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光があるから、影がある。
ネロ殿はそれをご存知なのですよ。
意外と哲学的ですわよね。
[ そうカルロスに告げる。
その後にカレンの姿に気が付いた。]
カレン殿も…。
こんなに人が集まるなんて目立ったのでしょうか?
[ 首を捻りながら笑った。]
[先にロザリーを見たところに近く、
そこに二人の姿を見て、そばに降下する。
先ほどまでの様子はなく、いつもどおりの狐の面。]
おや、こんばんは。
[二人、オーフェンとラスに声をかける。]
[沈黙は重く、しかし口にした言葉は取り返せず]
無理に、動くな。
私が信用出来ずとも、ここで休むのには関係ないだろう。
扉は開けていく。いつでも好きな時に出ていくといい。
[言って、椅子を立ち扉へと向かう]
デートも知らんのか、お前。男として生まれて、人生の半分くらいを無駄にしているな、それは。
とんでもなく、ものすごく楽しいから、俺としては1度や2度や3度や4度、もとい100回以上することをオススメしたいね。
[質問には、考え込むように首を傾げ…けれど、]
それ…絶対に答えた方がいいのか?
[答えたくないような解答が、頭の中に浮かんだらしく言葉を濁した]
うん。そうだよ…でも…
[そうロザリーに言いかけたところで、カレンの声に気づき
手をぶんぶんと振って]
あは、不思議なの…かな?
そうかもね〜そうかもね〜独りのほうが多いもの〜不思議不思議〜♪
お、カレンちゃんもやっほー。今日も美人で何よりだ。
確かにこれは…不思議な組み合わせな気が、俺もする。
ああでも、この2人はもともと友達らしいし、それほど不思議じゃないんだそうだ。
[ひらひらと手を振り、そんな風に答える]
[広場に行くと言うアヤメに頷き、手早く戸締りをする。
元々出るつもりだったので準備は直に済んだ。]
では行くか。
………飯の礼に荷物くらい持ってやる。
[手を伸ばして荷を攫い、先に進む。
数歩進んで、後ろへと声を投げた。]
か弱いと言うのはいただけんが。
……聞くぐらいなら何時でも聞いてやる。
[ロザリーの言葉に]
こちらの方は、そんなに人が多くないから。それに二人の赤い髪は、遠くからでもよく見える。
光と、影?ネロとそんな話をしていたのか。
そういえば、このあいだも飛ぶことと落ちることが一緒だと言っていた。
あは。楽しいの?
ならするよ〜でーと。
[しかし、デートはなんなのかは知らないままでいることに当人は気づいておらず
言葉を濁す様子を楽しげに見ながら]
うん
あは、嘘嘘〜。
どっちでも〜どっちでも〜。あはは
おやおや、手篭めにでも?
[ラスを見て、わらう。]
家族ね。
それはいいことで。
――あァ、長老殿に話を聞いてきたんだが。
[聞きたいか? と、ふたりに問いかける。]
なるほどね…ガキの方が素直に世界を見てたりするらしいし、そう不思議なもんでもないのかね。
傍目には、全くそんな風には見えないが。
[本人を目の前に、さらりとそんな評価を]
…紅い髪は、結構目立つもんだよ?それが2人も居れば尚更ね。
もっと言うと、ロザリーちゃんの美しさは気品があって、遠くからでも一発で見分けられるしねー。
[残っていた茶を乾して、果実を平らげたラウルを肩に、外へ出る]
そこまで言わなくてもいいじゃないのさぁ。
[いただけない、との言葉にはまたむくれるものの]
ん……ありがとね、旦那。
[続いた言葉には、微かに笑みつつ、小さくこう返した]
友達は友達ですけどね。
あまり2人でいることはありませんし、やはり不思議だと。
[ 周りの反応にそう返す。]
嗚呼、髪の色ですか。
確かに私たちの色は目立つでしょうね。
探してもらう時には便利そうです。
飛ぶことと落ちることが一緒ですか…。
ふむぅ…哲学的ですねー…。
[ 理解したのか、そうでないのか。
とりあえず、その場に合うように相槌を打つ。]
[話を聞きたいといったなら、
その口から語られるはうその含まれたことば。]
そういう風に、疑っているんでね。
誰が親しいのかと聞いてみたんだ。
長老殿は――リディア嬢をうたがっているようだったが。
お前たちは、どうだと思う――?
[ネロに言われて]
うーん・・・ロザリーは、そもそもあんまり外に出ているのを見たことがないからなあ。自然、不思議な気分になるよ。
……ネロは、一人好きなのか?
[カルロスには]
ああ、そうなのか。仲良し?
[広場での二人の会話は聞き逃していたらしく、首をこてりとかしげた]
面白いところに友達が居るんだな、ロザリーは。
うむ、デートをするなら、まずは同い年くらいの好きな女の子を見つけねばならん。
[長々と講釈を垂れかけて、流石に女性の前でそれを言うのはどうかと、口を閉ざす。
言葉を濁す様子をなんでだか愉しげに見られている気がして、誰かを思い出したのが居心地が悪く]
…嘘、って、お前。どっちでも良いなら、パス1な?
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