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ほんとに!まさかティルさんが来てるとは思わなかったなあ。
だって、あんまり好きじゃないでしょう?こういう集まり。
うん、俺も随行役です。今回は逃せなくて。
[にこにこしながら、問いに答え、傍らで機竜王に挨拶する嵐竜王に視線を向けると、背筋を伸ばして一礼する]
嵐竜王様ですね。
お初にお目にかかります。機鋼竜が末席、エーリッヒと申します。どうぞ御見知り置き下さい。
……?
[どこからか、届いてきた自分の名前に、思わず首を巡らす]
―――おや。
[そこには、目立たず騒がず全速前進で、ナターリエから遠ざかろうとするクレメンスの姿]
―――。
[次の瞬間、ナターリエの体が崩れ去り、足元に広がる水溜りになると、それはかなりの速度で移動して、クレメンスの足元に到着。
そのまま、足元に絡みつくように水は伸び上がり、最後にはクレメンスに抱きつくような格好で、人型へと戻った]
―――う、ふふ……。
どうしたのかしらぁ、クレメンス?
曲がりなりにも、一夜を明かした仲じゃなぁい?
失礼を致しました。
はい、私がエルザで御座います。
[向けられた視線に居住まいを正して深く頭を下げる]
未だ未熟なる身なれど、此度は会議の随行として選ばれました。
どうぞ宜しくお願い致します。
『…おや、随分な言葉だな。
愛しい我が仔に、相応しいだけの愛情を注いでいるだけだよ。
此れ程可愛い仔を、どうして愛さずにいられよう。』
[其れを猫可愛がりと言うのではなかろうか。
しゅるりと意を唱えるように舌を出してみたものの、
気付いたか知らずか、王が此方へと視線を向けることは無かった。
遠方へと向ける視線と心中には気付きはせど、王とて無粋では無い。
それには口を挟まずに、足元へとしがみ付いたままの仔へ視線を向けた。]
『リーチェ。』
[父に促され、一度仔はゆるりと王を見上げる。
…自らへと視線を向け続ける影輝へと視線を移した。
もし己が此れまでに注視されれば、居心地の悪さを覚えずには居られぬが
――幼子だから故か。気にした様子も見せずに小さく首を傾ぐのみ。]
…、はじめまして?
[向ける言葉は彼の王に対してか、此方を見る影輝にか。聊か私には判りかねた。]
[だが、ナターリエの言葉には首を横に振る。]
魅せられた、というのは正確ではありません。
私は主様の……いえ。それはどうでもいいことですか。
[そうして、言わんとした事を飲み込む。]
おお、これは精神の。
[ダーヴィッドの後に続いた挨拶に頷きに似た会釈をアーベルへと返し。続くエルザへの問いにつられ、視線は再びエルザへと向かう]
壮健なるは重畳。
当時はどうなることかとも思ったが、ここまでくると安心じゃろうな。
ギュンターも自慢の義娘が出来て嬉しい限りじゃろうて。
何と、お主も随行の務めを。
やはりギュンターの跡を継ぐはお主となるのかのぅ。
[どこか嬉しげに何度か頷く。教え子の成長を喜んでいるようだ]
あい分かった。
随行としての知識もお主に授けることとしよう。
分からぬことがあれば遠慮なく聞くが良い。
[ 穏やかにかけられる声に、影輝王は思考から引き戻されたようだった。はっと深紫の瞳が見開かれる。しかし、声の主に顔を向ける頃には、先の様子は何処へやら、微かに笑みを湛えていた。
それ以上の驚きは見せなかったものの、普段の様子からすれば大きな違いだ。]
「……久しいな」
[ 幾年振りとも知れない逢瀬には、不足の言葉ではあったが。]
んー、オレの予定では、今頃はピアのウチの方に行ってるはずだったんだけどさー。
このカイショーナシの兄貴が、ねーさん怒らせて、随行役やってもらえない、って泣きついて来たんで、急遽里帰りってワケ。
[やれやれ、と肩を竦める、その後頭部に一撃が入り、体勢が前に崩れた]
「誰が泣きついたってんだ、てめぇ。てきとー語ってんじゃねぇ」
[義弟にイタイ突っ込みを入れた嵐竜王は、丁寧な礼をするエーリッヒに草色の瞳を向け]
「ああ、ま、よろしくな。
とりあえず、俺にはそんなにかたっくるしくしなくていいから」
[ひらひらと手を振りながら言う様子は、なんとも大雑把]
「……さて、そろそろ移動しねぇと、皇竜とその周辺がキレかねん。
話は、歩きながら、ってーことで、移動しよーぜ」
[そうして胸に手を当て、自負とも陶酔とも取れる雰囲気を出していたが、ふと何かに気づいたように面を上げると、]
あら。
[向こうから歩いてくる機竜王と──これまた見覚えのある顔。
検索───……該当。]
機竜王様に、………エーリッヒですか。
[その言葉は何やら、ほんの僅かではあるが嫌そうな声。
彼女にとって、懐かれるというのにどうにも違和感があるらしい。]
[ そんな彼であるから、子煩悩な樹竜王の事はさておいたようだった。構う余裕がないのか、これ幸いと無視を決め込んだのかは、傍目には見て取れないが。]
はじめまして。
[ 幼児の短き挨拶と、そっくり同じ調子で影は声を返す。]
わたしは、エレオノーレ。ノーラ。
あなたは、リーチェ?
