休ませるか?
それならこいつ運んでやるぞ。
[イレーネに話しかけながらゼルギウスを指差した。
聞こえてきた言葉>>153にはゆると頷き]
嗚呼、わかってるなら良い。
[ユリアンの言葉>>152に、違いない、と同意して]
門外不出か。
もしそういう書物があるなら読んでみたいもんだ。
[じ、とユリアンに視線を向けるのは
仕入れてくれないだろうか、という妙な期待]
ああ、行ってくると良い。
[軽い口調で部屋に向かうユリアンを見送る]
[幼馴染の声>>156にゆると立ち上がり
突っ伏すゼルギウスの傍へと寄る。
念のため呼吸を確かめ、脈を確かめる仕草]
――…イレーネ。
これ、疲れて寝てるだけだ。
心配しなくても大丈夫だから。
[泣きそうなイレーネを落ち着かせようと
優しい声を向ける]
あんまり心配すると腹の子に障る。
……ゼルギウスが起きたら、後で叱ってやれ。
おやすみ、くらいは言って寝ろってな。
──っく、ひっく…。
だ、って…そう、しないと…ひっく…自分を、護れない…。
周りに、味方なんて……っく…居なかったんだ…。
本当は、寂しくて、悲しくて、独りなのは、嫌だった。
でも、そうしないと、僕は居場所を無くすから───!
Мама…!
[十字架を握る腕の袖で目元を覆いながら嗚咽を零す。
泣いているところ見られたくないなどと考える余裕は無かった]
―湖畔―
まぁ、私にはわかんねぇけど、ミハエルはミハエルで苦労はしてるんだろうな。
[ミハエルの返す反応や言葉から、自分とは違う世界が彼にはあるのだろうと、
けれども悲しげな様子に、それをよしとしている風にも見えず]
なんだろな、私はそんな頭言い訳じゃないからうまく言葉にできねけど、
うちらは別にミハエル心配したってたいした得はねぇし、打算もなにもないとは思わないか?
[その身にはゲルダとクロエが触れようとしていたので自分はその場に立ったままに]
私のこと完全に信用しろとはいわねぇけどもさ、
全部突っぱねるんじゃなくて、それを見極めるのも必要なんじゃないか?
―宿屋 食堂―
そう、なの?
ゼル、急に倒れるから……
[幼馴染に宥められれば、硬かった表情はゆっくりとだが解けてゆき
おなかの子供にと言われれば、ぴくりと一度身を張り、それから緩く目を伏せた。]
……うん、そうするわ。
[叱ってやれとの言葉には、まだ動揺は見えたものの、素直にそうする旨を伝えて。
運んでくれるとの申し出には、小さくだが頷いた。]
お願い……
アル、お部屋一つ借りていい?何処でもいいわ。
[もう一人の幼馴染が一仕事終えて戻ってくるようなら、
自分たちも部屋を一つ借りる旨を告げ。
ユリアンにも頼んで、そこへ夫を運んでもらった。]
―宿屋―
[ゼルギウスから少しだけ眠そうな気配を感じていたけれど
イレーネが気づかなかったならそれは言わずに置いた。
たまには盛大に叱れてみれば良いと思ってしまうのは
きっとからかわれていたような錯覚があったからだろう]
我慢してたけど耐え切れなくなったんだろうな。
眠いなら眠いと言えば良いのに。
[子供みたいだと思ったけれど小さく笑うのみで。
アーベルに部屋を借りるのを待ち
ユリアンと共にゼルギウスを部屋へと運ぶ]
─ 湖畔 ─
うん
[相槌一つ打ち、娘は静かに少年の言葉を待つ。繋いだ手は暖かく彼の温度が伝う。]
解るよ…だって――――…
独りは、寂しいものね
[孤独を埋めたいが為に娘は人を求めた。其れが今の自分である事は変わりない事実。少年の翡翠に浮かぶ涙を見詰めながら、娘は流された涙を、とても美しいものだと感じていた。独りが厭だと想うのは、きっと誰しも厭な筈で。]
泣いても好いのだよ
是は恥ずかしい事じゃないからさ
[嗚咽を零す少年を優しく諭し。彼の本当の想いに触れながら、娘は少年に淡い抱擁をした後耳元で、]
僕は―――…君を信じたいよ
[そう告げて娘は背中をひと撫でした後、ゆっくりと身体を離した。]
――…さて、と。
困った子供らを迎えに行くとするか。
流石に、遅すぎるだろ。
[やれやれと肩を竦めて
寝かしつけた大きな子供を見下ろしながら呟いた]
イレーネも疲れただろ?
ま、誰のせいとは言わねぇけどさ。
[微かな笑みをイレーネへと向けて]
何なら少し休むと良いさ。
こいつも隣にお前さんがいねぇと
起きた時におろおろしちまうんだろうし。
[ずっと見てきたから何となく光景が浮かぶのか
そんな提案をしてから二人の部屋を辞した]
ベッティの云うとおりだよ
直ぐに結論を出さなくて好い
少しずつでいいから、今まで目を背けてきた物を
もう一度見詰めなおしても好いと思うんだ
[クロエの言葉も聴きながら少年が想われている事を識る。
彼を案じて呉れるものの存在は確かに居るのだと。]
―湖畔―
[泣き出したミハエルの様子に頭をがしがしとかきながら]
思いっきり泣いて、一旦ゆっくり休めば、まぁすっきりするさ。
[ゲルダとクロエが慰める様子に自分もミハエルに近寄り、
2,3回ミハエルの頭を撫でてから笑いかけて]
私もミハエルのこと、信じてやりてぇな。
[青年は外に出る。
既に辺りは暗くなってきているか。
何処に行ったか目星がつかず僅かに彷徨った後
少年の家がある湖畔へと向かう。
漸くミハエル達を見つければ安堵の息を吐き]
――…はぁ。
漸くみつけた。
[ゆっくりと歩み寄る]
─湖畔─
[泣いても良いと言われ、しばらくの間は言葉も紡げないくらいに泣き続ける。
身を包む温もりと囁かれた言葉はゆっくりと身体へと沁み渡った]
──ひっく……。
………こんなに泣いたのは、久しぶりだ。
[一頻り泣いた後、鼻を啜りながら小さく呟く。
ベッティにも撫でられ、ゲルダに諭すように言われて。
それらはすんなりと心に落ちて行く。
自分を探しに来た3人を順繰りに見遣ると]
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