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───それじゃあ、しばらく離れることになるけど。
心はずっと君の傍に。
……必ず迎えに来るから。
[そう告げて優しく微笑み。
するりとゲルダの頬を撫でてから踵を返した。
開けられた扉が静かに閉まる。
雑貨屋の外で、ミハエルは大きく息を吐いた。
伝えられたこと、受けて貰えた事に対する安堵の息を]
[約束を交わした翌日、ミハエルは村を去ることとなる。
見送りに来た者と別れを惜しみながら、ミハエルは蒼鷹と共に村の外へと足を踏み出す。
これから待ち受ける困難に立ち向かうために。
そして、再びこの村に帰って来れる事を心待ちに*しながら*]
中
うわああ旦那様………(*ノノ)・゚・。
わーんありがとう。暫く言葉出なかったよ。
ベッティに同意しとく。凄い嬉しいんだよ…!
/*
お人形、一つ二つは世の中にも送れただろうか。
村内で引き取られた分も多い気がしてw
でも仕入れられたものはきっちりと親父が世界へ広めます。
……一つだけ母親の所に廻るかも。
俺の最後の仕事になったし。
酒もそうだけど。
中
わ、ちょっと更新しないと人とログが…!
ミハエル君も乙だよ
クロエちゃんはお帰り?ログいっぱいだよ!(
でもって相棒はお返事ありがとう……!
スイマセンお手数おかけしますお兄さん…!
さ、最後のでまとめて返事できるかな、ルークルさんは。
娘にべた甘い人になる予定(
―Horaiの意味―
[イレーネが村を出ようとするその日のこと。
外される工房の看板を見、ふっと思い出したことがあり、
それを赤の聲に乗せた。]
『リヒト、私の工房の名前の意味なんだけど、
あれはね、本当はイレーネだけを示す言葉ではなかったんだよ。』
[当時を思い出して、懐かしそうに紅の眼を細めた。]
『イレーネだけを示すならHora(ホーラ)、単数形で佳かったんだ。
ちゃんとHorai(ホーライ)、時間の女神達、複数形にしたのには意味がある。蓬莱って言葉にもかかってくるけど……―――』
[子どもが悪戯を友達にこそっり教えるように、
くすくすと笑い、告げる意味。]
『あれはね、リヒト君と私も入るんだ。
女神様にしちゃってごめんね。
蓬莱って仙人さんが住むところだっていうから、
きっと素敵な場所だと思って。
だから、3人で居ることは、私にとって蓬莱だって意味もあったんだ。』
[時の流れ。“過去”“現在”“未来”。3という数。
現在、3人が過去時を過ごした場所から離れようとしていても、
繋いだ絆は未来にも消えないようにと
――……ただ、頼るばかりで何も返せなかった仲間に、
Horaiの名の真意を捧げた*]
[張り詰めてた空気が、ゆると戻る。
彼女の瑠璃は夜空を想わせる色合いで。
言葉を選べたかどうかは解らない。
けれど――――彼らにも情が、
仲間を想う気持ちがあったというなら。
其れもこの騒動の理由になるということ。
全てを識りたい訳ではない。
娘の欲した答えはほんの一つに触れられれば其れで良かっただけ。嗚呼、と悟る声はその真相の一つに辿りついた為に零された。]
――――…解ったよ
教えて呉れて有難う…
如何か元気で、ね
[其の言葉は、常日頃から雑貨屋を利用して呉れた彼女に向けられて。別離を口にする彼女には、そう言い伝えて。]
…イレーネさんも、元気な赤ちゃん産んでね
[そう言い伝えて、もう返事の帰らぬ扉を見詰め。
すとん、とカウンタ脇の椅子に腰を落とした。]
――――…誰かが最後の一人に成るまで終わらないのだね
[人と狼。水と油のような存在。
守りたい物の為に生きるのは、どれも同じなのだと娘は悟った*]
/*
にょーん。
昨日は帰宅ほぼそのまま落ちて、今日は帰ってきてうにょーんとしたらこんな時間にー。
ログ読み? そんな暇ないっす
─ 何時かの空 ─
[ふわり、ふわり。
死して身体を失った魂は重力すらも干渉しないのか、ゆるゆると空を漂って。
不安定な揺らぎはあるものの、今もまだクロエという個は此処に在る。
それは、幼馴染たちを見守りたいと思う己には都合の良いものではあったけれど─…]
……いつまで、こうして居れるんだろ。
[そう、ぽつり呟いた。
自分が生きている時に視えていた思いは、時が経つにつれ薄れていっていた。
それを考えれば、いつか自分も消えてしまうのだろう。
できるのならば、許されるのならば。
彼女達の最期までこうして見守っていたい、けれど─…
そう、思っている耳に届いたのは、人ならぬ友の声。]
キーファー、ちゃん?
[思わず名を呼び、声の聴こえた方へと向かう。
着いたのは、湖畔の、自分の仕事場から良く見えた別荘の一角で。]
此処って…ミハエル君の……
[どうして、と思って辺りを見回せばミハエルと共に居る蒼鷹の姿が見えて。
あぁ、ミハエル君が引き取ってくれたんだ、と思い無意識に安堵の息を吐いた。
すると、蒼鷹がこちらを見てばたりと羽ばたくのが見えて。
元気そうだな、と思ったのもつかの間、こちらに真っ直ぐ飛んできて。
まるで、生きていた時と同じように擦り寄ろうとする蒼鷹に驚き目を丸くした。]
─…え?
私が、わかるの?
[どうして?と問えば同じように不思議そうに首を傾げる様は、懐かしくも愛らしくて。
そういえば動物って人に見えないものが見えるっていうっけ、と思いながらその背をそっと抱くように手を添えた。]
…君のことも、置いてきぼりにしちゃったね。
でも、一緒に居てくれる人が、出来たんだね。良かった…
[緩くなでながら、知らず微笑む。
ミハエルの方をふと見れば、彼の傍には修道院でよくライヒアルトと遊んでもらっていた少年の姿がみえて。
その会話に、此処にライヒアルトが眠っていることと…彼が、変わらず慕われている事実を知った。]
─…良かった。
ライ兄にも、届くといい、な。
そう、だ。
[呟いて、思い出したのは。
何時か、風が手向けを届けてくれると言ってくれたライヒアルトの言葉で。
自分の存在が何時まで在るのかは解らないけれど。
こうしていれる限り、自分が思いを届ける手伝いをしたいと。
ライヒアルトを想う子供達の心や、アーベルを想うベッティの強さや。
大切な者に向けられた、誰かの想いを。
風に乗せて、届けられたら。
そう、願い。]
キーファーちゃん。
私がいつまでいられるのかはわからない、けど。
これからも、一緒に…友達で、いてくれる?
[蒼鷹に微笑みかければ、仕方ないというような鳴き声が返り。
急に鳴いた蒼鷹にミハエルが驚いたのをみれば、二人顔を見合わせて*微笑んだ。*]
/*
よし!
とりあえず駆け足だけどやりたいことは全部詰め込んだ気がする!
ベル兄は多分村に残ってるから大丈夫だよね!
ライ兄たちは成仏したのかイレ姉についてったのかわかんないけど。
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