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…はぁ…… …めんどいのに……レーグ…もっとでかくなれ
「無茶言うな。主」
[と、いいつつ、このままいくと誰かが落ちかねないのでやたらとけだるく起き上がる]
… …じゃブリジットが…ミリィ…?を……
「主…ブリジット殿は先ほど倒れかけて…」
…わーったよ。いちいち言うな
[めんどくさそうにしつつ、ミリィの背中に軽く触れて、呪をぼそぼそつぶやき、魔力をすこしこめて、ミリィの体に働きかけて回復力を一時期高めて]
[近寄る焔に気づく余地はあるや否や。
恐らくは、唐突に集中した異質な力の感触に一時気を取られ、気づく余地もなかったろうが]
……ちっ……。
[逡巡。だが、これに直接対処するよりは、と生み出した者の集中を乱すべく、二体の龍を舞わせる。
次いで、吹き荒れた氷雪の嵐には──]
……って、こら! 落ち着けっていうのに!
[自身は盟約龍の影響で大きくダメージを被る事はないが、暴走という状況は、色々といただけない]
……仕方ねえっ……!
[こちらも、選び取れるのは乱舞する龍による直接ダメージの行使。
取りあえず、気絶させるべくイレーネの後頭部に向け尻尾が一閃。
中空に浮かんだ龍は歌うよな咆哮を更に高め、暴走した氷雪を己が吹雪の内へと取り込んで行く]
はい、勿論です。
[鬼側2人にはにこりと微笑んで肯定し]
無理に魔法で癒すよりも食堂で何か食べさせてあげた方がいいかもしれませんね。
私も疲れちゃったので… 後はお任せします…。
[狼の背で子供に戻っているミリィを見ながらぽてんと背中の上に寝転がりそのまま*寝息をたてはじめたとか*]
普段から… …こんなじゃないのか…?
[退行という言葉に思わず聞く。なにせミリィのこの姿しか見てないから仕方ない。
その間レーグは極上の毛皮を提供しつつ鼻をひくつかせて食堂の場所を探しており]
…そだな。捕まるのもつまらんしな…
ま、気が向いたら追うが……ぁあ…待ち伏せしてるのもいたぞ。…んじゃまたな
[特に目的もないまま会ったことをライヒアルトに述べつつ食堂の匂いを察知したレーグに任せて歩き出す]
ちぃっ…!
[片や竜の咆吼、片や氷の嵐。
構成の途中、集中と魔力を絶やすことは術の失敗を意味する…
竜に対し茨を伸ばすことも出来なければ、氷の嵐に対し新たな壁を出すことも出来ない。
しかし…この状態で片方だけ防御して立っていられるのだろうか。
そう、ウェンデルは考えた。
その結果。術の完成を重視したのだった]
[しかし。
竜の乱舞の痛みですらも鈍くなるほどの低温度に、手の感覚が無くなっていく]
ぅ…
[だらり、と腕が降りれば、二人の周りに構成されかけた結晶の欠片も地面へと落ちて。
結晶が落ちるのを見れば、がく、と膝をついた]
だな…後は飯食わしたほうが早い
[とブリジットに頷きつつ眠りにつくのを眺めて]
お前の毛皮はやっぱ気持ちいいよなぁ
「それは主の自慢だからなっ」
[二人も背に眠らせながらも誇らしげにいう狼に鷹揚に頷きつつ食堂へとやたらと長いゆがみを辿りながら向かった]
普段はもっときっついよ。
[マテウスの問いにきっぱりと言った。その真剣な眼差しは発した言葉の信憑性を深めることだろう]
気が向いたら、なんだ。
ブリジットと違って積極的じゃないんだな。
っと、待ち伏せしてんのもやっぱ居るのか。
まぁ来たら逃げるかやり返すだけさ。
[そう言葉を返して歩き出すレーグはその上の住人達を見送る]
あ、ら〜い〜。げるだのかんげんにまどわされちゃだめ〜。こっちこないとあぶないよ〜。
[すでに半分夢の中の状態で、軽くゲルダを悪者にしたりしながら、*夢の中へ落ちていった*
なお、寝言は色々といっていたりする。ライの幼い頃の悪事とかゲルダの悪事とか(悪事だけ)]
[そんな使い方をして長くもつはずがない。
結晶となろうとしていたものは、制御者からの力を失い氷雪に巻き込まれるが。
嵐を掻い潜り飛んでくる龍に気付ける余裕は皆無]
……きゅう。
[魔力放出に集中しきっていれば当然身体は無防備。
的確な位置に振り下ろされた尻尾によって脳内に星が散った。
もう一体の龍に取り込まれる分もあり、嵐は急速に静まってゆく。
最後の雪が消えると同時に、ぺちょ、と前のめりに倒れた]
…きついのか…
[寝言を言ってるミリィをみながらぽつり。
そしてなんだかライヒアルトがミリィを抱き上げてたとかいう声が少し聞こえながらも、食堂へとやたらとわけのわからない歪んだ道を辿って向って]
―食堂―
結局もどるのはここだな…動いてだれた…とはいえ引き取るっつったし…レーグ
「……承知……」
[戻って一息。ソファを一人で占領する大男を横に、狼はせっせと、二人を下ろせれば、食事を作りにいくだろう。レバーとかそういうのをつかったのを
やっぱり狼は今日も今日とて*胃薬をかかさない主夫なのであった*]
諫言て。
俺が鬼役ってのもすっかり忘れてるな。
[ミリィが残して行った言葉に少し呆れ顔。血が頭に回ってないんだろうなぁと思いつつ、気分を入れ替えて]
さて、と。
そんじゃ俺らも移動するとすっか。
[話をしている間、周囲に気を配っていたゲルダに振り向き声をかける]
問題は歪みに足を踏み入れたら運が良くないとばらけるってことだなぁ…。
一緒に行動する時だけは俺の開いた扉から移動するか。
あれだったら俺の力が作用してるから、行き先が指定出来なくても一人くらいなら同じ場所に一緒に行けると思うんだ。
[説明をしながら右手を中空へと突き出した]
-開け次元の門
-我が盟友を介しその扉を開け
[扉を押すような仕草。開く次元の扉。空間の歪みに似ているが、その流れは少しだけ統制が取れている]
さ、行こうぜ。
[そう言ってゲルダに手を差し伸べた。何気ない仕草。はぐれる心配がないのにそうするのは昔の癖だろうか。自分の手に乗せられたゲルダの手を握り、開いた次元の扉の中へと入って行く]
[絡み付いていた力の結晶が零れ落ちるのを横目に見つつ。
暴走が静まる様子に、ほっと安堵の息を吐く]
……やれ、やれ……危なっかしいったら、ないな。
[人の事は絶対いえない一言を呟きつつ]
ラヴィ、戻れ……異界龍・結。
[咆哮していた龍に向け、手を差し伸べる。
歌うよな声は静まり、五体の龍は一体に戻り、左の肩に舞い降りた]
……さて、と。
一応、最低限の回復は、しておくか……後は、委員会の連中に連絡して、と……。
『……自分の治療も、なさいね?』
[水晶龍からの突っ込みに、わかってる、と言いつつ浮かべるのは、苦笑い]
[『魔本』をめくり、異界の力を治癒のそれに変えて引き出す。
精神力付与の術もなくはないが、自分の消耗を考えると、それはさすがに遠慮したい所で]
……ま、後は外の連中に任すか。
にしても、何だって、暴走なんか……?
[緩く首を傾げつつ、ふと零れたのは素朴な疑問]
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