―竜都―
[この男、逃げ足には自信があるのだが。
それでも水の流れるような速さには到底叶うはずもなく。あっさり足元から掬い取られ、全身に冷たい重みを感じぐへりと喉から息が漏れた。]
うおあっ!ナタっ!お前その移動やめぃ!びびるわ!
あーでも涼しくてちょっと気持ちいぃー……。
[水の冷たさが身体を包む心地よさ気に目を細めかけて。
はっと首を振る。]
まてまてまて。
いやほら俺は先を急ぐんで。
うちの姐さん…じゃない、命竜王に随行しなきゃならんしさ。
[と、逃げるに相応しい口実を口に登らせる。]
「まあ、なんだ。
立ち話は子供も辛いだろうし、
何よりそろそろ行かないと、煩いだろう」
[ 次ぐ言葉が思いつかなかったらしく、イズマルームは竜皇殿の内へと促す。]
そう、なんだ…て、わ、わわ!
[なんだか痛そうな疾風の義兄弟のじゃれあいを、目をぱちくりさせながら眺め、嵐竜王に声をかけられると]
はい!ありがとうございます。
[敬語のままだが、腰は折らずに笑顔を見せた]
あ、そうですね、そろそろ行かないと…
[しっかりと追いついた機竜王の姿をちらと見て、そのまま歩き出す]
―竜皇殿/回廊―
[エルザの緊張の気配に若焔に僅か視線を向け、青年は柔らかな雰囲気と声を紡いだ]
やはりそうでしたか。
ご立派になられましたね。
私は此度の虹竜王の随行者アーベルと申します。
あなたの事は旧知の友ギュンターから窺っていたもので、挨拶より先に声を掛けてしまいました。驚かせたならば申し訳ありません。
[視線を合わせないよう彼女の顎の辺りを見ながら小さく頭を下げて謝罪の意を示す。そうして会釈を返すザムエルが教え子達にかける言葉に耳を傾けた]
え、えぇ。もちろんちゃんとやってます。
[多少サボってる事は誤魔化しつつ、苦笑い。
されど、暫し前に古い鱗を脱ぎ捨ててからは、以前より飛躍的に成長しているようではある。]
…あ、エルザ?
久しぶり。
[師を挟んだ向こう側に見えた姿に目を細めた。
暫く見ないうちにぐっと大人っぽくなったなぁとか。]
『――嗚呼、此れは久方振りだ、命竜王殿。
相も変わらず美しい様で何より。』
[投げられる声に視線を向ける。王も仔も同様であったか。
足元の仔の髪へと指を絡ませながらとは言え、
笑みを浮かべるその様は翠樹の竜王である所以。]
『…主の随行は如何した。四方やお一人で来られた訳ではあるまい。』
……ってぇなあ……。
泣きついたのには変わりねーじゃん……。
[どつかれた辺りを摩りつつ。
追いついてきた機竜王に礼をして、歩き出す]
にしても、お前、すっげ楽しそうだなぁ?
[妙に浮かれているようにも見えるエーリッヒの様子に、どこか呆れたように問いかける]
あぁら。
貴方が逃げるから悪いんじゃないかしらぁ?
せっかく、生命と水は似通った属性なのですから、もっと懇意にしましょうよ。うふふ。
[言いながら、その首筋に口付ける。
その後の言葉には]
あら。
貴方も随行者としての使命を承っているの?
私も、何の冗談か、主様の随行者になのよ。
せっかくだから、一緒に移動しましょうかぁ?
[ナターリエの移動先に、ゆっくりと歩いてきた水竜王に目を向けると]
『……好きにしろ』
[と、小さな肯定の言葉が返ってきた]
…その苦笑は何じゃろうかのぅ。
[誤魔化そうとする様子をじと目で見やり。しかしダーヴィッドの雰囲気からその成長を感じ取る。故にそれ以上の問い詰めは起きなかった]
まぁ良い。
全くやっておらぬわけでは無いようじゃしの。
自慢と言われるようになりたいものですが。
まだまだ窘められるばかりです。
ありがとうございます。
[僅か苦笑を浮かべて師へと答えて]
アーベル様。
お名前を伺った記憶がございます。
こちらこそ失礼を致しました。以後もどうぞ良しなに。
[不安定に過ぎた幼い頃の記憶だからか、アーベルと出会った時の詳細を思い出すことは出来ず。
申し訳無さそうに頭を下げ返した]
…うん、リーチェ。
[影から同じ調子で返る言葉は、幼子の緊張を解いたか
父の脚へとしがみ付いたままだった腕が、僅かに緩む。
王の脚と仔の腕に挟まれたままだった私としても一安心だ。
…口にこそ、出しはしないが。]
ノーラは、リーチェと一緒?
ここに来た理由。
[相手と同様に注視したまま、仔はゆるりと首を傾ぐ。]
[歩きながら、やはりうきうきと辺りに集まる竜王達の気配を感じ取っていた青年は、疾風竜の言葉に頷く]
そりゃ、楽しいですよ!だって十五竜王勢揃いですよ?
こんな珍しい機会に立ち合えるなんて滅多にないじゃないですか。
こうしてティルさんにも会えたし。
―竜王殿―
「…ええ、本当に。」
[長いこと会えなかった事を、拗ね恨む気持ちが無いわけではなかったが。それよりも会えた時の喜びの方が勝った。
言いたかった事は多々あれど、今はこちらもその一言のみ。
極上の笑みを湛えて、月闇の傍らに命は添う。結い上げた黒髪から零れおちる一房が、さらりと肩を撫でた。
そして愛しき人の続けた職務的な言葉には、微か頷いて足を向けた。]
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